注意
・赤桃
・桃さん女体化
・nmmn
・R15
赤side
現在7時を回る頃。
ぴゅーぴゅーと寒い風が吹く藍色の空の下、3ヶ月前に家の前で拾った女の子、ないちゃんと買い物帰りの夜の事。
拾ってきたと言っても、俺の家の前で雨に打たれて座り込んでいたのを家に招いたら何故か成り行きで一緒に同棲することになったわけで、消して誘拐とかそういうのじゃない、たぶん……。
最初は警戒心が強かったものの、今では手を繋いで歩くほど懐かれている。
り『今日はお風呂沸かさないと風邪ひいちゃうかもね』
な『じゃあ私洗っとく!りうらはご飯作ってね』
り『もちろん!』
りうらが作るご飯美味しいんだよね~なんてにこにこしながら言われたらおもわずドキッとだってしてしまう。
恋心が芽生えたのはつい1ヶ月前。
朝隣のベッドで寝ていたないちゃんの顔があまりにも可愛くて可愛くて。
理性が働か無くなりそうなほどの破壊力に一瞬自我を失いかけたのが始まり。
そこからは意識してしまい、あまり顔を見られない日々が続いたものの今はまた元に戻りつつある。
な『あ、そういえば可愛いバスボム買ったんだよね~♪』
り『へーどういうの?』
な『なんかね~、きらきらするんだって!』
り『きらきらするの?かわいいじゃん笑ないちゃん好きそう笑』
な『うん!だから買っちゃった♪』
ほら!なんて袋から包みに包まれたバスボムを見せられる。
暗くてよく見えないけど、街頭に照らされるそれは確かにキラキラ輝いていた。
な『かわいいでしょ笑✨』
り『うん笑可愛い……((にこ』
な『っぁ、/』
突然黙ってしまうないちゃん。
どうかした?なんて顔を覗き込もうとするとぐいっと肩をおされて遠ざけられる。
な『だめ、..っいまだめ!//』
り『う、うん?そうなの……?』
よく分からないけどだめと言うならしつこくしても嫌われるだけ。
素直に遠ざかった。
な『っぅ”、りうら、?』
り『うん?』
な『んぁ、/// や、やっぱりなんでもない!///』
り『そう?』
さっきから変だけど、ここで理由を聞くとまたこの前みたいにもっと気持ち理解して!って怒られそうだからやめておこう。
風で乱れてしまったコートを整えながら家路をたどった。
な『ぁ、あの、りうら…ッ』
り『はぁい?』
ご飯を食べてお腹も満腹になり、あとはお湯が張るのを待つだけというところまで来た。
テレビを見ながらぼーっとしていると後ろから肩を叩かれる。
な『ぅ、えっと…そのっ///』
頬をピンクに染めながら口をモゴモゴさせる。
片手には先程のバスボムを握っていた。
り『なに?どうかしたの?』
な『んぅ、/…えっとね…り、りうら、』
り『うん?』
な『おふろ、ッ一緒に入りたいなぁ、って////』
蚊の鳴くような声でそう告げられる。
一瞬言葉が理解できなくて ん???ってなるけど、聞き間違いではなさそう。
り『お風呂入りたいの?』
な『ぅ、うん…///』
り『そっか笑いいよ笑』
り『じゃあ先にないちゃんから入る?終わってから俺呼んで?』
な『わ、わかった!//』
ちょうどお風呂が沸いた音楽がモニターから流れる。
すると小走りで去っていってしまったないちゃん。
恥ずかしそうな顔も可愛かったなぁと思い返す。
俺とお風呂が入りたいがためにあんなに勇気を出してくれたこと、とても愛らしく感じる。
好きな女の子と入るお風呂で失態を犯さないように細心の注意を払って入らねば…。
な『んゎ、きれぇ…✨』
り『ほんとだ、きらきらしてるね笑』
シュワシュワと音を立てながら崩れて溶けていくバスボムを、輝いた目でみつめている。
まだ頭を洗っている俺に みてみて!なんて言って浴槽から顔を出すないちゃんは大変かわいい。
な『りうらみて!おもちゃでてきた!』
り『お!おもちゃ入ってたんだ笑』
な『うん!かわいぃ…♪』
さっきまであんなに恥ずかしそうに縮こまっていたのに、バスボムを入れた瞬間いつもの元気なないちゃんに戻った。
嬉しそうにするから買ってあげてよかったなと思う。
ないちゃんと会話をしているうちに気づけば身体が洗い終わり、1番難関の”一緒にお風呂に入る”がそこまで迫っている。
1人でもじもじしててもキモイし、かと言って何も気遣わずにズカズカ入るのも何か違う気がする。
どうしたものかと思っていれば不思議そうな顔したないちゃんがこてんと首をかしげてこちらを見ていた。
な『どうしたの?入らないの?』
な『もしかしてきらきらやだった…?』
り『あ、いやそういう訳じゃなくて、!』
眉を八の字に下げてそう言う。
ないちゃんは気にしてないみたいだし、入ってもいいのか…?と思いつつ、このままでは泣きそうな顔になってしまいそうなので片足を湯船に突っ込む。
な『へへ、りうらのために今日はいつもより綺麗に洗ったんだよ』
り『そうなの?嬉しいなぁ笑 りうらのためか…』
ないちゃんの素直な言葉に頬が緩む。
内心可愛いなぁと思いつつ、浴槽にしゃがみこむとザーッとお湯が流れ落ちた。
な『ぅ、ちょっとせまいね…』
り『でも一緒に入りたかったんでしょ?笑』
な『それはそうだけど…ッ!//』
俯いて照れている横顔が目に入る。
するといやでも視界の端に移るのが真っ白い肌。
着痩せするタイプなのか分からないが、洋服を着ていた時より胸が幾らか大きく見えた。
って、どこ見てんだ俺はと自分自身にツッコむ。
な『ぅ”~…もうちょっと広いかと思ってた…』
り『案外狭いもんだよね笑』
ないちゃんと会話している最中も心臓はバクバクなっていて鼓動が収まらない。
すると無口になっていたのか、また心配そうな顔で俺の顔を伺う。
な『りうら、なんか変…?』
り『へ、へん?なの俺?』
な『うん、なんかいつもより喋らない…』
悲しそうな顔も今は眩しすぎて見れなくて、間違えて一線を超えて犯してしまいそうで。
それが怖い。
『襲っちゃうよ』
な『ぇ、?』
り『これ以上可愛いこと言ったらベッドに放り投げて犯すからね、わかった?』
な『へ、ぁ…ぅそのッ///』
プシューっと空気が抜けたみたいにへなへなになっている。
それを横目に浴槽から立ち上がった。
り『じゃあ、のぼせそうだからもう上がろうかな笑』
り『出たらぎゅーしながら映画見ようね笑♪』
な『ぇ、あうん…?』
混乱した様子で俺を見上げる。
一見付き合っているかのような会話だが、否、付き合っていない。
こんなに可愛い女の子と2人でお風呂なんてカップルかよなんて思われそうだが現実そうもいかない。
告白する勇気もないし、今はまだこのままの関係がちょうどいい。
り『じゃあ、また後でね』
な『は、はい!//』
な『ッぁ、ぅりうら、…』
り『ん?なぁに?』
な『ううん、やっぱりなんでもない!!//』
り『?』
ガチャっと扉を開けて風呂場から出る。
身体をふこうと下半身のタオルを外すと盛っていたことに気づき、ため息をついた。
いやだって可愛すぎるのが悪いじゃん……?
ちゅるちゅるしたピンク色の唇とふわふわした谷間。
あんなの見るなって言う方がおかしい。
思い出しては唸り、一緒にお風呂に入ってしまった自分を責める。
第一誘われた時点でホイホイと返事してしまったのも悪いのではないだろうか。
そもそもの話なんで一緒にお風呂なんか……?
考えることは山ほどある。
好きな女の子の身体となれば尚のこと。
あんなに女の子ってもちもちしてるんだねなんて相も変わらずな感じだが。
身体の水気をタオルで取って服を身にまとっていく。
びしょびしょに濡れた髪の毛をドライヤーで乾かそうとコンセントをプラグに差し込んだところでガチャっと浴室の扉が空いた。
思わずビクッと肩が反応する。
な「ぅ、ぁりうら…」
り「なななないちゃん、どうしたの?」
な「え?」
まずい、
どうした、なんてそりゃ逆上せるから出てきたに決まっているだろう。
1人で勝手に取り乱している俺を他所に少し眉根を寄せながらないちゃんが口を開いた。
な「あの、えっとちょっと体拭くからリビングで髪の毛乾かして欲しいなぁ、なんて」
り「えっ、あ、あぁッごめん!…リビングで待ってるね笑」
矢継ぎ早にそう告げてコンセントを乱雑に抜き取る。
気まずそうに はは、なんて乾いた笑い声をあげた俺に同調してないちゃんも笑う。
何だこの空気。
な「ふぅー、ぁりうらさっきはごめんね」
り「え?なんで?」
カチッとドライヤーの電源を落として申し訳なさそうに言ったないちゃんに首を傾げる。
り「うん?なんで謝るの?」
な「なんでって……だってりうらさっき悲しそうな顔してたから…。なんか言い方悪かったかなって」
り「そんな事ないよ!りうらもごめん、なんかないちゃんと居るとそわそわしちゃって…」
な「ぇ、ぁう…それって/」
真っ赤に頬を染めて床を見つめたないちゃん。
服の裾をぎゅうっと掴んで何か言いたそうな顔してる。
床に座っていた腰をあげてないちゃんの元まで歩いていく。
頬をスルッと撫でて俺より10センチ程下にいるないちゃんに疑問をぶつけた。
り「顔赤いよ?逆上せちゃった……?」
な「ぇあぅ、そういう訳じゃなくて、ッ」
口ごもってその先の言葉を紡がない。
何故、なんていくら考えようと分からなかった。
悶々としていたらす形のいいピンク色の唇をそっと開いてそう、呟いた。
な「すき、っ」
り「ぇ、」
弾かれたように瞬きをする。
するとないちゃんが俺を見た。
キラキラとした光を蓄えた綺麗な瞳を上目遣いしてもう一度、ゆっくりと先程の言葉を紡ぐ。
な「前から、ずっと好きだった」
り「ぁ、ぇっと……ッ」
こんなことでタジタジになっている自分が情けなく思う。
ないちゃんは勇気をだして言ってくれてるはずなのに。
意を決して、ないちゃんの白い腕をそっと掴んだ。
そのまま恋人繋ぎまでもっていってするりと細い指と俺の少し太い指が交わる。
り「ありがとう……っ、俺も。好きだよ、ずっと前から」
にこっと笑いかけると泣きそうな目で笑ったないちゃんとどちらからともなく抱きしめる。
濡れた髪先にちゅっと口付けて、お互いの鼓動を感じて結ばれた赤い糸はこの先も途切れないように。
その日の夜⬇️
最初に言いますなっちゅのあの青組ちゃんの「君に恋する世界線」に影響されて書いたものなので若干表現似てますごめんなさい😭
・※R15
り「んで、結局誘うためにお風呂入ろって言ったの……?」
な「ぅ、”~ッ……そ、うです……」
呆れたように言う俺をちろりと見やってから恥ずかしそうに唸る。
り「別にいいんだけどさ……その、誘ったんだから準備はできてるよね」
な「え、?んぁ、ッぅ、”ふっ…」
ふにっと柔らかい胸をそっとつつくと声が漏れた。
ハッと口を抑えるももう遅い。
り「感じてるんだ、ふーん」
な「なっ、// さっきまで優しかったのにッ……!ドS!!」
り「なんとでもいいな~笑」
楽しそうにそう笑うとぐぬぬ、と歯を食いしばる。
そのまま勢いで押し倒してしまうとまた可愛い声を上げた。
それがどうしようもないぐらいに愛おしくて愛おしくて。
閉じそうになった股の間にすっと足を入れて閉じれなくする。
な「な、ぁ”ッ♡ぅ”んぁッ……/」
り「ふふ、服脱がすよ」
な「ぁや、恥ずかしっ……ぅう”~~ッ♡//」
白く透き通った肌が露になると恥ずかしそうに顔を腕で覆った。
思っていたよりも勢いよく下着から出たそれに少しだけ目を見開く。
り「ふ、ふふ…きれぇだね」
な「ぁ、ぅやっ…見ないでッ……//」
り「じゃありうらも脱ごっか。これで一緒だよ」
スルッと自分が纏っていたものを全て脱いでからないちゃんのもひとつずつ丁寧に剥いでいく。
最後のショーツに手をかけた時、ないちゃんが手でそれを制した。
な「や、恥ずかしぃ……ッ//ぅぁ、……っ」
り「大丈夫、綺麗だから。俺に全部見せて?」
な「ん、ぅ……っぁ…ッ♡」
こくっと頷いたのを見てから脱がした。
白いシーツに映える透き通った身体は触れたら消えてしまいそうな程の儚さで、ゴクリと息を飲む。
うぅ~っと唸りながら脚をすり合わせて顔を真っ赤に染まらす彼女に大丈夫だよ、とまた無意識に呟いた。
り「俺の事、怖い?」
な「んん…怖く、ないよ…っ」
り「んー、電気消してるからあんまり見えないんだけどなぁ……」
な「好きだから、見られるの緊張しちゃうの……/」
り「は、っ……」
殺傷力激強な言葉しか吐かないな本当に。
そんな殺しにかかっているないちゃんのその凶器の元凶とも言える唇をそっと塞ぐ。
ちゅっと軽い音を立てては離れて、またキスを落として。
何度も重ねたキスはガラスのように鋭く儚い。
り「ッ、はっ、ぁ……」
な「んぁ~ッ……ぅ”…っ♡」
酸素が頭に回らなくなってきた頃にはどちらの唾液か分からないぐらいに乱れていた。
瞳孔にハートを宿らせて何度も何度も求める姿に興奮を覚え、我ながら少しやりすぎてしまったと自覚する。
息も絶え絶えで気持ちよすぎて言葉も出ないないちゃんを見やった。
り「まだいける?もう辞めようか……?」
な「やぁ、ッ…//まだできるッ……」
そう言うとツーっと胸板を撫でられた。
少し弄ばれているようでむっとするもぶっちゃけ可愛いからなんでもいい。
そんな小悪魔の腕を上にあげて拘束する。
そのまま唇、首、鎖骨まで舌を運んで胸の中心をペロッとひと舐めした。
またもや甲高い声を上げるないちゃんに心臓がぎゅっと締め付けられる。
な「ひゃ、ぁう♡♡”ッ……ぅん”ぁッ…///」
り「きもちーい?」
拘束していないもう片方の手でたわわな胸を揉んで、唇で胸の突起を貪る。
ようやく緊張がが解けてきたのか ふふ、なんて微笑む。
な「ぅ、ふふッ……りうらぁ…///?」
り「ん~?」
な「私、幸せかも……ッ/」
そうやってにこっと可愛らしく笑ったないちゃんまたまた胸の奥をガシッと掴まれたのは内緒だ。
『誘ってる?』END
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡2000
コメント
9件
今忙しいのでまた感想は書きますけど… ありがとうございました最高です💕✨
いやぁ、神ですね