テラーノベル
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フロジェイ
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解釈違いあるかも
変なところで終わります
「ほーんっと…。。。マジで何考えてんの?」
血の生臭い匂いが鼻を刺す。
血にまみれた顔。
一面血の海。
目の前で血まみれの片割れを見たあの日。
すべてが変わった。
「フロイド、お前、あの日からずっとクマが出来っぱなしですよ。無理もないですが。」
「……寝れなくて」
「……。」
「今日は休みなさい。許可を出します 」
「…え?」
「それ以上足手まといになられても困ります。それに…、その顔を見てると、こっちも重くなります」
「…うん」
あの日から1ヶ月。
あれだけの出来事があったの に、
オレにとってはすべてが変わった日なのに、
時は残虐にも過ぎていく。
あの日から、自分だけが取り残されている感じがする。
アイツがなんであんなことをしたのかは知らない。
前ぶりもなかった。
いつもと変わりなかった。
そう思いながら、フラフラと歩きながら部屋へと向かう。
その廊下は、いつまでも続くように感じた。
部屋に残った微かな匂い、
私物や家具。
無意識にも『ジェイド』の部屋に来ていた。
荒れている部屋。
物が床に散乱している。
端には薬の瓶。
面影があるような、ないような
でも確かに、そこに『ジェイド』は存在していた。
時が経つにつれて、あの出来事も薄れてきた
未だ気にしているのは、自分だけのような気がする。
あれからも寝れていない。
部活にも行ってない。
極最低限の授業しかやらず、他はサボり、寮に籠っていた。
見かねたアズールが、部屋の前にご飯を置いてくれたり、手紙を置いてくれた。
オレなんかにまだ気にかけてくれてる。
『どう学校生活を送るかはあなた次第ですが、進級だけはしなさい』
「………はは、やっぱりアズールだな」
不覚にも涙が出る。
ああ、ホントの今頃は授業に出てたのか。
「ほんと、兄弟1人失っただけだっつの。」
その日は、1日中泣いていたと思う。
図書館に行った。
理由は無いけれど、気晴らしになるかと思った。
「おや、フロイドじゃないか。」
「……金魚ちゃん? 」
「金魚ではない!!…はあ…最近君の姿をやけに見なかったから、大丈夫かと思っていたのだが…。でも、そうなるのも当然か。」
「なぜ図書館に?」
「…うーん、気晴らし?」
「理由になっていないよ。まあ、君が生きていて良かったよ。寮内でも噂になっていたんだ。それじゃあ失礼するよ。」
「……じゃあね…」
久しぶりに人と話した。
相槌を打つばかりしか出来なかった。
今日はホリデーだ。
前まで3人だったのに。
今は2人だけのホリデー。
アズールも今年は黙々と作業をしている。
去年はな……
「フ ロ イ ド 、フ ロ イ ド !」
「ん…?え、ジェイ…ド…?」
「はい、そうです。ジェイドです。」
「ジェイド…?なんでそんな…屋上の縁に立って…」
「フロイド、僕、今とっても寂しいんです。」
「だから、フロイド。僕の元に来てくれませんか?」
「ジェイド…。うん。ジェイドの為なら…」
「…ロイド、フロイド!!」
「…え?ジェイドは…?」
「何を言ってるんです!?ジェイドはもういないでしょう!!!!」
「アズール…なんでそんなに怒って…」
「…なんでそんなに…泣いてるの?」
「フロイド、貴方は屋上から飛び降りたんですよ!?分かっていないんですか!!??」
「…え?あれ、そういえば…ジェイドに向かって歩いてから記憶が…」
「…幻覚でも見たのか、お前は…」
「…ごめん。アズール、泣かないで…」
「オレ、ジェイドに連れていかれそうになって…」
「貴方はクルーウェル先生に精神面でも診てもらってください。いい加減もう安静にしてなさい。そして、ジェイドのことは少し頭から離してください。これは寮長としての命令…そして、僕の私情です。」
「……うん。」
扉が閉まる音がやけに響く。
保健室の窓が空いている。
そこから漏れる風邪が頬を撫でる。
現実へ引き戻される感じがした。
身体中が痛い。ズキリと痛む。
自分はどうかしてしまったようだ。
寝よう…今は。
「ジェイド」を忘れるためにも。
〜END〜
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