「 三 . チーム内紹介 」
チームV とやらのチームに入っている凪さん 。
ここに来て私と話すまでの間も 、
彼はめんどくさそうにして
何事にも無関心 … と言ったら失礼だろうか …
とにかく興味を示さない 。
やるのはスマホゲームのみ 。
ながらスマホをしているが危機管理能力が高いのか
障害物にも当たらなければ人にもぶつからず
適度な距離で歩いている 。
そして少し歩けば
「 着いたよ 」 と一言 。
ドアの前からでも楽しそうな声が聞こえてくる 。
自動ドアで開くと 、 紫髪の男の子 、
紛れもなくあの大企業の息子 、
御影さんがいた 。 その隣にはいかにも賢そう
で 、 サッカーなんてしなさそうな男性 。
腕の所には順位が書かれているらしく 、
今の所この中でサッカーが上手いのは賢そうな男性
その次に御影さん 、 その次に凪さん 、
という順番になっていた 。
御影さんが私の方を向き 、
変な物を見るかのようにじっと見られていた 。
すると凪さんの方から 、
「 この人はこころ 、 新しいマネージャー 」
そう発した 。 しかし 、 私は 、
マネージャーなど 、 話した覚えがない 。
「 なんで私がマネージャーってこと知ってるんですか … ? 」
凪さんに聞いてみると 、
「 まあ 、 噂になってたし 、 ? 」
とスマホゲームをしながら答えられる 。
噂 … ? と 疑問に思っていると 、
御影さんが口を開き 、
「 俺は御影玲王 。 よろしく 。 」
知らない奴はいないだろうが 、 とも言いたげな
表情で挨拶してきた 。 なんかムカつく 。
そして 、 賢そうなメガネの男性が口を開く 。
「 俺は剣城斬鉄 。 関係仲は良好に築いて
いけたらなと思う 。 よろしくな 。 」
と言った 。 かしこまった人だな ~ なんて
思っていたが 、 途端に 、
「 関係仲を良好に築く ~ ??
バカ斬鉄のくせに ~ 」 と 御影さんが一言 。
え ? と思いながら凪さんに目を映すと
「 関係仲とか 、 良好とか 知ってたんだね 、 意外 、 」 と一言 。
二人とも本当に驚いていて 、 目を丸くしている
そうしていると 、 剣城さんが口を開く 。
「 俺だって少しは勉強してるからな 。 」
と 、 ドヤ顔で言ってくる 。
「 いや 、 それ 常識だからな ?? 」
と笑いながらも辛辣に剣城さんに言う 。
あんなに賢そうなのに … 、と思っていたが
御影さんが私の耳元で口を開く 。
「 バカ斬鉄は伊達メガネだから賢くないぞ 」
と一言 。
「 えっ 」 私は動揺を隠せなかった 。
一つは剣城さんが伊達メガネだったということ 。
もう一つは御影さんが耳元で喋ってきたこと 。
私は動揺と驚きのあまり部屋から出てしまった 。
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