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『何でアンタはボスに執着してんの?』

「あ?」


率直な疑問だった、私は人にそこまで興味が湧かない人間だから…それとは真逆の1人の人間にずっと執着している三途にずっと聞きたかった。昔からの関係とはいえそこまで深くなるモノなのか?


「テメェが俺に質問たァ珍しいな」


気になったんだ、仕方ないだろ…人に無頓着で執着しない人間と執着する人間の考え方は根本的に違っている、だからこそ気になるんだ。


『お前が解らない…周りの連中に聞いてもそれらしい答えは聞けなかった』

『解りたい訳でもないが久しぶりに興味が湧いてな、だから教えてくれ』

「嫌なこった、誰がテメェに教えるかよ」


まあそうなるよな…コイツだし、簡単に何か教えてくれるとは思ってなかったし大して大きな期待もしていない。もう半分ぐらいどうでも良くなってきたかも、これが飽き性の悪い所だ…自分から言っておいてすぐ飽きてしまう


『じゃあ1個だけ、マイキーがタヒねばお前もタヒぬのか?』

「あ゙?」



昨日ニュースで流れてきて頭に妙に残っていた、とある夫妻の死〇が発見されたというで、その死〇はまるで抱き合っていたかのような形だったという記事だ。相当お互い愛し合っていたんだろうなと一瞬思ったがじゃあ何故タヒんだんだよとも思った。私は人を本気で愛した事がない、愛したとしてもそれは偽りの愛だ、口から出る『好き』には何の感情も篭ってないしむしろこんなので喜ぶなんてバカだな同じ人間か?とも思った。ごめんな私は良い人じゃない



「….」


考えてんのかコイツ…半分ふざけで言った質問なのに、というかどうせ適当に流すモノだと思っていたのに、流石ボスの事となると本気になるなぁ。そこまでして一緒にいたいか?好かれたいか?共に苦楽を過ごしたいか?私には分からなさ過ぎて考えるだけ無駄のように思えてくる。


「俺もタヒぬな」

『マジか、お前本当に頭おかしいな…』

「はぁ゙?💢」



まあけど、多分ボスは喜ぶだろうなって想像してしまった…いつも寂しそうにどら焼きとたい焼きを食べて嫌々任務に行ってるボスだ、きっと自分の後を追ってくれる人が1人でもいると内心どこかで嬉しがるんじゃないかな?


『まあボスは喜びそ…』



私もお前みたいにどんな形でもいいから人を本気で好きになってみたかったなぁ、私は家族も友人も昔からいないからお前ら見てると少し羨ましかったんだ…2人は苦しそうだったけどな。


「喜ばねぇだろ別に」

『自分の後を追いかけてくれる人だよ?』

『絶対、どっかで嬉しいって思ってくれてる…』

『いつか三途の恋が報われますよーに』

「誰が恋だよアホが💢」



𝑒𝑛𝑑𓂃◌𓈒𓐍

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はるちとの会話大体が暴言で草w やっぱ、はるちは「あ?」より「あ"?」の方がしっくりくるな... 夢女主少し羨ましがってるの良き

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