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続きです。
白side
「僕と付き合ってくれる?」
「卒業したらね?」
なんで会話をしたのは1年の頃。
あと何年耐えないといけないのかとか思っていたが時の流れは意外にも早くて。
桜が満点に咲き誇る3月某日。
卒業式を終えて静かになった教室に先生と2人きり。
赤 いやぁ~、有栖ももう卒業かぁ…
白 …そうですね
赤 寂しくなるね〜、
教壇にもたれかかって窓の方を見つめる先生。
流れるその髪は桜にも負けないほどに輝いている。
赤 有栖も寂しいんじゃない?笑
白 …忘れたとは言わせませんよ。
赤 ぁ、は…笑
乾いた笑いを漏らしながら椅子にゆっくりと座った。
赤 まだ先生のこと好きなんだ…?
白 うん。先生しか見てません。
赤 …猫宮さんとか乾さんとか可愛くない?
大変問題発言な気がするがクラスでも噂される女子の名前を淡々と述べる先生。
僕が睨むと呆れた表情で口角を片っぽだけ上げて笑う。
赤 有栖もモテるんだから他の人にし…_
白 …ッ
先生の言葉に何かが切れる感覚がして、先生の白い腕を力任せに握った。
赤 …っ、
白 先生しか見てないって言ったやんッッ…、 そんなに僕の事を信用出来ひんの…ッ、?
問いただすように聞くと、先生は下を向いてゆっくりと口を開いた。
赤 別に有栖を恋愛対象として見れないとか嫌いとかはないよ…?
赤 だけど…っ、やっぱり先生もアラサーだしさ?有栖には他の人と幸せになって欲しい…て、思う…
貴方はそうやってまた俺を引き離すんだ。
自分勝手な気持ちが勝ってしまうが1年の頃のように僕の心はそんな野暮なもんじゃない。
心ではそう思う、けど。
もう大人の階段を登っているという事を見せなければならない気がする。
白 …、、(持上
赤 ぅわッ…、?!
ストン…(机に座らせる
赤 ぇ、…有栖ッ、
僕の名前を呼ぶ柔らかくて勝手な口に唇を無理やり押し付けた。
赤 へ…、、
白 もう、…俺は大人だからッ、/
赤 へ…ぁ…、、///
白 ガキじゃないもん、
顔を真っ赤にして硬直するのは前から変わらないようだ。
白 …付き合ってくれる…?
赤 迷惑かけるかも…、/
白 ええよ。全部受け止める、
赤 …不安になって泣き出すかも、//
白 全力で笑かす。
全部言い返すと、涙目の上目遣いでこちらをちらりと見つめてくる。
赤 手はだしちゃ駄目だよ…?、//
白 え。
赤 へ…
白 今日にでも家に乗り込んで襲おうかと…
赤 ッ~~、?!///
目を見開いて、耳まで真っ赤にさせて頬に両手を抑えるような仕草は照れた時によくするのも変わらない。
赤 それは20歳になってからってことで…//
白 えぇ〜…また待つん…
凹むように言うとほっぺを引っ張られる。
白 にゃに… (訳:なに…
赤 …キスはいいよ、、?
白 …まじ?
赤 ん…ッ//
また、顔をそっぽに向けるが耳が赤いから照れてることなんてお見通し。
無理やり顔をこちらに向かせると、睨んでるけど嬉しそうな表情は愛おしい程。
赤 なにさッ…、//
白 ぁは、可愛い。
赤 はッ、ん゛ぅッッ、?!//
『先生 付き合って』𝑒𝑛𝑑
ありがとうございました!
ここまで来たら2年後まで持ち込むしかないという事で次回もお楽しみに…😏