前回の続き!!!!!!
本編へ!!!!
雨は静かに振り続けていた。
季節はもう秋の入口。
気づけばあの日から2ヶ月過ぎていた。
颯への返事から、すずは少し変わった。
気持ちを隠さなくなった。
しゅんのことを目で追うことをためらわなくなった。
そして今。
しゅんとすず、2人っきりの夜。
両親はまた出かけていて、家の中は2人だけ。
すずはゆっくりと自分の部屋から出て、リビングにいたしゅんのもとへやってきた。
部屋着のまま、髪を下ろして、頬は少し火照っているようにも見えた。
すず「……ねえ、お兄ちゃん」
しゅん「ん?」
すず「もう、逃げないで」
しゅん「…お前のこと本当に大事に思ってる。だから、踏み込めないんだ」
すず「私も大事にしてほしい。でもそれは兄妹としてじゃない」
しゅん「分かってる。でも…たがら怖いんだ」
すず「だったら…確かめてよ。私の全部を」
沈黙。
しゅんはゆっくりと立ち上がり、すずの前に向き合った。
しゅん「……ほんとに俺でいいのか?」
すず「…うん。私が選んでたのはずっと前からお兄ちゃんだった」
すずが、しゅんの胸に手をやる。
鼓動がとても早い。
すずのも同じだった。
しゅん「…ごめんな。俺…もう限界なんだ」
そのまましゅんはすずを強く抱きしめた。
すずも応えるように強く抱きしめた。
唇が触れそうになる瞬間_
しゅん「…でも今はまだ…待とう」
すず「……どうして?」
しゅん「あと少しで18になるだろ?だから…その時に全部を渡して欲しい」
すずの目がゆっくりと潤んでいく。
すず「ほんとに待ってくれるの?」
しゅん「当たり前だ。お前が欲しいのは一瞬の
衝動じゃないだろ?一緒に生きるってことだろ?」
すずはしゅんの胸元で小さく頷いた。
すず「うん。だから私も待つ。お兄ちゃんとずっと一緒に生きていきたいから…」
心の中ではすでに越えてしまっていた。
でも2人はその夜、ギリギリで立ち止まった。
そして約束した。
次想いを伝え合う時は、もう兄と妹の関係じゃないってことを。
最終話まで見てくれてありがとございます🙇♂️
全然リクエスト通りにならなかったけど💦
また新しいの書くと思うので楽しみにしてくれると嬉しいです😊😊😊
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