君に思いが届くまで

俺には、好きな人がいる

この学校で人気があるあの人は同じサッカー部の先輩

俺の憧れで、まぶしくて、大好きな人だ

そして、俺は決意した

あんなに狙われている人に何も言わないでいると、誰かにとられる

そんなの絶対いやだ

だから、告白する

🖤「先輩！」

❤️「お、目黒。どうした？」

🖤「俺、先輩のことが…好きです！」

❤️「ありがとう」

…え？それって、OKってこと…？

❤️「かわいい後輩に言われたら嬉しいよ」

これって…伝わってる？

🖤「あの、俺、告白したんですけど…」

❤️「ん？」

最初は分かってなさそうだったけどじっと様子を見ていたら顔が少しずつ赤くなった

❤️「え？あの、それは…そういう…？」

珍しく先輩がテンパってる

🖤「伝わりましたか？」

❤️「あ、一応…。あの、でも、ごめんね？」

ごめん…って、俺、振られた…？

❤️「俺、その…まだそういうの分からなくて」

❤️「今まで誰かを好きになったことないから」

え？めっちゃモテモテなのに？

あ、そうだ

この学校では宮舘先輩に暗黙のルールがある

勝手に告白しない、絶対に触れない、あの神聖な方に触れるなんてダメだ

なんて、謎の決まりがある

俺は、今さら気づいた…

やらかした…

ファンクラブの人に見られたら…やばい！！

はっ！！ファンクラブ第一号に見られた！！

🖤「あの、今の忘れてください！！」

❤️「えっ？」

🖤「失礼します！！」

これ、絶対後でいろいろ言われる…