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僕は翌日に目を覚ました
如何やら探偵社まで運ばれて医務室のベッドに寝かせられたようだった
ドアを開けると国木田さんや乱歩さん,賢治君や与謝野先生といった面子が居た
『お,おは…よ…う…!』
与謝野「おはよう冬美
随分と眠っていたねェ」
乱歩「あ,やっと起きたの?
遥華はもう起きて太宰を探しに行ったよ」
もうお姉ちゃん起きてたんだ…
乱歩「…そこに居ると危ないからこっちにおいで!」
僕は乱歩さんの云っている意味が分からなかったけど乱歩さんの云う事は間違いが無い
てくてくと乱歩さんの側に行く
するとドアが吹き飛んだ
国木田「何ッ……」
広津「失礼
探偵社なのに事前予約(アポイントメント)を忘れていたな
それからノックも
大目に見てくれ,用事はすぐ済む」
ポートマフィアだ
僕達に襲い掛かる
しかし…綺麗に返り討ちに遭っていた
敦「やめろっ!」
敦さんが扉を開けた
中島敦が見たもの…それは…
初老の男性を投げ飛ばす国木田独歩
鼻に絆創膏をつけた青年にジャーマン・スープレックスを喰らわせている如月冬美
気絶した黒蜥蜴の山に座って興味深そうに銃を見ている宮沢賢治
楽しそうに談笑している江戸川乱歩と与謝野晶子
であった__________________________
立原「(女子の胸が当たって…!?
ある意味幸せかもしれな)ゴギッ
ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
何だろう,変な事考えられた気がする
(ジャーマン・スープレックスしたまま関節技をかました)
国木田「おお帰ったか
勝手に居なくなる奴があるか
見ての通りの散らかり様だ
片付け手伝え」
国木田さんは恐らく初老の男性の腕を折った
広津「ぎゃああああああ」
賢治「国木田さーん
こいつらどうします?」
国木田「窓から棄てとけ」
国木田さんの其の言葉に賢治君は返事をして窓から投げ飛ばした
国木田「これだから射撃は厭なのだ
備品の始末に再購入
どうせ階下から苦情も来る
業務予定がまた狂う
しかしまあこの程度,いつものことだがな」
しょうがない
探偵社のお金のためにも人肌脱ごう
『{物よ,あるべき処へ戻れ
壁よ,あるべき姿に戻れ}』
散乱したものが元の場所に戻る
壁のヒビが綺麗さっぱり無くなる
乱歩「国木田くーん
僕そろそろ“名探偵”の仕事に行かないと」
国木田「名探偵?ああ
例の殺人事件ですか」
あれ,まだ解決してなかったんだ
とっくに乱歩さんが足早に行って解決してるかと…
乱歩「そう
警察がね,世界最高の能力を持つこの名探偵
乱歩さんの助言が欲しいって泣きついてきてさ」
そう云い乍ら乱歩さんは机の上に立つ
ならお姉ちゃんは世界最強だね!(此奴も最強ってか此奴の方が最恐)
国木田「こいつに手伝わせます
とりあえずおりてください」
ちょんちょん,と乱歩さんをつつく
ジッと見つめる
乱歩「ついていきたいんだね!
指文字で伝えてくれてもよかったのに!」
今度からそうしますね,と指文字で伝える
乱歩「それで良い」
ふと敦さんに目を向けると泣いていた
『おかえりなさい』
そう云えばまた泣いた
敦「ただいま…!」