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私「ここはどこ…」
私は火山地帯のような地肌も黒く景色も真っ暗なそんな場所にいた。
するとそこにある人物が現れた
?「こんなところで何をしている!?」
ゴゴゴゴゴ…(地面が揺れる)
?「危ないっ!」
私「え…」
ドドーン(岩が崩れる)
?「大丈夫ですか?」
絶対岩に潰される、逃げる暇もなかったのに私たちは無傷だった。
私「なぜ…生きているの…」
?「闇操作のブルームを持っている。影から影に移動できたんだよね」
私「そうなんだ…助けてくれてありがとうございます」
?「敬語じゃなくていいよ」
彼はエレンと名乗った。
エレン「君の名前は?」
私「私は…」
エレン「もしかして…記憶がない?」
私「思い出せないの…私が誰なのか…どこに住んでいたのか…」
エレン「種族は…ぱっと見女神かな…妖精…?翼出せる?」
私「翼…わからない…」
エレン「そっかとりあえずこの世界は危険だから俺のそばにいて」
私「わかった…」
私は彼とは初対面で名前ぐらいしか知らない。でもなぜか恐怖心や不安などはあまりなかった。なぜか安心するほど。
エレン「とりあえず俺の家に来なよ」
私「あな…エレン、なぜこんなに私に優しいの?」
エレン「さぁな」
彼はそっけなく返事をした。
どれほど歩いただろうか…途中疲れてしまいエレンにおぶられながらもついに着いたエレンのお家。それはどうみても城だった。
私「エレン、これがあなたの家?」
エレン「あぁ…家の城だ、俺の家はこの国の王権を持ってる。」
私「王家だったなんて…なんて無礼なことをしてしまったの…」
エレン「気にすんな、俺が勝手にやってることだ、ほら手を貸せ」
エレンに手を差し出すと私の手より一回り大きな手に包まれた。
そして城の中に入れてもらうと、何人かの執事が立っていた。
彼らは、「おかえりなさいませ、エレン様」と一斉に言った。
「エレン様、その女性は…?」
エレン「関係ない」
「…かしこまりました、ではご主人様にご報告させていただきます」
エレン「必要ない、俺が不審者を連れてくると思うか?」
「思いませんが…しかし…」
エレン「だよな?じゃあ問題はないな」
私(私って不審者の立ち位置なのね…)
エレン「気にするな、じじいのほざきは」
私「ふふっw」
エレン「何を笑っている」
私「エレンって面白いのね」
エレン「…余計なことは言うな」
私「ありがとう」
私はエレンの手をぎゅっと握った。 少しエレンの耳が赤い気もするけれど、気のせいかな。