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【創作】欠陥品

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【創作】欠陥品

1 - 1話完結

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2023年07月09日

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ここは失敗作が集まるところ。


ボクは失敗作。上手くいった筈なのに。


あの人達が求める成功は何なのだろう。


失敗作。もう動けなくなったヤツら。


そいつらもきっと辛かった。


今は亡骸として積もっている。


いつか潰される体。


強い威圧に潰されるくらいなら。


『一緒に行こうよ。』


君と一緒に逃げだそうじゃないか。




どんどん、エネルギーが減る。


今日、まさに絶好の日だ。


高い、鉄格子の上に座る。


君はボクの手に手を重ねた。


『……君ともっといたい。でも明日はその時』


だから今から逃げるんでしょう。


『失敗作ほど、素晴らしいものはないね』


君は上等な作品だったね。


でも不良品に落ちこぼれてきた。


ほら、泣かないでよ。成功品の癖にさ。


君は素晴らしい、失敗作に劣った神様。


『「『「イコウ」』」』




鈍い音がした。


鉄の音。鉄格子が倒れたのかもしれない。


ジジジジと電子の音がした。


人間じゃない、不良品の。


不良品と成功品の、人間じゃないだけの。


痛みのない、従えない、ゴミの。


共通点、それだけで通じ合えよう。



失敗作としてプレスされる前に。


意志を持ち続けた問題作としていよう。


飛び落ちた先、再生されることなく。



素敵な言葉だった。


やっぱり上等な作品は違うんだね。






誰かに壊された、思いやりの心の欠陥品。




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