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垢抜け

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垢抜け

1 - 垢抜け

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2024年10月21日

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<お知らせ>

以前投稿した「患者の君」を非公開にさせて頂きました💦いないと思いますがあの連載が好きだった方には申し訳ないです…いつかリメイクという形で再投稿できたらと思います!しなかったらすみません!しない確率の方が高いです!






ご本人様とは無関係です

iris     青桃

エセ関西弁注意

nmmn注意

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誤字脱字などあれば教えて欲しいです









〈桃side〉


俺は自分でも自分が“芋”すぎると思っている


目立ちたい訳ではないが地味すぎるのだ


髪は目が少しだけ隠れるくらいの長さ


肌は特にこれと言った手入れはしておらず、汚くはないが特別綺麗ではない


私服だって同じような無地のパーカーやTシャツ


以前は垢抜けたい、そう思ったこともある


しかし、何から始めたらいいのか分からない上に何か目標がある訳でも、 垢抜けしたところで特にしたいこともない


それから俺は垢抜けを諦めた…というか垢抜けする気がなくなった









ある日、幼なじみのいふと帰宅していると突然、


青「ないこってさ髪綺麗よな〜」


そう言われた


羨ましいわーなんて言いながら歩く幼なじみに対して俺は急に褒められたことにより戸惑いを隠せずにいた



桃「…え?急にどうしたん…?」


青「そんな驚くw?結構前から思ってたんやけど」


桃「初めて言われたんだけど…wなんも手入れとかしてないしw 」


青「嘘やん?!絶対何かやってると思ったんやけど…」


桃「いや、まろの髪の方が俺のより断然綺麗でしょw」


青「俺こそ髪とか褒められたことないわっ!w」


桃「まろは友達多いし女子にもモテてるんだから絶対あるだろ…」


青「モテるのと褒められるのは違うんですぅ!w 」

桃「モテるの否定しないのうざっ!w」


青「事実やし〜?w 」


桃「ダルっw」










その日の夜

桃「…髪の手入れって何するんだろ?」


今日まろと話した会話をふと思い出した


桃「へー、ブラッシングとかオイル使うんだ」

桃「めんどそう…」


桃「…… 」










数日後

青「あれ?ないこ今日いつにも増して髪サラサラしてへん?」


桃「…別に?まろの気のせいじゃない?」


青「ほーん…てかないこってさ、肌も綺麗よな―」


桃「…こないだからなんで急に褒めてくんの?w」

「俺なんかやらかした?w怖いんだけどw」


青「なんでやっ!wせっかくまろが褒めてるのに!w」


桃「誰だって急に褒められたら怖いだろっw! 」


青「えーw?」










その日の夜

桃「肌のケアか…」


桃「保湿に睡眠、食生活…ね」


桃「…やってみるか 」







数日後

青「なんか最近ないこビジュいいよな」


桃「…は?なにそれw嫌味かよw」


青「違うってw!」

「ほんまに思ってるんやってw!」


桃「そういうことにしといてやるか…w」









また数日後もまろは俺に「私服のセンスが良い」だとか、「爪が綺麗」だとか「スタイルが良い」なんて言っておだててきた









青「最近どんどんビジュよくなってへん?」

「垢抜けたっていうか…なんかやってるん?」


桃「別に〜?ちょっと身の回りのケアとかし始めただけ〜」


青「ほーん… 」

「はっ!?まさかないこに好きな人がっ!?」


桃「そんなんじゃないし〜w! 」

「てか、まろこそ好きな人とかなんなら彼女とかいるんじゃないの?w 」


青「いたらとっくに自慢してるわw 」


桃「確かにそれはそうだわw」

「まろの程のビジュで彼女いないの謎すぎーw」


青「えw俺ディスられとるw?」


桃「褒めてるってw」


青「ほんとかよw」








俺はいつの間にか俺のことをよく見て褒めてくれる、そんなまろのことが好きになっていた。


でも今の“幼なじみ”という居心地の良い関係を壊す気はない。だから告白なんてしない。


そしてまたまろに綺麗って、可愛いって言ってもらえるように自分磨きをし続ける。


自信をもって彼の隣にただの幼なじみとしてずっと居られるように。



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