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感情破損

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感情破損

2 - 2話

♥

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2024年02月10日

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Nakamu視点


sha「お、おはよ」

「丁度今Nakamuの様子見に来たから、良かった」

nk「しゃけ!おはよー」

「わざわざ来てもらってごめんね」

sha「別にいいよw」

「行こ」

nk「うん」

こんな一瞬の他愛のない会話だけで、ちょっぴり疲れてしまう

嫌だなぁ…どうしてこんなことになってしまったのか

声、表情、相手の感情、話の内容…

全部まず偽って、感じ取って、自分の感情を偽る

‪”‬偽‪”‬しかない自分に、他に何が残るのかな…

kr「お、おはよ」

気付いたらそこはリビングだった。

nk「おはよ〜」

適当に、元気そうな返事をする

別に‪”‬らしい‪”‬ができてれば、こんなんでいいよね…









きんとき視点


やっぱり引っかかるなー…

何かそういう本とか読んでたのかも知れないけど

ちゃんとNakamuの表情とか言動に注意して見てると違和感を感じる

kn「…Nakamu?」

nk「ん?」

kn「ご飯食べ終わったらさ、俺の部屋来れる?」

nk「あー、別にいいよ」

kn「ん、ありがと」

Nakamuはなんであの言葉を口にしたのか

気付いて欲しかったから?

ただ何となく?

でもそれは俺が知る訳がない

何せ彼の、Nakamuだけの事情なんだから

…俺には、こんなことしか出来ないけど









Nakamu視点


nk「ん、ご馳走様」

br「早くなーい?」

nk「別に早くもなくね?w」

br「えー?w」

kr「別にいいだろw」

そんな他愛もない会話

‪”‬面白い‪”‬

そう思うことはあるけど、心から笑えてるのかな

俺に、そんなこと出来るのかな

kn「ご馳走でしたー」

br「えーきんときもー?」

kn「何がよw」

nk「きんとき、先行ってるね」

kn「あ、はーい」

sha「2人でなんかすんの?」

kn「ん?やーちょっと…ねぇ?w」

sha「なんだよw」

そんな会話が聞こえる

俺はとりあえず無反応でいい…よね

さて、部屋向かうか…









きんとき視点


Nakamuが行ってから数分経っちゃったな…

早く行かないと、待たせてるよね

kn「じゃ、俺そろそろ行くわ」

kr「んー」

部屋を出て、階段を上がって、自分の部屋へ

*ガチャ

nk「お、来た」

kn「ごめんねー待たせて」

nk「大丈夫だよw」

「で、なんかあったん?」

kn「いや、ちょっと1個気になってさ」

言い出しが緊張する…

気付いていいのか

ほっといた方がいいのか

…いや、ここまで呼んだんだから

kn「Nakamuの、最近の悩み事とか、ある?」

nk「…へ?」

「なーんだ、そんなことかぁ」

kn「教えてくれん?」

nk「まぁ、強いて言うなら甘いものが最近食べてないからな〜」

「不足してるかもw」

kn「…他には?」

nk「えぇ?他?」

「うーん…特にないかな」

kn「…そっか」

やっぱり、何か隠してるっぽい…?

kn「…いきなりだけど、Nakamuはさ、‪”‬感情‪”‬ってなんだと思う?」

nk「っへ…?感情…?」









Nakamu視点


nk「っへ…?感情…?」

そう聞いた瞬間、心臓の鼓動が高まる

悩みを聞かれた時点で薄々勘づいてはいたけど、やっぱりバレちゃったかな

nk「感情…ねぇ」

「難しいなー、そういうきんときはどう思う?」

kn「俺?俺はねー…」

「人によってそんなの違うんだから、なんでもいいんじゃないかなーって」

「聞いといてこんな答えでごめんねw」

nk「全然!w」

人によって違う…か

確かにそう

そうかもしれないけど

俺はそもそもが…

kn「で、Nakamuは?」

nk「んー…」

「特に思い付かないなぁ…w」

kn「…そっかw」

「それと、もう1つ」

nk「ん?」

kn「…Nakamuに、感情は?」









𝒏𝒆𝒙𝒕↪

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