テラーノベル
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夏休み。その休みは、恋をしている乙女にとって少し寂しい期間。
¦ だって、好きな人に会えないから。 』
─ 先輩と出会った日 ─
急に現れた貴方を好きになってしまった。
世間でいう、一目惚れというやつなのだろうか。
去年の秋。
涼しい風が吹き、その風のように現れた貴方に、初めて恋をした。
生まれて初めて恋をした10月。
¦ 羽宮先輩ッ!好きです!! 』
¦ お~、告白か~! 」
¦ でもごめん、オレ忙しいんだ。 」
¦ またね 」
生まれて初めて告白して振られた冬休み前の12月。
それから一途にず~っと想いを伝えてるが、羽宮先輩は振り向いてくれない。
想いを伝え続けているはずなのに何も動じず、あっという間に夏休みだ。
この一ヶ月近くある夏休みで先輩が他の人に奪われるかもしれないというのに。
¦ 先輩、花火とか興味有るのかな。 』
先輩の興味のあるもの、好きなもの。なんで聞かなかったのだろう、と後悔する自分が居る。
今メールで聞けるか、って言ったらそんな状況ではない。夏休み中だし、不自然に思われるかもしれないのだから。
─ 花火大会 ─
羽宮先輩との花火大会は諦めて、友達と花火大会に行くことにした。
結局、羽宮先輩を花火大会デートに誘う勇気はなかったし、何より断られるのが怖いからだ。
¦ すご、めっちゃ綺麗… 』
¦ めっちゃ綺麗だよね ! ! 」
『羽宮先輩と見たかった』という、叶わない願いを心の奥へとひっそり閉まった。
¦ あれ、〇〇ちゃんじゃ~ん!オレオレ~! 」
どこからか、私の名前を呼ぶ声がする。聞き覚えのある声だが、未だにわからない。
一体誰だろう。知り合いか?身内か?
¦ ( オレオレ~、、、。 』
¦ うそ、まさか、!? 』
¦ やっほ~ 〇〇ちゃん 」
¦ 羽宮先輩、!!? 』
私の名前を呼ぶ声は、私の好きな羽宮先輩だったのだ。
わからなかった自分自身にも少し怒りの感情が湧き出るが、今はそれどころじゃない。
羽宮先輩と花火を一緒に見れるのだ。
¦ 羽宮先輩、来てたんですか! 』
¦ 来てたよ~ 〇〇ちゃん居るかな~って笑 」
¦ 冗談辞めてくださいよ!笑 』
花火大会、運良く出会えた。
これは運命と言ってもいいのだろうか。それとも奇遇なのか。
わからない。わからないけど、
羽宮先輩の隣に立てるようになるのは、そう遠くないのだ。
『 先輩に奪われた初恋心。 』
御相手様¦羽宮一虎
・杏月コンテスト
e n d .
コメント
7件
ひゃぁぁぁ‼️羽宮パイセンの告白された時の反応がもう羽宮パイセンすぎて…🤦♀️💓( 断る時の口調とかもほんとにキャラとあってて尊敬です…т т ぜんぶがすぎ‼️らぶ‼️最高‼️
待って杏月ちゃんコンテスト開いてたんですか見逃してた(( てか待ってよ、つきてゃのノベル&一虎って言うのがまたいいのよね ちゃんとタイトル通りに中身が制作されてんの天才だよね👏
月愛ちゃん!! 私の好みどストライクの作品くい込んできましたね!! 私実はノベル結構好きなのよ!! 開いた瞬間にやけちゃった🤭💖 そして羽宮一虎くんはガチでセンスよすぎ!🫵🏻🫵🏻🫵🏻 私東リべのキャラで好きなキャラTOP3入るくらいに一虎くん好きなのよ! 月愛ちゃんもしかしてエスパー? そして初な感じの恋愛ストーリー… 大好物です🩷ご馳走様です😍 結果楽しみに待っててね😘💓