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閲覧ありがとうございます🥹


私ストーカー系のお話が大好きすぎて…

新しい物語ばっかり書いちゃってごめんなさい🙏🏻


他のストーリーも頑張って書いてますので今しばらくお待ちを…笑





では本編どうぞ!

















※一部(ストーカー×🌸)表現有





















桜はここ一ヶ月ほど、ずっと誰かに監視されているような感覚に悩まされていた。

最初は偶然だと思っていたが、学校から家までの道のりで何度も同じ人物が視界の端に現れるようになり、次第に気味が悪くなっていく。

影が消えることはなく、気づけば自宅周辺でもその存在を感じるようになった。



夜の帰り道。桜はため息をつきながら、無意識に後ろを振り返る。

人気のない路地、近くの商店街の明かりだけが頼りで、その明かりが徐々に届かなくなっていく暗闇に、彼の心はどんどん沈んでいく。

誰かが見ている。そんな気が___

けれど、これといった証拠は何もない。ただの気のせいだと、自分に言い聞かせようとした。

だが、毎晩感じる視線は、桜の心を蝕み続けていた。



「…もうやめてくれよ。」



桜は声に出して呟いたが、当然返事はない。

そんな時ふと、蘇枋の顔が頭をよぎったが、彼にこんなことを相談するのは嫌だった。弱みを見せるのがどうしても怖かった。

喧嘩が強いと思っていた自分が、手を出さず、挙げ句の果て自分一人じゃ何もできない。こんなことぐらい自分で解決できると思っていた。

でも、精神的な疲れが溜まりすぎていて、夜になると妙に胸がざわつく。



家に着くと、桜の足は自然と止まった。

ポストに何かが挟まっている。冷たい汗が背中を流れ、桜はその紙を取り出す。

薄暗い照明の下で、その文字を読み上げた。



『ずっと見てるよ、桜君。』



桜の手は震えた。彼はすぐに紙を握りしめ、部屋に駆け込んだ。ドアを閉めると、鍵をかけ、チェーンロックまで。

心臓の鼓動が激しく響き、恐怖が全身を支配していた。

それでも、彼は「誰かに助けを求める」という選択肢を拒否し続けた。



翌日、学校でクラスのみんなに会った時も、いつも通りの顔で話した。だが、蘇枋は敏感だった。桜の顔に見えない疲れが浮かんでいることに気づき、問いかけた。



「桜君、最近元気ないよね。何かあったの?」



桜は一瞬言葉に詰まったが、すぐに表情を戻した。



「…いや、なんでもねぇ。」


「本当に?」


「なんもねぇって。気にすんな。」



しかし、蘇枋はその意地張りの裏に何かあることを見抜いていた。





















next▶︎♡500⤴︎

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