テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
『約束』
*注意*
赤桃🔞なし。
煙草表現あり。
『約束。』〈赤視点〉
桃「死にたい。」
ふとした時に言われる彼の言葉。
基本、煙草を吸ってる時の独り言なのだろう。
でも、それに気づいた俺は喫煙室に入る。
煙たいのは苦手だ。
でも、あんな言葉を聞いてほって置けるほど薄情じゃないんで。
赤「死にたいんだったら死んでもいいよ?約束守るんなら。」
煙草を吸ってる彼を横目にそういう。
本当に俺の少しの気持ち。
桃「別に。死なないから。」
誰が言ってんだよ。
隙さえあればドナーになろうとするくせに。
死にたいって言ってるくせに。
そんなないくんは嫌いだ。
横を見ると今にも死にそうな顔。
赤「ないくん、今にも死にそうな顔してる。」
静かに言う。
ブサイクな顔だよ。ほんと。
その顔、りうらは嫌い。
桃「りうら。」
ないくんから喋るんなんて珍しい。
赤「ん?なに?」
桃「約束って?」
ないくんが吸い殻を捨てながら聞いてくる。
赤「ないくんが死んだらりうらも死ぬよ。っていう約束。」
桃「なにそれ。」
笑いながらそういうないくんはきれいで。
やっぱり笑うほうがいい顔に決まってる。
その顔を見れると自然と笑顔になれるから。
それに約束っていう肩書があるとないくんは守るし。
桃「束縛男じゃん。」
赤「はぁ?束縛じゃない。約束!」
桃「約束ではないでしょ。」
んー、考えるふりをして君の横顔を見る。
赤「じゃぁ、契約ね。りうらと、ないくんの二人だけの秘密の契約。」
契約。
なんどもないくんが契約書にサインしてるのみてたから。
りうらもしたい。そんな感じ。
でも、契約でも良かった。
ないくんが生きるんなら。
ただそれだけで良かった。
またないくんが煙草を取ろうとするからとっさに手を取って、
桃「指切りげんまんなんて何歳のやることだよ。」
指を絡めた。
赤「いいじゃん、別に。気分ってもん。」
桃「それもそうやな。」
りうらのしょうもないことに付き合ってくれるの好きだよ。
二人の間に沈黙が落ちる。
喫煙室はないくんが吸った煙草の煙で煙たい。
正直、今すぐにでも外に出て新しい空気を吸いたい。
咳もしたい。
でも、ないくんはきっと自分を攻めるから。
またないくんは手を動かして煙草を吸う。
赤「ねぇ、ないくん。それ、おいしい?」
ないくんが煙草を吸い出して何度目の質問かわからない。
毎回りうらは聞く。
いつか、
桃「おいしいよ。」
その言葉以外を聞きたいから。
赤「ないくん。」
桃「ん?」
煙を吐き出しながら目線だけをこっちに向けてくる。
多分、りうらに煙が少しでもかからなくするためのないくんなりの配慮。
赤「いなくならないでね。」
本音を漏らす。
いつかきっと、君がいなくなってしまう気がして。
桃「当たり前。」
ねぇ、いつまでその当たり前はいつまで。
有効期限を知りたい。
でも、本当に今は限界で、咳払いは少しするけど。
赤「ないくん。吸い終わったら戻ってきてね?」
桃「どこに?」
赤「会議室A。そこなら誰もいないから。」
桃「わかった。」
会議室A。一番小さい会議室。
めったに会議はしてないし、今の時間的にもしてないだろう。
ないくん、どうせ3本以上は吸ってくるんだろうな。なんて思いながら。
桃「りうら?来たで?」
りうら一人の静寂を切り裂く。
赤「あ、ないくん。吸い終わった?」
桃「うん。」
赤「ないくん。約束何だったか覚えてる?」
桃「うん、覚えてる。」
桃「ないこが死んだらりうらも死ぬんやろ?」
桃「最悪な契約。」
最悪って、、。
りうらはないくんがいなくなったほうが最悪。
赤「もー。最悪とか言わないでよ」
桃「りうら。大好き。」
赤「俺も!」
本気の笑顔でないくんに笑いかける。
嘘ばっかりなりうらだよ。
普通に嘘をついちゃうりうらだよ。
でも、ないくんが好きって言う気持ちは誰よりも一番だから。
一番でいさせてね。
りうらの一番の、契約相手さんへ。
なんか大好きな方から一番好きなパロって言われたから赤視点で書いてみたんだけどどうやろw
まぁ、下手でもいっか。(((
じゃ、ばいばい!
おむらいす
32
コメント
3件
おいおいおいおいおいおい 私がばちくそ好きな雰囲気やんけ! えええ、狙ってます?🫵🏻🫵🏻🫵🏻🫵🏻 やっぱり赤ちゃんの 『🍣くんが死んだら、🐥も死ぬよ』て 愛重い。好き。Love これが下手だったら自害します(((
うわ、これめっちゃ好き……。煙草の煙の描写と、咳を我慢するところとか、そういう小さな仕草で二人の関係性が浮かび上がってくるのが良いな。赤視点だからこそ、ないくんの「死にたい」って言葉の重さと、それに対する「契約」という形での絆の作り方が切なくて尊い。二人だけの秘密の契約って言葉、すごく響いたよ。続きが気になるなあ。