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遥

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121 - ファミレス帰り-1-

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2025年03月04日

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は「待ってよ〜涼風くん、はやっ」


ファミレスから解散して、現在涼風くんに置いて行かれてます。

なぜ。

同じ方向なのに。


外はまだまだ春の匂いが残り、辺りには花の匂いが香る。


私は無視され続けてる背中に呼びかける。


は「こういうのは一緒に帰るもんでしょ〜まって〜」


相変わらず返事もなく少し前を早歩きで進んでいく涼風くん。


駅構内から電車のアナウンスが鳴っているのが聞こえる。


やばい。私の乗るほうの電車だ。急げ急げ。


改札を通って人を掻き分け、階段を一段飛ばしで駆け上る。


電車の中にはすでに涼風くんの姿。早すぎるよ涼風さん。



小走りで電車の出入り口に向かう。


多分私、今すごいぶっさいくだ。


電車のベルが鳴り響く。




間に合わな..




そのとき電車の中からグイッと腕を引っ張られた。



!?



その勢いに転けそうになりながらも、なんとか体勢を崩さずに済んだ。


電車の手すりを持って息を整える。


電車の出入り口は閉まってしまった。発車の合図が鳴り、電車が動き出す。



は「涼風くん、なん、で」


私の腕を引っ張ってくれた主は涼風くんだった。

戸惑いと困惑の気持ちが入り混じる。

それでも、その取ってくれた手を見て。


凛「…困ると思ったから」


その一言と表情で全てを理解した。


クラスメイトを見捨てるやつにはなりたくない。

こんなに小さなことでも。

その瞳が物語っていた。


女嫌いなのに寡黙で優しい彼。

クラスメイトだから?


多くは語らないのに伝わる優しさ。

クラスメイトだから?


胸にあたたかいものが広がる。


は「ありがとう..」


私は涼風くんにお礼を言って笑顔を向けた。






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