芥川「今の動きは中々良かった
しかし所詮は愚者の蛮勇云っただろう
僕(やつがれ)の黒獣は悪食凡るモノを喰らう
仮令(たとえ)それが空間そのものであっても
銃弾が飛来し着弾するまでの空間を一部喰い削った
槍も炎も空間が途切れれば僕(やつがれ)まで届かぬ道理」
敦「な……」
芥川「そして僕(やつがれ)約束は守る」
敦さんの片足が吹っ飛んだ
羅生門の力が強くなり更に首が絞まる
その時パキ,という音が聞こえた
芥川「何ッ……」
敦さんは虎になり壁にへばりついていた
芥川「そうこなくては」
雄叫びをあげて虎は芥川に襲い掛かる
芥川「羅生門」
羅生門が虎に食いつき抉れる
しかしボコボコと音を立てて再生した
芥川「再生能力!
しかも之程の高速で__!」
樋口「芥川先輩!」
芥川「退がっていろ樋口
お前ではでは手に負えぬ」
虎は芥川に襲い掛かる
芥川「疾いッ」
羅生門を発動させたが芥川は壁に吹き飛んだ
其の衝撃で羅生門から逃れる
其の際に背中を強打して蹲る
樋口さんは銃を拾った
樋口「おのれ!」
虎に銃を放つがパラパラと弾が落ちる
樋口「銃弾が通らない……!?」
虎は樋口さんを見た
ふと太宰さんの気配がして安心した
僕の意識はフッとなくなった
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