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Yun
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洗濯物の軽さが自分みたいとか、要らなくなったら捨てるとか、やっばり心情描写が繊細で好き💞
うわあああ第2話、最高だったよおおおお😭💕💕 元貴くんの「どうせ俺は捨てられるんだ」って心のクセ、めっちゃ刺さった…若井さんの優しさに触れて「この人は違うかも」って期待しちゃう感じ、甘くて切なくてもう胸がぎゅってなったよ🥺 コインランドリー出会いから始まる恋、雨が上がって心も軽くなるラストがとても良かった!ふたりの距離が縮まっていくのが尊すぎて叫びたい…はるかぜさん、続きも楽しみにしてるよ〜🌸✨
おにーさん、改め若井の家は本当にコインランドリーから近かった。
それでも強くなった雨で濡れた僕は寒く感じて若井が貸してくれたバスタオルを頭から被り包まっていた。
若井の部屋は男性の一人暮らしって感じでこじんまりとしていて、けど綺麗にしているところを見てその性格を伺い知れた。
自分も濡れたはずなのにタオルでさっと拭いてすぐに何飲む?なんて聞いてくれる彼の背中に思わず手を伸ばした。
「···なんだか少し寒くなっちゃった」
「···確かに」
手をまわしてぴたりとくっついた背中は一瞬冷たかったけど、すぐに僕の体温と若井の体温で温かくなる。
雨の音が遠くに聞こえる静かな部屋ではとくとく、と少し早い心臓の音がしっかりわかった。
「やっぱり口説かれてるね、俺」
冗談ぽく笑った若井の手が僕の手を包みこむ。
優しくてさらりと部屋になんか誘って手を繋いで···けどその行動にいやらしさなんて感じないところを見るとナチュラルなたらし、なんだろう。
駆け引きとか、欲とかじゃなく。
ただ思い遣りで優しくできるひと。
僕とは違うところにいるひと。
「···うん、好きになっちゃいそう」
たぶん若井は僕が今まで付き合った人とは違うから。
「元貴はもっと自分を大事にしたほうがいいよ。俺がひどいやつだったらどうするの」
本当に酷い奴はそんなこと言わないんだよ。
笑ってありがとう、嬉しいなぁ、俺も好きになっちゃったかもなーんてその場の嘘ばっかり言って僕を抱くんだ。
若井は僕から逃げてる。
自分大事にとか、そんな綺麗事の世界で僕を見ようとしてないんだ。
···だめだよ、こっちに降りてきて。
あまりにも綺麗で、引きずり落としたくなる。
「ひどくしてもいい、好きじゃなくても···僕、声出さないしなんでもしていいから」
そっとお腹のあたりにあった手を下に這わす。
少し硬くなったそれを感じて嬉しくなった僕は 少し背伸びしてその耳元でこれ以上ないくらい甘い声で囁いた。
「···しようよ、若井」
びくっと若井の体が小さく震えた。
ゆっくりと僕のほうに向かいあって若井は柔らかく僕を抱きしめた。
「いいわけない···寂しいこというな」
いいんだよ、本当に。
それより寂しいのはその声にまだ余裕があって僕をどう扱うか戸惑っていたことだった。
憐れむなら、寂しい奴だと思うなら···慰めでいいから抱いてくれたらいいんだ。
「優しいね···けどほんとに優しいなら僕を抱いて、慰めてほしい」
どこまでも卑怯な僕は腕を首にまわして若井の唇に自分のを寄せ、キスをした。
温かい。
その温もりがもっと欲しい···キスで欲望に火がついたのか、本当に慰めてくれる気になったのか···わからないけど若井の僕を抱きしめる腕に力が込められて嬉しかった。
こんな僕でもいいのだと。
「···嫌だったり痛かったら言って?」
どこまでも優しいひと。
心がほんのチクリと痛くて、けどドキドキと音を立てる。
「···若井、好き」
にっこりと嬉しそうに笑ってくれた若井の手が僕を撫でる。
甘くて優しくてけど熱い若井の体に思わず声を上げそうになって口元を押さえた。
いけない、若井を嫌な気持ちにさせたくない···そんな僕の手を掴んで若井は囁く。
「元貴の声、綺麗だから聞きたい」
そんなわけない、男の喘ぎ声なんて···けどそのまま気持ちよさを与えられて、我慢が出来なくなって···気づいたら声をあげていた。
「あっ···ん、ん···ッ、気持ち、いぃ···」
胸や首を舌が撫でていく。
そしてその大っきな手で下半身をなで上げられて若井のが欲しくて堪らなくて欲しいとお願いしながら脚を開いた。
ローション、避妊具···僕のことを気遣って仕舞っていたものを探し出してきた様子に嬉しさの反面、モテそうな彼のことだし経験がない、なんてことはないのも想定内だったけどそれでも違う誰かが見えてチリチリと胸が痛くなった。
···若井は大切な人に酷くなんてしない。 こんなに優しく抱いてくれる。
僕も、こんな風に愛されたかった、ずっと。
若井のが深く入ってきて、思わずおっきい、と声が漏れた。
自分から出る喘ぎ声と若井からたまに漏れる気持ちよさそうな声が重なって強くなった雨音と混ざって消える。
「ごめん、とまらないっ···」
「いいから···いっぱい、して···若井の好きにして、僕···嬉しいから···っ」
その微かな苦しさも、喜びに感じる。
彼が与えてくれるなら何でも受け入れてしまいたい。
最初から気になっていた。
声も、笑った顔も、さらにその温もりも優しさも甘さも、余裕のない表情も知って若井のことを本当に好きになっちゃったかもしれない。
元貴、もとき、と耳元で僕の名前を呼んで強く抱きしめられて一番深いところで···僕たちは一緒に気持ちよさの終わりを迎えた。
「きもちよかった···若井、すき」
本音が漏れて、でもその言葉に若井が嬉しそうに微笑んでくれて僕に腕枕したまま、すやすやと眠った。
気づけば雨は止んで外からは薄日が差していた。
そっと腕から抜け出して服を身に着けてさっきのコインランドリーへと戻る。
地面はまだ濡れていて歩くたびにサンダルに少し水が跳ねて、それでも足取りは軽い。
自分のと、若井のをひとつのかごにぎゅっと詰めてまた若井の家まで戻る。
さっきまで重く濡れていた洗濯物は軽くてふわふわしていて、まるで僕の心みたいだった。
ドアを開けると若井は椅子に座っていて、若井のもちゃんと持ってきたよ、と洗濯物を見せると僕にぎゅっと抱きついてきた。
「わかいー?どうしたの」
思ったより強い力で抱きしめたまま、若井は、はぁ、と息を吐いた。
「···もう会えないかと思った。勝手に居なくなんないで···焦るだろ、心配した」
心配?
焦る?
最初はみんなそうやって僕を求めてくれる。
けど要らなくなったら捨てるんだ。
···でも。
でも、この人は、他の人とは違うかもしれない。
良かった、帰って来てくれて、と優しく頭を撫でるこの人なら。
「それって、若井は僕を好きみたいだ」
わざと明るく笑って冗談めかしながらぎゅぅっと抱きしめ返した。
本当に?
僕のこと···好き?そう聞きたい気持ちで。
「うん、元貴のこと、好き。俺じゃだめ?」
「···だめじゃない、僕も好き」
僕ってそんなにわかりやすいかな?
欲しい言葉を若井は優しく与えてくれる。
まだわからないことばっかりだ けど今は若井のことを好きで、ずっとこうしていたいって思った。
「僕も、好き。連絡先···交換しよ?」
「うん···俺、元貴のこと大切にするから。だから元貴のこと教えて、俺のことも知ってもらいたい」
ようやく落ち着いたのか、大きくにっこりと笑った若井に僕は顔を寄せてキスを強請った。
さっきよりもゆっくりと、けど深くて優しいキスだった。
こうして偶然ランドリーで出会った僕たちは付き合い始めたんだ。