この気持ちを自覚したあの時から、俺の世界は
あいつの色に、囚われている。
鶴蝶「蘭!、はよ!」
蘭「!、うん、おはよー」
蘭「朝から元気だねー」
鶴蝶「まぁな!」にしし
蘭「……」
鶴蝶「あ!、イザナに呼ばれたわ!じゃな」
蘭「!、う、うん、ばいばーい」
蘭「……」
蘭(はぁぁぁ……なにあれ、可愛すぎなんだけど鶴蝶……。。)
鶴蝶「ーーー?ーーー」
イザナ「……ーー?」
蘭(あー、)
好きー、、
年少で初めてあった時から
ずっとあいつのことが好きだった。
イザナの右腕だっていう興味が
憧れに
憧れが友情に変わっていった。
だけど、いつからか
蘭「あ」
蘭(鶴蝶だ)
気づけば、鶴蝶のことを目で追っていて
鶴蝶への、気持ちが
『友情』と呼ぶには、大きくなりすぎていることに気がついた。
そして、自覚した。
これが恋なのだと。
そして、自覚すると同時に
モノクロだった俺の世界に、
鮮やかな色彩が広がった。
蘭「…か、鶴蝶ー、」
鶴蝶「?、どうした蘭」
蘭「あー、あのさー」
最初の頃は
名前を呼ぶだけで、喉が焼けそうなくらいドキドキして
会えて、話せるだけで嬉しくて
鶴蝶が俺の名前を呼ぶと、胸の奥がドクンと煩くて
そんな、ものだった
でも、だんだん
蘭(あ、鶴蝶)
鶴蝶「ーー!ーーー…ー?」
イザナ「ーー、ーー。」
鶴蝶「ー!ーー。」
蘭(いいなぁ、イザナは、)
蘭(鶴蝶の1番って感じで)
蘭(……俺は、鶴蝶の何番目、なのかな)
なんて、聞いたらきっと
鶴蝶、は?みたいな顔するかな笑
……俺の中では、鶴蝶は
1番、なんだけどなー
鶴蝶「ーーー!ーーー!」にしし
蘭「!」
蘭(うっ、わぁ、)
蘭(可愛いぃ…)
……鶴蝶、
イザナのこと、好き、なのかな
そしたら、俺
勝ち目、ねーじゃん、笑
蘭「…っ、」
ああー、もー、ほんと最悪だわ
蘭がしゃがみこむ。
…ん、らん!
蘭「!」
鶴蝶「大丈夫か、蘭?、急にしゃがみこんで…」
蘭「だ、大丈夫!」
鶴蝶「でも、顔も赤けーぞ?熱あんのか?」
鶴蝶が蘭の額に手を当てる
ちっか…!
蘭「…!//」
蘭が鶴蝶から顔を背ける
蘭「いや、ほんと大丈夫、ごめん、もう行くね」
蘭が逃げるようにその場を後にする
鶴蝶「っあ、……」
やばい、やばいやばいやばい
蘭が壁へもたれ掛かる
蘭「…はぁ」
ずるずる
蘭「大好きすぎんだろ、俺…///」
あいつを、独り占めしたいって、
思うようになっていった。
そして、最近になってようやく気づいた。
この気持ちには、もう嘘をつき続けることは出来ないんだって。
どんどんあいつへの気持ちが溢れてきて、
どうしようも無くなる。
鶴蝶が笑うだけで、世界が輝いて、薔薇色に変わって
鶴蝶に会えないだけで心が張り裂けそうになる。
それくらい、大好きで、大好きで
俺の
蘭(愛しい人。)
君に嘘をつき続けるくらいなら、
蘭(だったら、いっそのこと)
蘭「あ、のさ、鶴蝶」
鶴蝶「?、どうした?」
蘭「、この後さ、6時くらい、暇?」
鶴蝶「あぁ、特に予定はねーけど」
蘭「じゃあ、その、あーっと」
鶴蝶「?」
蘭「…話したいことあって、その、アジト、来て欲しくて」
鶴蝶「ここじゃ、ダメ、なのか?」
蘭「あ…ー、うん、誰にも聞かれたくないから」
鶴蝶「……わかった」
蘭「…じゃあ、また、後でね、」
タッタッタッ
蘭「はっ、はっ」
言えた!言えた、
良かった…。
蘭「は、ふぅ」
スタスタ
早く、アジト行って準備しなきゃ
ずっと好きだった想い人への告白
今までの俺の、何倍もかっこいい俺を見て欲しいから
髪、セットして
あー、香水どれ使おう
こんなに、ドキドキとワクワクと、不安が混ざった感情、初めて。
成功したら、なんてこと
ニヤニヤ考えて
失恋したら、……
やっぱり、ちょっと怖い。
でも、きっと、失恋しても
鶴蝶への想いと、この世界の色は元には戻ってくれない
一生悲しく、彼を、追いかけ続ける事になると思う。
でも、それでもいい、
片思いのまま終わるよりは、
伝えて砕けた方が100倍マシだ。
君を待つ、夕暮れ
こんな俺を見て、君はなんて言うかな、
不安だし、怖いし、ドキドキする。
だけど、今も俺の世界は、
君だけの色に輝いているから。
勇気だして、伝えるね。
コンコン
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蘭sideでした!いかがでしたか?
面白かったら♥️お願いします🙏
追記
フォロワー様100人ありがとうございます😭😭
コメント
3件
// 最高な作品ぢゃないですか🙂 👊🏻💞
鶴蝶sideもあるので、見てない方は是非!