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瑞希side
え?
今
“セカイ”って言った?
まさかボク以外にもセカイをもってる人がいるなんて
「お前たちにも”セカイ”があるのだろう。」
「な…なんで…司センパイがセカイの事を知ってるんすか…?」
弟くん…バカなの…?
「それは司先輩もセカイをもってるってことだろう」
「あぁ、もっているぞ。ワンダーランドのセカイっていうとこだな。」
「司先輩のセカイは俺たちと違うんですね。俺達はストリートのセカイなんです。」
なんかみんなのセカイきらきらしてない?
ボクめっちゃ言いづらいんだけど…!
「あー、ちなみにボクは誰もいないセカイなんだ〜…」
「え?瑞希もセカイをもってるの?!」
「あ〜、ボクのセカイっていうよりか…ボクの友達が1人で作ったセカイなんだよね…」
まふゆだけで作ったセカイ
「へぇ…1人でもセカイを作ることができるんだな。」
ていうか…どうして司先輩はセカイの話を?
「どうして天馬先輩はセカイの話を。?」
まじで?杏聞いちゃう?
「それは…」
「あいつらが干渉することができない唯一の場所…だと思ったから。」