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ついに実装されたため1部書き換えをして投稿します。
ベロニカちゃんの小説です
まだ伝承が明らかになってない部分が多くあるため自己解釈が含まれます
登場人物:ベロニカ、ビルダーマン、1x
少しのビルニカ要素あり
いつもの如くグロ表現あり
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私は機械仕掛けで、みんなとは少し違う。
私には痛覚がない。
でも、内部パーツが揺れて、回路のズレが発生し、エラーを起こしてシャットダウンしてしまう。
それがたまらなく恐ろしいの。
そのあとロビーに戻った時は、何事も無かったかのように生活できるけど、それはなぜだかわからない。
私はここに来たばかりで、ルールとかはよく分かっていない。
サバイバーはキラーから生き残る使命があるくらいしか知らない。
そうこうしているうちに試合が始まる。
私は今日も、スケートボードを背中に担ぎ、スプレー缶を握りしめて試合に向かう。
今日のキラーは1x1x1x1という奴らしい。
私はスプレー缶で壁に落書きをしながら、ジェネレーターの方へ向かう。
慣れない手つきでジェネレーターをいじる。
まだ直すのは難しい。
直し方はビルダーマンに教えて貰って、ゆっくりながらもできるようになった。
ビルダーマンは、試合後にメンテナンスをしてくれる時がある。彼は信頼できると思う。
…うーん、修理は難しいな。
私はまだ、1x1x1x1がこちらを見ている事に気が付かなかった。
私がジェネレーターに夢中になっている間に、彼は近づいてきた。
体に強い衝撃が走り、ガキンと甲高い音が鳴る。
内蔵が揺れ、全身が熱くなる。
うそ、攻撃された?
目の前にはダイアログが大量に散らばっていた。
逃げようにも身体が動かない。
頭が真っ白になる。
私、このまま壊れちゃうの?
2発、3発と殴られる。
内蔵がガコンガコンと揺れている。
頭の中では甲高いエラー音が鳴り響き、全身の熱を排熱しようとファンの音が大きくなる。
このままだと、本当に壊れてしまいそうで
私が私じゃなくなってしまうようで。
怖い、ほんとうに怖い。
恐怖から逃げるかのように、手が前に出る。
ダイアログに触れると、それは消えた。
もしかして…これ消えるの?
他のものに触れると、ログは消え、体が動くようになっていた。
私は全力で逃げた。
走って、遠くまで逃げた。
1x1x1x1はまだ追いかけてきてる。
途中でスケートボードを取りだし、それに乗る。
コシュー、コシューと音を立て、キラーから遠ざかっていく。
その間、1x1x1x1は違うサバイバーを追いかけて行った。
いつの間にか、私の足音しか聞こえなくなっていた。
ふと、人影が見えた。
あれは…ビルダーマン?
私はさっき別のサバイバーが襲われていたことを思い出し、ビルダーマンにそれを伝えた。
「教えてくれてありがとう。」彼はそう言って私にほほえみかけると、 すぐさま体力の少ないサバイバーの元へ行き、ディスペンサーを作っていた。
それから数秒か経って、私はビルダーマンたちと別行動をしていた。
辺りは平和で、たまに他のサバイバーたちとすれ違うくらいだった。
そんな中、遠くで1x1x1x1が誰かを襲っているのを目にした。
よく目を凝らしてみると、襲われているのは複数人だった。中にビルダーマンもいる。
私は酷く混乱した。優しいサバイバーたちがやられてしまうのではないか。
痛い思いをして、そのまま倒れてしまうのは見ていられない。
私は判断よりも先に、スケボーに乗っていた。
スタミナは…ギリギリだけど足りるでしょ。
私は1x1x1x1の方へとスケボーを進める。
1x1x1x1が私に気がついた。
こちらへ向かってくる。
今だ。
鈍い音を立て、私と1x1x1x1は衝突した。
よし、一時的だけどスタンできた。
このまま逃げ_
スタミナが足りない。
上手く走れない。
私のスタン時間は短く、すぐに動かれてしまう。
どうしよう、このままだと逃げきれない。
1x1x1x1の足音が近づいてくる。
肩に強い衝撃が走る。
剣で身体を貫かれ、そのまま殴られる。
バッテリーを取り出すも、残量が少ししかない。
頭が揺れて取れそうだ。
回路が揺れ動き、コンセントからは火花が散っている。
もうダメだ。
最後の一撃を喰らった瞬間、私は頭部と身体がバラバラになるのを最期目に焼き付けながらそのままシャットダウンした。