俺とシーザーは幼馴染だ。小さい頃からシーザーは俺の親友。そんなシーザーに、俺は中学にあがってから恋愛的な感情を抱いてしまっている。
俺は学校終わりシーザーの家に行って、たまにシーザーとセックスをするようになった。俺からしたいなんて言うことはない。シーザーのこと好きなのがバレたら嫌だ。
俺は中学の時からシーザーに片思いしている。もし俺がシーザーを好きだってバレたらどうなる?きっと親友ではなくなる。友達ですらいられなくなるかもしれないだろうな。俺はシーザーにこの気持ちが察されないようずっと取り繕っている。このままでいいんだ。俺らはずっとこうでなくちゃいけないんだ。今日も、学校終わりに家に来いとは、もちろんシーザーから言われた。
「おじゃましまーす!」
シーザーの家は両親が帰ってくるのがいつも夜遅くだからたまにこうやって呼ばれる。
「JOJO、この前これ買ったんだが、使ってみていいか?」
シーザーの手に握られていた物を見て俺はすっっっごく帰りたくなった。もう帰ろうかな。
「待ってシーザーちゃん、な、なにそれ? 」
「何って、ディル…「わーー!!!それ以上言わなくていいッ!」
最悪だ。もう俺は帰るぜ。
「それってシーザーちゃんのよりおっきくない…?入るの?」
「ああ、JOJOならきっとすんなり飲み込むだろうな。この前シたときも俺はかなりの大きさになっていたが、JOJOのナカは俺の形を覚えていて先の快楽を待ちわびているようにきゅんきゅん締め付けてきて…」
「うるせぇ!!スケコマシ !!!前の感想なんか聞いてねェーーッ!」
冷や汗が止まらない。あれをいれられたら確実に俺は終わる。痔持ちなんてごめんだぜ!
俺とシーザーは付き合ってない。所詮ただのセフレだ。シーザーは俺に好意があってセックスをしている訳じゃあないから、きっと男の喘ぎ声なんざ聞いたら萎えるに決まっている。だから俺は喘がないようにいつもシーツを噛んで耐えている。なのにシーザーときたら極太の買ってきやがって!あんなのいれられたら嫌でも喘いじまう。どうしたものか……
俺の非難の声はシーザーに届くはずもなく、結局いれられることになり、今俺は前戯をされている。
「はぁ…っふ……んぐ…」
今日はやけにシーザーの手つきがやらしい。
俺は必死に喘がないよう耐えた。
「JOJO、気持ちいいか?」
セフレになんてこと聞きやがる!オメーが気持ち良かったらいいンだよ!待てよ?今日シーザーはディルドいれるっつったが…それってシーザーはイけないんじゃあねーの?
「んぅ……気持ちいから…はやくいれろよ、!」
最悪な考えがよぎった。だけど今までずっとセフレ止まりなのでそんな事有り得るはずがない。俺は兎に角、早くぶち込んでもらって早くシーザーに満足してもらって早く帰ろうと思った。
「あっ……ぐ…っふぅ……!」
俺は下唇を噛んで喘がないようにしたし、身を捩って快楽を逃そうと頑張った。
「JOJO、そんなに噛んだら血が出るぞ。」
人生そう上手くいかねェ…。シーザーの様子がおかしい。いや、今日のシーザーはなんか、ずっと変だ。
「!?…んぁ…♡」
シーザーは急に俺の口に手を突っ込んできて、上顎を擦ったり歯列をなぞったりしてきた。俺は耐えられなくなって鼻にかかった甘い声を出してしまう。
「我慢しなくていいから、声出せよJOJO。」
シーザーに耳元で上擦った色っぽい声で囁かれて、俺のナカを弄ってるシーザーの指をきゅんと締め付けてしまった。
「は…今ので感じたのか、JOJO…可愛い」
「あっ…ぅ♡やめっ…しぃざっ…」
コイツ今可愛いって言ったか?いやいや気の所為だ。頼むから気の所為であってくれ。というか早くいれてくれ。誰かこの悪夢から助けて欲しい。
「そろそろはいりそうだな。」
やっとだ。後は耐えるだけだな、そう思っていた。
「んっ…ぅ……はぁっ……」
幸いにも、シーザーは前戯をやめた際に俺の口から指を外していた。だから俺は手で顔を覆うようにしながら、口を押えて喉奥から押し上げる嬌声が出てしまわないよう耐えた。顔も見られないし声も聞かれない。一石二鳥だな、俺ってば天才。
「ふっ……ふぅ…ぁぐ…」
浅いところで快感を拾ってはいるが奥まで入れられると正直圧迫感がすごい。口から内臓が飛び出そうな気分だぜ。耐えるまでもないな。
「全部入ったぞ。」
「はぁ……う、ぅん……」
これ俺イけないと帰れないかな?これでイくなんてできるわけがないッ!…だがそんなのは杞憂に過ぎなかった。
「!!…ひっん…♡…?…っ?こぇ…っな、なに…っ、?」
俺のナカにはいってる玩具が激しく動き出した。目の前が真っ白になってチカチカした。俺の頭の中は既にはてなマークで埋め尽くされている。
「あっ…ぁ♡やだっ…♡しぃざ、やめ…」
「ふふ、気持ちいなJOJO。」
シーザーは、嬌声が出るのを耐えられなくなって涙がぼろぼろと溢れる俺を心底愛おしそうに見てくる。 今考えたが、195cmのガチムチな俺を抱いて楽しいのだろうか。
「んっ…んぅ〜〜〜っ♡♡やだぁっ♡こぇ抜いてっ…抜いて!♡」
「ダメだ。今日はこれでイってもらう」
「ふっ……♡んぐ… 」
あまりの快感に声を抑えることを忘れていた。俺は必死でシーザーに抜いてもらうよう懇願したが、それは叶わなかった。シーザーは構わず、動いているそれをさらに抜き差しし始めた。
「ぅ…ぁ、あっ…♡」
「JOJO、頼む…声出してくれ。」
「なんでっ…!♡聞きたくないだろ、が…
ぅぁ…男の喘ぎ声なんか…よォ、!」
セフレのくせにやたら声を出させたがるシーザーに矛盾を感じ、嬌声を抑えながら、必死に言葉を繋いでシーザーに言った。
「………き……だ。」
「んぇ…?」
シーザーが何か呟いている。ごめんけど、シーザーちゃん、全く聞こえねー!
「な、なんて、?」
「だ、だから…!好きだからだって言ったんだよッ!!お前のことが好きだって!」
「は、!?ぅ…マジに言ってンの?」
俺はシーザーの言葉に衝撃を受けた。信じ難すぎる。とりあえず シーザーは俺のナカの物の動きを静止した。
「最初に行為をした時より前からだ。前から好きだった。俺はモテるからよくシニョリーナ達といたが、お前との時間が欲しくて…初めの方は話したくて家に呼んでいた。」
シーザーはこの場に及んで俺に隠していたであろうことを全部ぶちまけた。なんか途中自慢みてェなの聞こえたが。
「シーザーちゃん、それ、今言う〜〜?」
「っ…仕方がないだろう!声出して欲しいって言っちまった時点で言い訳なんてないし、お前に俺の本心は隠せなかっただろうしな!
……それで、お前の答えはどうなんだ?」
答えなんてもう決まっている。俺はシーザーのことが好きだ。俺だけがシーザーを好きだと、ずっと片思いなんだと、そう思っていた。あの爆モテシーザーとなんて付き合えるはずがないし、俺はただの幼馴染だった。だからこそこの友達以上恋人未満の関係にズブズブとハマって抜け出せず、今日までその関係を崩さないよう取り繕って、壊れないように必死で続けてきたのだから。
叶わないと思っていたはずの夢が、有るはずの無かったシナリオが今俺の前にある。こんなの…
「付き合うに決まってるでしょン!」
「! ほんとかJOJO!」
嬉しそうにしやがって!俺の方が嬉しい自信あるぜ。
「俺達これで恋人だな」
シーザーは嬉しそうに呟いて、俺にキスをした。
「! シーザー…!」
セフレだった時、友達以上恋人未満だった時には一度もしなかった。
「付き合ったらキスしようってずっと思ってたんだ」
シーザーが微笑みながら言う。その笑顔が愛おしくて俺の口も緩んだ。
なんかいい感じのムードだから、シーザーのいれてくれるかなとか思ったけど、シーザーはやると決めたことはやる、と思ってるのであろうか、スイッチを押してまた玩具の振動を始めさせた。
「ぇ…っ!?んっ…い、♡しーざー…?」
「ああ、今動かすからな」
「ひっ…♡ちが…んぅっ…!あっ!ぅ〜〜…♡ 」
「JOJO、ここイきたいってびくびくしてて、可愛いな」
「やだっ…しぃざぁ…♡」
「やじゃあないだろ、JOJOのナカ善がってるぜ」
「しぃざ、しーざぁっ♡やだぁ♡とめ…て、!」
「さっきからやだやだって、可愛いな」
「ちが…だめなのっ…!♡」
「何がダメなんだ?」
「しーざーのでイきたいの…っ♡」
ズギャァァァン
↑シーザーが完全にぼっ吉良した音
「可愛いこと言うじゃあないか…JOJO?
泣いてもやめないかもしれないぞ」
「ぅん…いいからっ…奥、欲しいっ…♡
しーざーのでいっぱいにして…」
「くそっ…!お前、可愛すぎるぞ」
お互いの肌がぶつかる程シーザーは奥まで一気にいれ、ばちゅん、と音を立てた。
「〜〜〜〜〜っ♡♡」
「ふ……いれただけでイっちまったのか?」
「ぁん、!♡やぁっ、ぅ♡」
シーザーがピストンを初め、部屋には卑猥な水音が響いた。
「ぁっ、ひぐっ、♡ぅぁ、!」
「JOJO…可愛い、Stella mia…」
シーザーが母国語で何か囁いているが俺の耳には届かなかった。好きな人と、恋人とえっちするのってこんなにいいんだ、それでいっぱいだった。
「Gattina mia…」
暫く、部屋には水音と俺の喘ぎ声、シーザーのイタリア語の囁き声が響いていた。
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