テラーノベル
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死ネタです
りぃちょside
りちょはちが付き合ってる設定
🐷→りぃちょ
🗽→18号
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人を泣かせる物語を作るには死別が1番いい。
いつか深夜テンションで話したこと
正直死ななくても
会えなくなるとか関係が拗れるとかでも泣けると思うし、
俺自身泣くと思う
だけど
なかなか泣かない彼女は死別にこだわっていた。
それは時間が経過しても変わらなかった
🗽「やっぱり死別ものだよね」
最近泣けると流行りの映画を2人で見に行った時も、 第一声がそうだった
確かに死別はもう二度と会えない感が強いからより泣きやすくなってるのかも。
その時から俺もそう思うようになった
きっと散々聞かされたからだろう
🗽「..ちょ…」
🗽「ねぇ…りぃ..ちょ!」
あれ?じゅはちの声、きこえる
俺のこと呼んでる?
もしかして今日も寝坊しちゃった?
次寝坊したらニキニキに怒られるのに
これどうやって謝ろうか
そんなことを呑気に考えてると
頬に温かい水が零れてきた。
それと同時に鼻をツンとした鉄の匂いが刺激する。
頭がだんだん冴えてきて、
自分が何してたか思い出した。
そういや俺事故にあったんだ。
突っ込んできた車に轢かれるとか最悪
これからじゅうはちとデートだったのに
🗽「りぃちょ、救急車呼んだからッ、あと、ちょっとで来るからっ」
そう言いながらじゅうはちが泣いてる。
泣かないでよ、
じゅうはちが無事なら大したことないんだから。
それに、
こんなこと言ったら絶対ビンタされるけど
泣いてる顔も綺麗だなぁ。 かわいい
膝枕もいつもしてくれないのに。
俺今、最高に幸せだな。
🐷「おれ、さぁ、超カッコよくない?」
🗽「!?、うん!、カッコいいよ、すごくカッコいい」
🐷「そっか、ならよかった」
🗽「待って、喋らないで、もうそろそろ救急車来るから、安静にしてて」
🐷「大、じょうぶだって。泣かないでよ」
🗽「だってりぃちょっ、怪我、酷いからっ」
🐷「俺が、そんな簡単に、くたばる訳ないじゃん」
🗽「でもっ」
🐷「じゅうはちさ、人を泣かせるにはさっ、死別が1番いいって、言ってたよね?」
🗽「そう、だけどっ違う!違うの!」
🐷「安心してってば。俺死なないから笑」
そう言って頭を撫でた
安心させたかったし、笑って欲しかったから。
でも俺の血で髪汚れちゃった。
せっかく綺麗な髪なのに。
だから、
「ごめん。」 って言ったら
「許さない。」 って返ってきた。 マジでごめん。
ただその後に
「後でシャンプー買ってもらうから、高いやつ。」
なんて泣きながら
でも、いつものように茶化すように言われたら、可愛くて笑ってしまった。
やっぱ俺はそんな会話が好きで、 じゅうはちが好きなんだなぁ。
なんて思って彼女にキスをした。
上手く力が入らないからほんの一瞬だけ。
そして驚いているじゅうはちに
「好き。大好き。愛してる。」
って言ってやった。
普段は白昼堂々と街中でキスなんてさせてくれないから。
じゅうはちがどんな反応するのか、
結構楽しみだったけど頭がクラクラして
反応を見る前に視界がブラックアウトした。
こんな終わり方嫌すぎるけど、
最期俺めっちゃカッコよかったな。
と薄れていく意識の中思った
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