※二次創作
※ご本人様とは一切関係ありません
※素人の書いた文章ですおかしいです
※エセ関西弁
※mcとfwで付き合ってます
今日はもちさんの学校の文化祭に来てる。
俺も高校時代文化祭やったなぁ、なんて懐かしみながら廊下を歩く。もちさんのクラスでは定番のお化け屋敷をやっているらしい。あと少しで当番終わるから適当に回っててと言われたものの、早くもちさんのとこ行きたい。おそらく俺が行っても忙しくて相手出来ないからというもちさんなりの配慮なのだろう。歩いてれば生徒から向けられる視線、連絡先を聞いてくる女子を軽くあしらってクラスを見て回る。
「はぁ…」
「あの!すいません!」
「え、俺?」
「はい!あの、クラスの出し物でメイド喫茶をやってて、接客させようと思ってたやつが体調不良で休んじゃって、」
「そ、そんな慌てんとって…」
「代わりに手伝って貰えませんか?」
「え、俺?男やけど」
「すごいかっこよくて美人な方だなと思って、女子は裏で料理作って男子はメイド服着て接客、みたいな」
「まぁ、すこしならええけど」
「ほんとですか!ありがとうございます!!」
まぁ、まだもちさんから連絡来ないし大丈夫っしょ。すこしって言ったしな。
「助っ人連れてこれた!」
「マジで!?」
「どーもぉ」
「ええ!お兄さんめっちゃイケメン!」
「まだ全然高校生行けるっすよ!」
「まじ?俺28なんやけど」
「全然行けるっす!」
「そお?」
「あの、お兄さんこれに着替えて来て貰ってもいいですか?」
「じゃあ着替えてくるわあ」
良かった。スカートが膝くらいで。これミニスカだったら俺帰ってた。接客とか得意過ぎて。俺の仕事やしな。もちさんからまだ連絡は来てないし、行くか。
「どぉ?」
「めっちゃ似合ってます!」
「俺全然いける!」
「にゃはは」
「おにーさん、接客お願いします!」
「っしゃ行くかぁ」
男がメイド服着てるとこに普通に来るんやなー、まぁ面白がって見に来たやつもいるみたいやけど。
「ふぅぅ、おかえりなさいませ!ご主人様♡」
「めっちゃイケメン…」
「こちら席へどうぞ!」
「おにーさーん!オムライス、3番テーブルにお願いします!」
「はぁい」
「すぅぅ、失礼します♡オムライスです!」
「えー!めっちゃイケメン!」
「それな!」
「美味しくなる魔法、かけちゃっていいですか♡?美味しくなーれ♡萌え萌えきゅーん!」
「えっなんか美味しい!」
「ありがとうございました!」
「はぁ、」
「お兄さんめっちゃ接客上手いっすね!けど、大丈夫ですか?」
「…しい…」
「え?」
「…っ恥ずかしい!!」
「めっちゃ可愛かったですよ!」
「俺も魔法かけられたいです!」
「そんなこと言ってくれるなんてありがとう」
まじで恥ずい、消えたい。ここの高校生ってああいうの平然とやんの?やばいってぇ。
「はぁ…」
「お兄さん、まだ接客いけます?」
「ああ、行ってくるよ」
「あの!」
「はい?」
「一緒に写真撮って貰えませんか?」
「写真?うーん、まぁ1回だけなら…」
「やった!ありがとうございます!」
「剣持ー!」
「なに?」
「これみて!この高校の奴らのインスタにさ、メイド服着たどこぞのイケメンがすごいアップされてんの!」
「メイド服着たどこぞのイケメン?」
「この人!」
「っは、ねぇこのクラスどこ?」
「え?剣持興味あったの?」
「早く教えてください」
「はぁ看板持ちながら歩くのも疲れたな」
すごい迫られた…まじで疲れるな。俺は人気のない校舎の階段で休んでいた。ちょっと、休憩したら看板持ちながら戻るかぁ。
「お!いんじゃん!しかも1人で」
「んぁ?」
「うわーマジ顔良いじゃん、男のメイド服なんて趣味じゃなかったけどコイツはイけるわ」
「なんやアンタら」
「しかも関西?刺さるわぁ」
なんやコイツら。気持ち悪い。さっさと帰った方が良さそうだな。
「じゃあ俺まだ仕事あるんで」
「ちょっと待てよ、少しは相手しろよ」
「しつこい、そういうのやめた方がええよ」
「なんだと?」
「っい゙ッ、なにすんねん!」
急に押し倒された。学生時代に先輩に食われたときのことが頭によぎる。忘れたかった。あんなこと。けど、複数人、人気のない場所、あの時と条件が揃ってしまっている。押し返したいのに、力が入らない。こわい。やだ。
「大人しくしろ!」
「大人しくしてりゃあ痛くはしないからよ」
「いやっ、いやや、やめてッはなせっ」
「そいつの手抑えろ」
ふわっちに連絡が繋がらない。さっきから電話してるのに出ない。メッセージも送ったのに。ふわっちの身になにか、あったんじゃないか。そのメイド喫茶には今いなかった。看板を持って校内を回っているらしい。でもいない。人だかりもない。生徒に聞き込みをしながら探しているけど、見つからない。くそっ。
「あの!この写真の人見てませんか?」
「あーその人ならあっちの校舎に…」
「ありがとうございます」
頭の中で瞬時に今の状況を整理する。人気のない校舎、連絡の繋がらないふわっち、ネットで写真を上げられていたふわっち、まさか。
ほんとに嫌な予感しかしない。急がなきゃ。
助けを呼べないよう、口を押されられた。
服もはだけてるし、もうだめだ。こんな人気のないとこに助けなんか来るわけない。もちさん、ごめん。俺馬鹿だった。
「ふわっち!」
「あ?」
「も、もちさん」
「何してるんですか?」
「ちょっと遊んでやってただけだよ」
「警察呼びますよ」
「チッ、行こうぜ」
「ふわっち!大丈夫?」
「ありがとう、もちさん助けに来てくれてっ、どしたん?もちさん」
「よかった、ふわっちが無事で…」
もちさんに抱きつかれた、あー、落ち着く。嬉しかった。助けてに来てくれて。俺がこんな場所にいたから、多分校内探し回って、たくさんに人に聞きこみして来てくれたんやろなぁ。てかもしかしてもちさん、泣いてる?
「ぐすっ」
「え?もちさん泣いてる?」
「泣いてません」
「いや嘘つかないでよ」
「ついてません」
「つーかもちさん、俺だけは媚び許してくれるよね、許してくれないときもあるけど」
「ふわっちが可愛いと僕が嬉しいから」
「そっかぁ、じゃあこれからも可愛く行くわあ」
「メイド服、似合ってるよ。かわいい…」
「え、ありがとう」
「スカートの下どうなってんの?」
「ちょ、もちさん!」
「あ、ガーター」
「だって下がってきちゃうんですもん! 」
「そうだ、僕にも言ってよ、ご飯を美味しくする魔法」
「いやっ、さすがに恥ずいっす!」
「1回だけ…」
「くぅぅ、お、おいしくなーれ♡萌え萌えきゅーーん………」
「かわいいね」
「もう、恥ずいってぇ!」
「でもそれお客さんに言ったんでしょ?」
「ウッ」
「今度家来たときやってよ」
「もちさんの頼みなら…、あ俺そろそろ戻らないと」
「もう僕仕事ないから一緒にクラス戻る」
「え?いーの?やっちゃ」
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