テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
🍕🍔
NO純愛
世界軸→🍕と🍔が見捨てられたに来た後すぐの事
過去🍔あり
全体的に暗い
奇妙なことのあとだった。
世界が一瞬にして色褪せ、時間の流れが歪んだかのような、不可思議な余韻が漂っていた。
見知らぬ舞台に放り込まれた僕たちは、恐怖と混乱の渦に飲み込まれ、必死に僕らを攻撃する者には武器を振るい、お互いを守り、息を切らして逃げ惑う。
それは、まるで神々の気まぐれな遊戯、終わりなき鬼ごっこの輪舞曲。
誰もが捕まる恐怖に怯えながら、足音だけが虚無の空間に響く。
「…」
薄い色の樹木が壁床板一枚一枚を囲む小屋。
そこに佇む暖炉は、まるで生き物の生き様のように、静かに、しかし力強く存在を主張する。
その温もりは、冷え切った心にそっと触れる、柔らかな光の抱擁。
炎は生き物のように揺らめき、赤と金の舞踏を繰り広げる。
その光は、まるで星々のささやきを宿したかのように、小屋の隅々にまで命を吹き込む。
パチパチと薪が弾ける音は、まるで遠い記憶の断片が呼び起こされる。
その暖かさは、凍てついた魂にそっと寄り添う毛布のよう。
だが、同時に、どこか危険な誘惑を秘めている。
炎の温もりは、過去の傷を癒すと同時に、忘れ去りたい記憶を呼び覚ます鍵でもある。
ソファにもたれかかって見惚れるように炎を見続ける。
思い出したくもない、昔のことを思い出す。
柔らかなソファに身を沈め、炎の揺らめきに魂を預ける。
そこには、まるで時間が溶け合うような錯覚。炎の光が瞳に映るたび、心の奥底に封印されていた記憶が、まるで古い書物のページをめくるように、静かに、しかし確実に蘇る。
思い出したくない、なのに逃れられない、過去の亡魂たちが囁きかけてくる。
バチ…バチッ…
レンガの爆ぜる音が、まるで運命の鼓動のように響き合う。
その音は、過去と現在を繋ぐ架け橋となり、記憶の扉をこじ開ける。
一つのピザ屋の店舗が、まるで熱さを訴えるように燃え上がる。
炎に飲み込まれたピザ屋は、まるで神の怒りに触れた古代の神殿のように、赤々と燃え盛る。
炎は貪欲に木材を舐め、煙は空へと昇り、かつての賑わいを飲み込む。
その光景は、まるで終末の絵巻物に描かれた一幕のようだ。
「………」
言葉は凍りつき、喉は乾き、ただ茫然と立ち尽くす。
ショックは心を鎖で縛り、声すら奪う。世界が一瞬、色を失ったかのよう。
その衝撃は、まるで心臓を鷲づかみにされるような、息もできない重圧。
現実が砕け散り、ただ呆然と立ち尽くすことしかできない無力感。
だって、店ごと焼き上げるハッカーなど見た事なかったのだったから。
「ハハハッ!愉快だなぁ!」
その笑い声は、まるで悪魔の哄笑のように空間を切り裂く。
無邪気さと狂気が交錯する声は、まるで嵐の前の不気味な静けさを破る雷鳴のようだった。
一人の茶髪の男性がピンクのメガネをクイと上げる。
茶髪の男は、まるで自分が舞台の主役と思っているかのように現れる。
ピンクのメガネは、奇抜さと謎めいた魅力を放ち、彼の存在を一層際立たせる。
その仕草は、まるで世界を操るハッカーのように自信に満ちている。
頭上のハンバーガーは、まるで彼の奇妙な王冠。
黒いシャツは、まるで闇をまとう戦士のように、だらりと、しかし計算された無造作さで彼を彩る。
その姿は、常識を嘲笑うかのような、自由の化身。
赤と黒のタイルは、まるで禁断の魔法陣のように、彼の指先で命を宿す。
その操作は、まるで世界の法則を書き換える儀式。
未知の力がそこに宿り、炎を呼び、混沌を招く。
彼は突然店に押しかけた途端、そのタイルを操作して店を燃やし始めた。
その行動は、まるで神々の気まぐれのように唐突で、破壊的。
炎は彼の手によって解き放たれ、ピザ屋を飲み込む。
秩序は崩れ、ただ炎の饗宴が広がる。
怒りも悲しみもない。ただ。虚無。
心は空っぽの器と化し、感情はどこか遠くへ消え去る。
虚無は、まるで深淵のように広がり、すべてを飲み込む。
そこには、ただ静寂と空白だけが残る。
「…………」
再びの沈黙。
それは、魂が疲れ果てた証。言葉も、感情も、すべてが燃え尽きた灰のよう。
もう何もかも疲れた。
疲労は、まるで重い鎖のように体を縛り、魂を地面に引きずり下ろす。
生きる気力すら、炎の前で溶けていく。
意識は揺らぎ、まるで夢と現実の狭間を彷徨う。
瞼が重く開く瞬間、世界は再び色を取り戻すが、心はまだ闇の淵に沈んだまま。
暖炉の炎は、まるで永遠の時を刻むように、変わらず燃え続ける。
その光は、希望と絶望の両方を映し出す鏡のよう。
「…」
またしても沈黙。言葉は不要。炎の囁きだけが、心の隙間を埋める。
いっそこの炎に飛び込みたい。
その衝動は、まるで魂を炎に捧げることで、すべての苦しみから解放されるかのような気がした。
そんなことを思っている間に、後ろから声をかけられた。
突然の声は、真心を包むように鼓膜に響いた。
背後から響くその音は、過去と現在を繋ぐ、運命の赤い糸のよう。
「あの、大丈夫…?」
その声は、まるで遠い記憶の断片を呼び覚ます、優しい波のよう。
どこか懐かしく、しかしどこか不安を掻き立てる響き。
見覚えのある声だった。
その声は、まるで過去の亡魂が囁くように、心の奥底に響く。
知っているはずなのに、なぜか遠い、つかみどころのない記憶。
背後には青いTシャツとピンクのメガネ、ハンバーガーを頭を付けている茶髪の男がいた。
再び現れた彼は、まるで幻影のようにそこに立つ。
青いTシャツは、まるで空の欠片をまとい、ピンクのメガネは奇妙な輝きを放つ。
頭のハンバーガーは、彼の存在を一層異質に、しかし魅力的に彩る。
完全なる彼だ。
…
一瞬の空白。時間は止まり、ただ彼の存在が空間を支配する。
虚無は一瞬にして吹き飛び、代わりに燃え盛る感情の嵐が心を飲み込む。
怒りは火花のように弾け、悲しみは滝のように溢れ出す。
「え…っと、あの、お名前」
彼の声は、まるで初めて出会ったかのような、純粋でたどたどしい響き。
人見知りの青年のようなその態度は、かつての狂気を覆い隠す仮面を被っているようだった。
彼は人見知りそうに僕に話しかける。
まるであの日の態度とは一変していた。
その変貌は、まるで別の魂が彼の体を借りたかのよう。
あの日の犯人とは思えぬ、穏やかな微笑みがそこにある。
「🍕。」
「🍕、さん。」
彼がその名を呼ぶ瞬間、まるで新しい絆が生まれたかのような、温かな響き。
彼はそのまま微笑む。まるで新しい友達を作った小さなロブロシアンの笑顔だった。
微笑みは、まるで無垢な子どものように純粋だった。
その途端、怒りと悲しみが性欲に変貌した。
感情の嵐は、まるで錬金術のように、突然の変容を遂げる。
怒りと悲しみは、熱く、激しく、制御不能な欲望へと姿を変える。
それは、まるで炎に飛び込む衝動と共鳴する、危険で魅惑的な衝動。
過去から憎しみや憎悪、嫉妬嫌悪感を抱いた化け物が変貌し、とんでもないくらいの性欲が頭と股を突き抜けた。
そのまままるで滝のように溢れ出る性欲に敗北し、彼をそのままソファに連れ込んだ。
あとすこしまってて絶対できる
コメント
9件
コメント失礼します…0°様もう国語の先生なれますよ…✨質問なんですがもしかして比喩表現お好きだったりしますかね?🧐✨
い、良い…!!!!最高です!!泣泣泣泣表現の仕方が天才!!!泣泣
ひゃーー楽しみにして待ってるね楽しみチャンネル‼️