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『BLUE AMBER THE LUV』〜俺の気持ちに気付いて欲しいです〜
FINAL COLOR 私の告白
私は2人の待つ場所へ向かった。
水の都 ヴェリス
『お待たせ。2人共。』
『主様どうしてここに俺達を?』
『私の…好きな場所だから。』
青色の海に…空のオレンジ。
どちらが美しいなんて私には優劣つけられない。どちらも美しく、儚くて綺麗だから。
『主様……。』
私はハウレスに花を渡す。
『これは…?』
『っ……。』
主様はハウレスに薔薇の花束を渡した。
『それが…主様の答えなんですね。』
薔薇の花言葉――
9本:「いつも一緒にいてほしい」
『では、俺は失礼します。』
と、去ろうとした時だった。
『フェネスにも。だよ。』
『ど、どうして俺にも…?』
『これが、私の2人への告白だから。』
『『……!』』
『ごめんね。やっぱり私は…選べない。2人のこと同じくらい大好きだから。
ハウレスはかっこよくて…強くて、いつもみんなの事を守ってくれる。どんな痛みも耐え忍んでること、私は知ってるよ。』
『主様…。』
『フェネスは優しくて、いつも誰かのフォローをしてくれる。弱くなんてないよ。本当は強くて、誰よりも心が強いってこと私は知ってるから。』
『主様…。』
『だから今はこれで許して欲しい。』
薔薇の花束を受け取る。
『かしこまりました、主様。』
『それが、貴方の望みなら…俺達は全力で応えます。』
『2人共……ありがとう。』
一方その頃――
『ったく。あいつら俺らが背中を押さないと何も出来ねんだから…。』
『俺らって……俺は今回何もしてないっすけど…。』
『あの薔薇用意したのはお前だろ?』
『主様の頼みっすからね。それは受けるしかないっすよ。』
『まぁ、今頃主様から応えを聞いてるだろ。』
『そうっすね。少し悔しいっすけど…。』
『悔しい?』
『俺が育てた薔薇を2人が貰うのは…モヤッとするというか。』
『アモンお前――』
『な、なんでもないっす!別に深い意味とかないっすから!』
『フッ。そういうことにしといてやる。』
『なんスかその上から目線ー!』
『冷たっ!』
『主様滑らないように気を付けて下さい!』
3人で浅瀬に入る。
心地よい冷たさと外から来る夕日の暖かさがちょうどいい。
『大丈夫だよ〜わっ!』
波に足を取られ、海に倒れ込みそうになる。
『『主様――!』』
2人の手が私に伸びる。
いつか…その2つの手をどちらか1人に絞る時が――いつか来る。
それがいつかは、まだ分からない。
MERY BADEND—-?
コメント
1件
ぷちさん、第12話読了しました!2人に同じだけの想いを渡す「選べない」告白、すごく切なくて胸にきた…。浅瀬で2人の手が伸びるラストも綺麗で、いつか来る選択の時を考えるとグッときます。アモンの「育てた薔薇が悔しい」発言も可愛かったです!
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MAKO
MAKO