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『 愛してください。 』
・桃赤
・展開🎢注意
。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
赤side
「 ……き、だよ 」
桃「 ぇ……… 」
赤 「 ……… 」
続く沈黙が、気まずさを増す。
気づいたら、思いがこぼれていた。
桃 「 ね、りうら こっち向いて?? 」
赤 「 …やだ。 」
桃 「 お願い。 」
赤 「 むり。 」
泣いてるの、バレちゃうから。
ないくんからなんて返ってくるのか分からない。
怖い。
静かな時間が続いて、冬の寒さだけが残る。
おそらく、ないくんは困っているだろう。
そして困らせてるのは、俺自身だ。
…帰ろう。
赤 「 ないく… 」
「 ねぇりうら。 」
「 俺、 」
「 りうらのことが大好きです。 」
赤 「 ……!!! 」
赤 「 ……、 」
今、なんて……
赤 「 ……ポロポロポロポロッ 」
ないくんの口から突然発せられた言葉の意味を理解した瞬間、心做しか涙が止まらなかった。
桃 「 お願い、こっち向いて…?? 」
赤 「 ないく…っ ポロポロッ 」 )振返
赤 「 …………!!!/// 」
唇が重なった。
桃 「 ハッピーバレンタイン♪ 」
不意打ちにこんなことするなんて。
赤 「 …ずるい…… 」
ないくんは、俺が初めて恋した人で、ずっと一緒にいたいって思った人。
そんな彼にフラれたら、と考えて ないくんと向き合うのを避けてきた。
今度こそ、向き合う。
赤 「 …りうらも お菓子ある…… 」
今度はりうらの番。
桃 「 え、作ってくれたの?!?! 」
桃 「 りうら作チョコレートとか絶対美味しいやん! 」
赤 「 チョコじゃない…! 」
赤 「 ドーナツ、です…// 」
桃 「 ドーナツ? 」
赤 「 っあ、苦手だった…?? 」
桃 「 え、全然!! 」
桃 「 ドーナツ大好きなんだよね✨ 」
桃 「 嬉しい笑笑 」
桃 「 今食べていい…? 」
赤 「 ぇ?うん いいけど… 」
桃 「 うま…… 」 )呟
赤 「 ぇ… 」
赤 「 ……ないくん 目うるうるしてる…? 」 )覗
桃 「 見んな…ッ // 」
ぇ、ないくんって泣くの…?←←
桃 「 …人の作った食べ物って、 」
桃 「 こんなにおいしいんだ……っ ポロッ 」 )呟
赤 「 …………… 」
桃 「 俺、物心ついた時からずっと、お惣菜か自分の手作りしか食べたことなかったんだよね…笑 」
桃 「 だから他人からの”愛情”とか、よく分かんなくて笑 」
赤 「 ……、 」
桃 「 …どう?ひいた?笑 」
赤 「 ひくわけ、ない……… 」
赤 「 りうらもね、愛情とかよく分からないし、 」
赤 「 知らないフリしてたんだ。ずっと笑 」
赤 「 けど、もう知らないフリしなくていい。 」
赤 「 ちゃんと決めたよ。 」
赤 「 ないくんと向き合う、って。 」
桃 「 ……笑 」
桃 「 それは告白の返事だと思っていいのかな?笑 」
赤 「 ぉ、大っぴらに言うな…!// 」
桃 「 ごめんごめん笑 」
赤 「 で、でも、そういうこと……//// 」
桃 「 顔真っ赤やん笑笑 」
赤 「 うるさーい!!!!!!💢 」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ずっと、気持ちを殺してきた。
思ってないこと口にすんな。
りうらにだって出来ないことあるし。
所詮尊敬程度。
俺のこと愛してくれる人は何処にもいないんだ。
“ かっこいいから “
” 何でもできるから “
ただそういう理由だけで隣に来られるの、鬱陶しいんだよ。
ビジュじゃなくて、
尊敬じゃなくて、
ただ ” 普通 “ のりうらを。
完璧じゃない俺を愛してくれる人は、何処にいますか……?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ずっと隠してきた。
仮面を被って、偽りのりうらを演じて。
やっと仮面をとれるのかもしれない。
大好きな人に出会えたから。
もうりうらは、
今のりうらを卒業する。
~𝐄𝐍𝐃~
。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
やっと完結したぜ︎︎😎
なんか、想像してた終わり方と違うんだが?🤔
2、3話で終わる予定だったのに14話まで続いてるし←←
ごめんね、変な作品ばっかだして…笑
もうちょっとなんかいい感じの作品書けるように頑張ります🔥👊🏻
2330字お疲れ様です🍵
最後まで読んでくださりありがとうございました!!!!
あ、
ドーナツ。