ちょっと変わった家族

黃） ん … 

今日は朝から外がうるさい 、 

兄弟の誰かが喧嘩してるみたいです 

実は 桃にいと赤にいは昔から仲があんまりよくなくて 、 1回紫にいに凄く怒られたんですよ 

多分今喧嘩してるのは桃にいと赤にいでしょうね

ﾊﾞﾀﾝ 

靑） … ! 

黃） 桃にいと赤にいですか ? 

靑） ｺｸﾘ 

黃） 橙にいは 今日は朝から学校の仕事でしたね 、 

靑） ? 

黃） 放っておきましょ 

靑） ｺｸﾘ 

黃） そろそろしゃべってください 

） あ 黃さん ! 桃さんと赤さんの件ですがいつもどおりでいいですか ? 

黃） はい 、 放っておいていいです 

こんなに喧嘩をして何が楽しいのでしょうか 

靑にい絶対泣いたでしょ 目赤かったもん

可哀想に 僕には何も関係ないですが

おもしろそうだし少しみてみますか

桃） だから あの時はお前が !! 

赤） そうやってすぐ過去を掘り返すよね 桃くんって 

桃） おい ひとつしか歳が変わらないくせにいきがってんじゃねぇよ 

赤） ひとつ年下なくせに生意気な態度とらないでくれる ? 

桃） お前より俺はちゃんと外に出るし学校に行くし人と喋る 

桃） お前より人間してる 

赤） でも俺より頭悪いじゃん学校いってる意味ないよね 

桃） 体が弱くてろくに動けないお前よりましだ 

赤） それ靑ちゃんにも同じこと言えるの ? 

桃） あぁ いってやるよ 

赤） 最低だな 

桃） 赤にいよりクズじゃねぇよ 

赤） 急にお兄ちゃんよび ? きもいな ぁ 

あ 桃にい絶対手でる 

ｸﾞｯｺﾞｯ

赤） い” ｯ だ . . 

桃） 力も体格も差があるくせに強がるからだろ 

桃） 兄貴なのにな 

ｽﾞｯｸﾞｸﾞ

赤） 力弱いかわりに絞め技習ってきてるから 

赤） このまま頸動脈切ってもいいけど

桃） あっそ やればいいじゃん 

赤） … ｯ

桃） できないくせに 習ってたって意味ない 

これ止めに入る ? のが普通なのでしょうか 

僕には分かりません 

いつもならここに橙にいがいて止めに入って一件落着

今日はあいにく止めに入れるふたりがいません

誰かが来てくれませんかね ? 

あなた暇だから見てるんでしょ ? 呼んできてくださいよ誰か

あ 桃にい押し倒しちゃいました 

黃） ?! 

桃） … 

赤） あ 危ないから 、 部屋もどって 

靑） 、 

赤） え えぇ ちょ痛いから 、 ! ひっぱんないで 

靑） ﾌﾘﾌﾘ 

え僕 ? 

赤） ねぇ これ どういう状況 ? 

黃） 僕に聞かないでください 

黃） とりあえず靑にいのおかげでそこそこの怪我になったんです 感謝しとかなきゃですよ 

赤） まあね 靑ちゃ ありがとう 

黃） ここはふたりしかいないので別にしゃべっていいですよ

靑） … っ た 、 

赤） ごめ もっかいしゃべって 、 ? 

靑） … 僕怖かった （ ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

黃） あ 

赤） 靑ちゃごめんね 、 怖かったね 

靑） ｷﾞｭ

どうやら僕は空気みたいです

遠くからふたりをながめることにします

靑） ね 、 も 喧嘩しないで 

赤） それはねできないとはいえないね 、 

赤） てゆうかふたりとも学校は ? 

靑） ぁ … 

黃） もう連絡させておきました 

赤） さすが

久しぶりに靑にいの声聞きましたね

これでも反抗するときはすごいんですよ 

そろそろ僕は桃にいのところにでもいきますか 

靑） 赤にい ? 

赤） ん ? 

靑） まだ 今日 寝てない ? 

赤） そうだね 、 寝ようと思ったらあれだもん 

靑） 寝 て ! 

赤） あはは 、 じゃ靑ちゃも一緒に寝ようか 

靑） ぅ ん … ! （ｷﾗｷﾗ

ふたりとも幸せそうです 

黃） 桃にい ? 生きてますか ? 

桃） もう手当してもらってっから 、 

黃） 結構酷かったんですね 

桃） 赤にいだってああみえて喧嘩強いからな 

黃） そうですか 、 これからどうするんですか

桃） どうもこうも関わりなんて少ないし 話す機会ないだろ

黃） そろそろ紫にいが帰ってくるころですけど

桃） はやくなんとかしないと

黃） 今はだめですよ 靑にいと一緒に寝てるので

桃） … 兄やってんだな

黃） 喧嘩の原因は ? 

桃） 実はな

喧嘩の内容は本当にくだらなくてそんなことで兄が泣いたのが可哀想なくらいでした 

赤にいが兄らしくないですって 、 それ桃にいが言えるのでしょうか 

この兄弟に平和なときはくるのでしょうか