コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ベロニカちゃんの小説です
まだ伝承や能力が明らかになってない部分が多くあるため自己解釈が含まれます
登場人物:ベロニカ、ビルダーマン、1x
少しのビルニカ要素あり
いつもの如くグロ表現あり
ベロニカちゃん実装まだですか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は機械仕掛けで、みんなとは少し違う。
私には痛覚がない。
でも、内部パーツが揺れて、回路のズレが発生し、エラーを起こしてシャットダウンしてしまう。
それがたまらなく恐ろしいの。
そのあとロビーに戻った時は、何事も無かったかのように生活できるけど、それはなぜだかわからない。
私はここに来たばかりで、ルールとかはよく分かっていない。
サバイバーはキラーから生き残る使命があるくらいしか知らない。
そうこうしているうちに試合が始まる。
私は今日も、スケートボードを背中に担ぎ、スプレー缶を握りしめて試合に向かう。
今日のキラーは1x1x1x1という奴らしい。
私はスプレー缶で壁に落書きをしながら、ジェネレーターの方へ向かう。
慣れない手つきでジェネレーターをいじる。
まだ直すのは難しい。
直し方はビルダーマンに教えて貰って、ゆっくりながらもできるようになった。
ビルダーマンは、試合後にメンテナンスをしてくれる時がある。彼は信頼できると思う。
…うーん、修理は難しいな。
私はまだ、1x1x1x1がこちらを見ている事に気が付かなかった。
私がジェネレーターに夢中になっている間に、彼は近づいてきた。
体に強い衝撃が走り、ガキンと甲高い音が鳴る。
内蔵が揺れ、全身が熱くなる。
うそ、攻撃された?
目の前にはダイアログが大量に散らばっていた。
逃げようにも身体が動かない。
頭が真っ白になる。
私、このまま壊れちゃうの?
2発、3発と殴られる。
内蔵がガコンガコンと揺れている。
頭の中では甲高いエラー音が鳴り響き、全身の熱を排熱しようとファンの音が大きくなる。
このままだと、本当に壊れてしまいそうで
私が私じゃなくなってしまうようで。
怖い、ほんとうに怖い。
恐怖から逃げるかのように、手が前に出る。
ダイアログに触れると、それは消えた。
もしかして…これ消えるの?
他のものに触れると、ログは消え、体が動くようになっていた。
私は全力で逃げた。
走って、遠くまで逃げた。
1x1x1x1はまだ追いかけてきてる。
途中でスケートボードを取りだし、それに乗る。
コシュー、コシューと音を立て、キラーから遠ざかっていく。
いつの間にか、スケートボードの音しか聞こえなくなっていた。
ふと、人影が見えた。
あれは…ビルダーマン?
私は彼の元へ行き、ディスペンサーを作って貰うようにお願いした。
彼はすぐ作ってくれて、メディキットまで渡してくれた。
ありがとう、とお礼をすると、
「困った時はお互い様さ。」
と、笑ってみせてくれた。
それから数秒か経って、私はビルダーマンと別行動をしていた。
辺りは平和で、たまに他のサバイバーたちとすれ違うくらいだった。
そんな中、遠くで1x1x1x1が誰かを襲っているのを目にした。
よく目を凝らしてみると、襲われているのは複数人だった。中にビルダーマンもいる。
私は不穏な考えが一気に過ぎった。
優しい彼が死んでしまうのではないか。
全員死んでしまうのではないか。
私はスケートボードを取り出し、1x1x1x1の方へと向かう。
なるべく早く行かなきゃ。
障害物を避け、スイスイと音を立てて進む。
私には、とっておきの切り札があるから。
次第に、1x1x1x1の方に近づいてくる。
ビルダーマンが私に気がついた。
私の方へ向かってくる。
私は必死に皆に、離れて、と訴えた。
みんなが困惑しながらも離れたのを確認し、1x1x1x1に目を向ける。
案の定、1x1x1x1はこちらに向かってきた。
なるべく1x1x1x1と距離が近くなるように、更にスケートボードの速度を早める。
準備が整った。
私は目を閉じて、カウントダウンを始める。
5…
4…
3…
2…
1…
0。
カウントダウンが終わると同時に、私の身体は光り、大きな音を立てて爆発した。
視界が揺れ、コンセントからは火花が散っている。
1x1x1x1は爆発で怯んだのか、動く気配はない。
この隙に、逃げなければ、
全員、死んでしまう、から
みんな、走っ て !
言葉が 上手く出ない。
さっきの 爆発の反動で、 かなり やられた みたい。
私は そのまま倒れ 焦る ビルダーマンを 目に 入れながら
シャットダウン した。