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皆様ごめんなさい!
2話目は作れなさそうです。
とゆか!英日ハートたくさんありがとうございました!
めっちゃ嬉しかったです!
**「休めよ、日本」**
夕暮れのオフィス。
デスクに向かう日本は、今日も残業でした。書類の山に囲まれ、背中は少し丸まっています。
「……日本、まだ終わらねぇの?」
背後から、低くてよく通る声。
振り返ると、身長179センチのアメリカが腕を組んで立っていました。日本より頭一つ以上高く、少し不機嫌そうです。
「アメリカさん……。ええ、もう少しで終わりますので」
「“もう少し”って昨日も言ってたよな」
アメリカは眉をひそめ、ぐっと距離を詰めます。
「働き過ぎ。マジで心配になる」
「お気遣いありがとうございます。でも、仕事ですから」
日本はにこっと笑いますが、アメリカはその笑顔が気に入りません。
「そうやって無理してさ。俺より仕事優先するの、ちょっと嫉妬するんだけど」
「え?」
日本はきょとんとします。少し鈍感です。
アメリカはため息をつき、日本の頭にぽんと手を置きました。
「今日は俺が連れ出す。決定」
「で、ですが――」
「ハンバーガー奢る」
「……行きます」
即答でした。
夜の街を並んで歩く二人。
小柄な日本の歩幅に合わせて、アメリカは自然とゆっくり歩きます。
「日本はさ、和食ばっかりだけど、たまにはこういうのもいいだろ」
「はい。アメリカさんと一緒なら、何でも美味しいです」
その言葉に、アメリカは一瞬照れてそっぽを向きます。
「……ずるいこと言うなよ」
「何か言いましたか?」
「なんでもねぇ」
ハンバーガーを頬張る日本を見て、アメリカは満足そうに笑いました。
そして静かに、でもはっきり言います。
「ちゃんと休め。俺がそばにいるんだから」
日本は少し驚いたあと、柔らかく微笑みました。
「はい。では……アメリカさんも、一緒にいてください」
夜風の中、二人の距離は自然と近づいていくのでした。
短くてごめんなさいm(_ _;)m