テラーノベル
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なっちゃん
709
みー
9
Codeレイ
46
『彼等が死ぬか。私が死ぬか。』
〜Will you continue to die every day
or will you face Tomorrow?〜
※死ネタです。苦手な方は🔙お願いします。
ベリ主、ロノ主。それぞれの視点でお楽しみ下さい。
Day.2『ロノ・フォンティーヌ』
○月✕日 今日は晴天。
ロノと一緒に夜ご飯の材料を買いに来ていた。
『晴れて良かったですね!』
『うん。そうだね。』
(あれ…おかしいな。なんなんだろう。この既視感。まるで、前にもあったような…。変な夢のせいでおかしくなってるのかな。)
『主様?どうしたんですか?』
『!ううん。なんでもない。』
(そんな訳ない。あんなことが、何度も起こるはずないから。)
私とロノは出店でお肉、野菜、魚を購入する。
『沢山買えましたね!今日も美味しいのを作りますからね!』
『いつもありがとう。ロノ。』
『いえいえ、主様の為なら当然ですよ!』
ロノはにへへっと微笑んだ。
馬車に買い物をしたものを積み、帰ろうとした時だった。
ヴーヴーヴーヴー
『天使の警報…!!主様、こっちに!』
ロノは私に手を差し伸べる。
『……。』
違和感、既視感に気付いた時はもう遅いということに私は後悔する。考えが上手くまとまらなくて立ち尽くしてしまう。
『主様!!』
大声を出されて正気に戻る。
『あ…っ。う、うん!』
ロノの手を取り、走り出す。
『はぁ、はぁ…っ。』
『なんだよあれ…っ。』
空には天使の大群が空を覆っていた。
そして、その前に鎮座するのは3人の知能天使。
『壮観でしょ?ねぇ、ロノくん。悪魔執事の主。』
『セラフィム…っ。』
(嫌な夢だ。早く覚めなきゃ。そうじゃないと、この後……。)
この夢から覚めるトリガーは……。
ダメだ。考えたくもない。
『主様、俺の悪魔の力の解放をお願いします!』
『え……っ。待って、ロノ、みんなが来てからの方が…。』
『それじゃダメです、他の奴らに被害が行くかもしれません!主様!お願いします!』
『っ…分かった…っ。』
何かをこらえるように、私は本を開く。
『来たれ、闇の盟友よ。我は汝を召喚する。ここに悪魔との契約により、ロノの力を解放せよ。』
『ありがとうございます!主様、俺の傍から離れないで下さい。』
『ロノ……っ。』
ロノは天使に向かい走っていく。
『おらぁっ!!』
ぶんっ!!
『君一人で適う数じゃないのに…無謀だね。セラフィム。スローン。こいつの相手は私がするから他の人間消してきてよ。』
『了解〜♪』
『ふんっ。指図するな。』
『させるかよ!!』
ジャキッ!
『おっと、危ない…。』
『他の奴らにも手出しさせねぇ…。俺が全部守る!』
(ロノ……っ。)
『馬鹿だな…後ろがガラ空きだ。』
『っ……。』
『主様――!!』
ロノは私に向かって走ってくる。
叫びたい。心の中でずっと叫んでる。
やめて。こっちに来ないで。って。
この時点で確信していたのかもしれない。薄々と。
あれ…これ…初めてじゃ…ない。
ブシュッ!!
『ぐ…っ!』
血飛沫が辺りに広がる。私の頬に暖かいものが降り注いだ。
ロノは私の前に立ち…そのまま倒れ込む。
『……ロノ――?』
『……く、あるじ、さま…。』
『馬鹿だなぁ、ロノくんは。肝心の主を守らないといけないのに。まだまだ弱いね。』
『っ…うるさい…。ロノの事を侮辱しないで…っ。私の為に命を賭けて守ってくれたロノの事を悪く言うな!!』
『事実だよ。それに君は執事に守ってもらわないと何も出来ない。』
『っ…!』
『ケルビム。無駄話してないでもう帰るぞ。やるべき事は終わった。もう用済みだ。』
『他の執事が来る前に帰ろうよ。』
『うるさいな、もう帰るよ。じゃあね、悪魔執事の主。』
バサッバサッ
『主様!!ロノ君!!』
ベリアンとバスティンが、武器を抱え走ってくる。
『……どうして、こうなるの。』
『主様…?』
『っ、ロノ…っ。』
『遅れてくるのも…夢の中で計算されてることなの…?こんな悪夢ならもう要らない、やめてよ…っ。こんな辛い夢ならもう見たくない!!!!』
『あるじ、さま……』
ロノは血に濡れた手をゆっくりと上げて私の手を握る。
『あるじさまが、無事で…よかったです。』
『よくない……ロノ、今すぐ屋敷に帰ろう…?ルカスに治療してもらおうよ…。』
『無駄です……もう俺は死ぬ…。主様を守って死ねるんです。俺は…幸せです。』
(なんで、なんでなの…。初めて聞いたことのない感じがするのは。どうしてなの?)
ロノはそれだけ残して静かに息を引き取る。
『あぁ……っ。また守れない…っ。いやだ…っ。うぁぁぁぁぁ!!!!!』
またその時、私は意識を失う。
『ロノ……っ!!』
ガバッ!
起きたらそこは自室。まただ。
また悪夢を見たのだ。
『夢……。なんでこんな悪夢ばかり、見なきゃいけないの…?』
この夢が繰り返してるとしたら…私は何か罪を犯したのだろうか。こんなに苦しまなきゃいけない理由が、私にはあるのだろうか。
私は無意識に部屋のカレンダーを見つめる。
『○月✕日…?な、なんで…?同じ日付…?』
悲しい繰り返しと残酷な夢を私は繰り返すことになる。そして……いつの日か夢ではないと、気付くことになるまで――遠くはない。
次回
Day.3 『バスティン・ケリー』
コメント
3件
やっぱり死に戻りなのか、、、?前回の記憶が薄っすらあるのが辛い!ロノー😭主が夢だと思い込んでるのがまた、、夢から覚めたたらまた同じ日、、投稿お疲れ様です!
うわぁ…ロノがっ!!😭💔 主様の既視感、そしてロノを守れなかった絶望とか「また守れない」の叫びが胸にグサグサ刺さった…。自己犠牲で「幸せ」って言うロノの優しさが逆に切なすぎる…!ループものの予感も気になりすぎて次回のバスティン編待ちきれないよ〜!ぷちさん、この重くて美しい世界観をありがとうございます🌸✨