所々略してます。完成してません。駄作です。性交渉しないといけない部屋系です。なのに作者は濡れ場を書くの苦手です。しかも原理とかあんま考えてないっす。あと語彙のバリエーション少ない。的確じゃない表現してるかも。ほんでこの第1話って何?多分これ以上書かん。設定意味不。求めてるものは書けてないと思う。不満を持ったら即戻れ!
真っ白な部屋の中で目を覚ます、不思議と寝起きの眠気なんかなくて、目がぱっちりとしている。ベッドに手を着いて起き上がると、隣には葛葉が眠っている。黒いパーカーと、首にチョーカー。昔よく着ていたなあ、なんで今着てるんだろう。そう疑問に思ったが、この、僕の部屋でも葛葉の部屋でもないであろう場所に僕たちが寝ていることの方が余程疑問である。少し目線の位置を変えると、葛葉の奥に棚があった。そして、その上に、液体の入ったボトルがある。
――ああ、これ、多分セックスしないといけない部屋とか、そんなんだな。そう思った。だって、見覚えしかない。ほら、よくSNSとかで見かけるじゃん。
棚を開いたら中にはゴム。ね、まさか、ここまで来て分からない訳ほど純粋ではないし。看板や紙切れなんてもはやいらないね。葛葉が起きる前にさっさと探索をして、ここまで来てでられる、なんてわけもないだろうけど、一旦出られる方法を探そう。
辺りを探して、やく30分。何も無い。うん、わかってたけどね。部屋の隅々まで探しても穴ひとつない。扉はもちろん開かない……というか、扉はなかった。どういうことかと言うと、いや、説明するまでもなく、その言葉の通り、この部屋に出る扉なんかなかった。全体回って手を這ってもそんな所は見当たらない。淡い希望は完全になくなり、僕は決心した。仕方がない、ヤろう。
くずはを揺すって、「おきてー」と声をだす。あ、今思ったけど、紙や看板はまだ見かけてないし、もしかしたらこの部屋、セックスなんて関係ないのかも。ゴムもローションもただのドッキリで、……なわけない。なわけないだろ。自分でツッコんだ。
「くずはさん、起き……」
くずはを揺する手を止める。そうだ、寝てる間にヤッてしまえば手っ取り早いのでは?ほら、絶対抵抗されるし、その時間って無駄だし、目を覚ましたとしても、途中だったらもう仕方がないってなるし。われながら、名アイデアかな。倫理的にどうかなって話ではあるけど、そもそもこの部屋自体ぼくらの感情フル無視で倫理観終わってるし。くずはも楽だろうしね、よし。そうと思えば、と、手を離した途端、くずはが目をゆっくり開いた。ああ、残念だ、せっかく良いアイデアが思いついたところなのに――
「は、ここどこだよ」
くずはさんが飛び起きて、辺りを見渡すまでもなくそういう。その途端、僕の目の前に紙が現れた。あー、なるほど、そういうシステムね? くずはさんも紙を貰ったようで、その紙を手に取った。僕も紙に目を移せば、まぁ、わかってた通り、「セックスしないと出られない部屋」。こういうのって、セッ〇〇とかじゃないんだ、そう思ったけど、それは置いといて、くずはの方に視点を戻せば、くずはは肩を震わせてた。いやいや、笑い事じゃないんだけどさ。そう肩に手を伸ばす前に気が付く、耳が赤い。髪の隙間から見える肌も真っ赤だし、首も、今見れば手も赤い。……あ、照れてるのか。そう気づいて、手を引っ込めた。
ベッドに腰をかけると、ベッドはぎし、とおとがなった。いやあ、やだなぁ、そんな体重かけてないのに。ぎしぎしなるように作られてるみたいだ。
「さっきここら辺見てさぁ、見てわかる通り、扉はないし、隠し扉とかあるのかと思ったけど、くまなく探した結果何も無かった。…ねぇ。」
ねぇ、に、すべての意味を込めた。くずはの顔は見えないし、というか見ていないけど、多分信じられないって思ってる。絶望してる。まぁ、信じられない気持ちはわかるよ。でもさ、僕も別にヤリたいってわけじゃないんだ。わかってるでしょ、そんなの。そう思いながら視線を向ければ、くずはは顔を赤らめながら僕の服を引っ張って、目を逸らしながら言う。
「い、い……よ」
「え?」
飲み込み、はや。
聞き取りにくかったけど、確かに聞いた。耳を疑ったよ、さすがの僕もね。さすがもなにもないけど……
その返事を聞いてから、すぐ手首を掴んで引き寄せた。やっぱりやめた。そんな言葉を言わす前に、唇を合して、その間に棚の上のローションを取った。ま、ゴムはいらないでしょ。
唇を離しては、ローションを手に出して、今更断らないよね?という意を込めた表情をしながら許可をとり、少し乱暴ではあるかもしれないけど、早々と指を挿れた。もちろん小指だよ、痛い可能性だってあるしね。
でも指は意外とするする入っていった。くずははそんな苦しそうじゃないし、気付いたら中指が入る。ペースはやすぎて色気薄いかなー、とはおもったけど、仕方がない。早く終わらした方が、僕のためであり、くずはのため。
「……っ」
2本目をいれて、やっとちょっときついかな、くらいになった。くずはもちょっと息を飲んでるし、ここからはペースを落とした方がいいかもしれない。
先程よりゆっくりめに指を進めていたら、しこりのようなものがあった。そこを押してみると、くずはの体が跳ねて、驚いた様子で「ふ」と息を漏らしてた、あ、痛かったかな。そう思ったけど、先に進むために指を押すと、くずはが「あ、っそこ、…」って声漏らしたから、いたいんじゃなくて、快感の方だな、って理解した。それからは、一応気持ちよくなるようにそこをひたすら責めた。
「あ、ぁっ!」吐息混じりな喘ぎ声が耳に入る。ここまで来てあれだけど、やっぱり相方の喘ぎ声を聞くのはむず痒いというか。罪悪感がある。
3本が入ってからは、くずはは苦しそうでもありながら、色気の含めた声を出した。
そろそろでしょ。指を抜いて、僕のベルトを外して、なるべくスムーズにはいるようにローションをかける。
「痛かったら絶対言うんだよ」
「ン」
返事であろうものを聞いて、そこにあてがって、焦らすまでもなく中に入れた。分かってはいたけど、くずはの体ははねる。いたいよなぁ、ぜったい。
奥に進めるにつれて、くずはの息が荒くなってく。息が首筋にかかって、くすぐったいんだけど。
先程のしこりのところを超えてからは、少しくらいは快感がありそうだった。3分の1か、それ以上か入りきったくらいで、一旦止める。
「くずは」
「ひ、ぅ」
耳元で名前を呼ぶと、中はしまるし、喘ぎに近い声をだして、僕の服をぎゅっと握った。僕は至って正気だけど、その仕草は、さすがにちょっとかわいい。
「こうすると苦しくないとかあったら言って」
「んぁ……こ、声…」
「……声?……ふ、」
声という簡潔な言葉に意味を疑ったが、理解して、笑ってしまった。「そっか、」と言葉を付け足して、続いて奥に進めた。……あー、声とか、変な事言うせいで心臓がばくばくする。
「くずはってわりとかわいいこと言うんだね」
「っ、ぅ…あ」
そう、ご希望の通り声をだすと、くずはさんはまた小さく喘いで中を締める。声がいいって自覚はあったけど、真逆、相方にまで効くとはおもってなかった。
略
「くぅはー、夢オチなんてないよー……」そうぽとりと呟く。まぁ、ね、わかってたけど。わかってたって言うのは、服が胸元の開いたパーカーとチョーカーとか、葛葉が下ネタにいちいち顔を赤らめたりするとことか、ナカって解すの大変って聞く割には、数分で解れるのとか……。それで、これは、リスナーの願望まじりな夢だな。と思った。そもそも、こんな部屋に閉じ込められてるのが願望だから、混じり所ではなく、そのまま、ってのは、……まぁ、知ってるけど、知らないふりをしておこう。夢だと理解してからは、それはそれは身軽だった。まあ別に、いっかー。と、そんな軽いノリで始めれた。夢だってわかってたからゴムだって付けなかったしね。
「うーん…、」唸って、葛葉はパチリと目を開けた。
起こしちゃったかな、そう思ったが、葛葉はがばっとベッドから起き上がった。頬どころじゃない。顔から、体全身まで真っ赤にしている。――あ、なるほど。僕は全てを理解した。これは、夢が共通してるとか、そこら辺だな。
「くずは」
「う、うわああ!」
「もう、やだなぁ。変な夢を見たくらいで、そんな反応されるなんて……」
「夢……?あ、夢か……。あれ、じゃあ、なんで夢のこと知って……?」
くずははほっと胸を撫で下ろしたが、すぐに違和感に気づいて頭を抱える。
「共通してたんじゃない?知らないけど。同じ夢見てた可能性あるからさ、詳しく教えてくれない?」
「はぁ??――、あー、白い部屋で、かなえに起こされて、……せ」
「もうわかったからいいよ、同じ、おなじだ。」
はぁ、溜息を着いた。共通してんならゴムした方が良かったし、夢だって伝えた方が良かったな。いや、夢だって伝えてたら絶対ヤッてくれないまま目を覚ますのを永遠と待つだけだったろうし、良かったか……
「しばらく眠るのが怖くなりそう」
というか、一緒のベッドに寝たのが良くなかったのかもしれない。これからはそこに気をつけてみてもいい。
欠伸をひとつして、ベッドから降りた。朝ごはん食べようかな、食欲湧かないけど。服を着替えていると、くずはから口を開いた。
「夢のオレバカキモくなかったか……?」
「ちょっと違ったよね。」
リスナーの願望が、と続けようとしたけど、やっぱりやめた。くずははそういうの知らないかもしれないし、知らないならその方がいい。
「かなえもなんか、ちがってたけど」
「……そう?」
よくこんな話できるな。と思った。僕からしたらピロートークみたいで複雑な気持ちだけどな。
略
真っ赤な顔して僕の服をつまむくずはに、夢の時とくずはと重なった。
心臓がばくばくする。あー、ゆめの余韻かな。
コメント
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初見です!!めっちゃ好きです🥹💓こういう小説系はお互いがお互いの事大好きって感じで少し感情が飛躍されている作品が多いのですが飛躍されず現実味がありまじで大好きです🤦💓大感謝🙏🙏(私の解釈で語ってしまってごめんなさい🙇♂️)