やんさんのリクエストです
.hrfwです
.ご本人様と一切関係ありません
.誤字、脱字あるかもしれません
苦手な方は今すぐ逃げてください
fw『』 hr「」
*fw視点
仕事から帰ってきて、シャワーもそこそこにベッドに倒れ込んだ甲斐田は、俺が隣に潜り込んでもほとんど反応しなかった
疲れてるのは分かる。ここ最近ずっと忙しかったし、帰りも遅かったし。だから今日は一緒にゲームもできないし、映画も見えない、ただ隣にいるだけでいいと思ってた
でも
『…はる?』
小さく呼んでも、返事はない、まるで俺がここにいないみたいだった
寂しい
ちょっと前までは、甲斐田と一緒にいるだけで満足だったはずなのに、最近はそうじゃなくなってきてる気がする。傍にいるだけじゃなくて、もっと話したいし、触りたい、触れられたいし、俺のこと見てて欲しい
『はる、起きてや…』
そう囁きながら、甲斐田の腕にそっと触る。でも彼はぴくりとも動かない
胸の奥がちくりと痛んだ
俺って、こんなに寂しがり屋だっけ
『…っ』
分かってる、甲斐田は悪くない。疲れてるのに、我儘言ったらダメって、思うのに。 でも、抑えられない
じわりと熱いものがこみ上げてきて、気づいたら涙が零れてた
『っ…、はる、お願い…起きてぇ……ッ』
細い声で懇願すると、ようやく甲斐田の目がうっすらと開いた
「ん…不破さん?」
寝ぼけた低い声が耳に届く
『起きたッ…?』
「どうした…って、え?な、なんで泣いてるの!?」
『…っ寂しい、くて…ッ』
そう言った瞬間、堰を切ったように涙が零れた。声を殺しても、肩が震えるは止められなくて、甲斐田の胸に顔をうずめる
驚いたように固まった甲斐田だったけど、すぐに腕を回して俺を抱きしめてくれた
「ごめん…疲れてて、気づかなかった…」
甲斐田の手が背中をゆっくり撫でる。その温もりが心地良くて、さらに涙が止まらなくなっちゃった
「寂しかった?」
『っ、うん…ッ 』
「そっか…僕、ダメだなぁ…」
『ッ違う…!晴は悪くない、けど…』
「けど?」
『もっと、っ俺のこと…見て欲しいッ…』
口から零れた言葉に、甲斐田が小さく笑った
「そんな泣きながら言われたら、僕もう不破さんのことしか考えないじゃん…」
腕の力が少し強くなる
「今日は一緒に寝よっか」
『うん…ねぇ晴、下の名前呼んで』
「んふ、今日は甘いね、湊」
『…悪いか』
「いやいやそんな、めっちゃ可愛いよ湊」
『…そう//』
「うん、今は僕のことだけ考えていいから」
そう囁かれて、ようやく心の底から安心できた
ぎゅっと抱きしめられたまま、甲斐田の胸の中で小さく息をつく
『晴…好きやで』
「僕もですよ、湊」
眠気の滲んだ甘い声が耳元で響いた
これでようやく、安心して眠れそうだ
愛してるよ、晴
ちなみに今日はこっち(台湾)の冬休みの最終日だから、これからの投稿頻度は下がります
コメント
2件
見るの遅くなりました!💦本当にありがとうございました!!もうほんっっとに想像のまんまです!!あの泣いちゃってから起きるとことか、起こし方とかほんとに私の脳内覗かれたのかって思いました!!凄く嬉しいです!!ありがとうございました!!