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第14話【おやすみ】


『やっばい…すげー嬉しい。どうしよ』

〈ほんとに私もめっちゃ嬉しい。ゲームするテンションじゃなくなる(笑)〉


ヒロイと今付き合った。全然実感はない。だって電話で告白なんか初めてだし、ましては好きな人と付き合う…なんて、そんなことすらも初めてだった。嬉しくて嬉しくて…ヒロイとのゲームをする約束はすっかり忘れていた。





〈ゲームどうする?なにする?〉

『あっ、ゲームか!(笑)なんでもいいよ』

〈もーーー、忘れんなよ〜!ポケモンしたい!〉

『おお、久しぶりのポケモンだ。やるか!』



ヒロイから提案してくれるのは久しぶり…、いや、初めてだ。ヒロイが俺に心を開いてくれたのかと思い、とても嬉しく思った。付き合ったから。も、あるかもしれないが、ちゃんと俺の努力で振り向いてくれたのもある。…と思う。




『対戦してみる?(笑)』

〈え〜!絶対負けるやん(笑)まあいいよ、奇跡で勝ったるわ!〉

『こいこい(笑)』





ヒロイとのゲームは本当に楽しかった。いつものメンバーとやるのとは違って、ドジが多かったり、ポケモンも詳しい。だから、ポケモンの会話は本当に弾んだ。


これからも、俺とずっとゲームしてくれるのかと思うと、自然に俺の口角が上がった。



ーここからヒロイ視点ですー


『んー…ふああ…』

〈眠いの?〉

『…あ、バレた?いつもこの時間に寝てるから…』


時刻は4時。私がいつも寝る時間。いつもは時間が過ぎるのが早かったが、キヨと電話している時は延々と時間が止まっているような感覚で楽しかった。

話を合わせてくれたり、好きなゲームをやらしてくれたり、落ち着く声で話してくれて…、言葉で言い表せないほどまだ私の脳に褒め言葉が流れてくる。あぁ、私は本当にこの人のことを好きになったんだな。と、実感ができた。




〈おねむちゃんなヒロイ〉

『も〜、可愛い言い方しないで』



自然に笑みを零す。この人は、いつも私を笑かしてくれる。

でも……。

まだ、ヒロイ呼びか…。

付き合ってくれたならお互い名前で呼びたい。私の心は、そう叫んでいた。それがキヨに聞かれていたのか、キヨは、



〈ゆい〉

『!…急に名前呼びやん。どうしたの?』

〈いや、気分〉

『なにそれ。キヨも可愛い所あるね。…てか、私何気にキヨの本名知らないかも。』

〈うーん…。なんかゆいは配信中に俺の名前間違えて出しそうだから言わなーい〉

『はー?!そこまでドジじゃないよ!!』



再び、私とキヨはお互い笑みを零した。

…キヨの名前は私には教えてくれないらしい。そこもキヨらしいとは思う。けど…



私の名前知ってるなら、教えて欲しかったな…

寂しい気持ちが、私の心を覆った。




『そろそろ寝てもいい?』

〈ん、いいよ。おやすみ〉

『おやすみ!大好きだよ』

〈えっ!?おっ、え、俺も!俺も大好き、!〉




電話を切る直前、キヨも私に大好き、と言ってくれた。そんなキヨが愛しい。


そして、私とキヨの2人だけの時間は、ここで一旦終わった。寂しい気持ちが、また私の心を覆う。


そんな気持ちの中、私はベッドに体を沈めた。





〈おやすみ〉







その優しいキヨの言葉が、頭に残ったまま。

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コメント

4

ユーザー

好きだ!!!!!!!!!!!!てかうっしー大丈夫かな、?

ユーザー

無理な事は分かってます!!!いっぱいハートあげるんで投稿頻度あげる又は長くしてください!!!

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