でも…僕には
家族も
友達も
希望も
夢も
全て
全てを…失った…みんなのせいで全てを失ってしまった…
なのに…どうして
君は
「友達になろうか?」
って言うの?
こんな暗くて…
ひとりぼっちの
僕に
なんでそんな事言うの?
君も絶対僕を見捨てる、、皆みたいに…
「そんな事しないよ!」
(信じられない!ごめんだけど…)
そういった瞬間に君は落ち込んだ様子でこの場を去った
あぁまたダメだ…本当は嬉しいのに…どうして…こんな事を口に言ってしまうのか…
次の日から僕は学校に行かなくなった
「あれ?またあの子休みなのか…」
僕のは…暗い孤独な所に住んでる…
みんな僕の家を見ると
「気持ち悪い」
「なんでこんな家に住んでられるの?」
「絶対呪われてる」
そう…僕の家は“廃墟”という場所
廃墟はとても暖かいし涼しい
時々…耳の生えた生き物も来る
けれど…廃墟に住んでないみんなは
「気持ち悪い」
「なんでこんなところにいるの?」
って言う…だから友達には見せたくない
けどある日
「君の家に行ってもいい?」
そう聞かれたのは…青髪の少年と銀髪の少年と赤髪の少年
(良いけど…嫌がるよ)
そう言ったら不思議そうに首を傾げた
そして…その日
僕の家を見た瞬間に
「すげぇ〜!なんかワクワクしてくるな!」
そう言ったのは赤髪の少年…
「早速中に入ろうぜ!宝とか有るかもよ!」
そう言った瞬間に
「本当か!兄貴!?」
青髪の少年が言っていた
銀髪の少年は…心配そうに中に入る
その時だった
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