コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ATTENTION .
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
此方の小説は前回の「夢か現か」の続編です
注意事項は1話に記載されているので其方でご確認ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
______ .
セカイを少しだけ進んであの人達と少し距離を置いた。
確か彼女達は作業に丁度いいと言っていたはず。なら作業をしに来ていたのでは…?と考えた為だ。
多分俺が居ても集中出来ないだろうし、俺も周りを探索すれば戻る為に使える何かがあるのかも…!!なんて願望に似た感情を持ちながら歩き続けていた。
……
………。
…………。
pn『ずっと同じ景色しか続いてない…』
なにか帰れるゲートとかあるものだとてっきり思っていたのに…俺の読み当てにならないな、と心の中で自分をサラッと侮辱する。
今回のことだって自分の好奇心と甘い見通しのせいで生まれた結果なのだ。
はぁ、と小さく溜息をついた後、少し一息つこうとそこら辺に座る。
____ そういえば、メンバーの皆は今頃何をしているのだろうか。
全員のスマホにUNTITLEDがあった様だし…もしかして皆も俺に続いて知らないセカイに飛ばされたのでは……??
そう考えていく度に俺が1人で先に行ったから…とか後悔がある。うん、ホントにごめん皆。
いやでも多分俺が急に居なくなった感じだろうし……再生はしなかったハズ……いやいやでももしかしたら心配して迎えに来ようとしt
?「貴方、誰?」
「このセカイに貴方みたいな人、居なかったはずだけど。」
pn『!!!?!?!!?!??』
驚き過ぎて声すら出なかった。
急に出てきた金髪の子にもびっくりしたし声すら出なかった自分にもびっくりした。
ホントにここのセカイってとこにいる人達怖い。ホラー専門??
??「り、リン…そ、そんなに言わなくても良いんじゃないかな……この人も、怖がってるし…、」
ri「…このセカイに知らない部外者が居る事がおかしいって言ってるの。」
「レンもそう思うでしょ。」
re「それは……」
マズイ、多分これめっちゃ警戒されてるやつだ。当たり前だけど。
pe『えーっと……』
どう説明しようか、さっきミクって子に説明した通りにもう1回……?
ううむ、と悩んでいるとぺちぺちと歩いてくる音が聞こえた。
mk「あ……リン、レン…。」
「それに…えっと……金髪の人も…?」
pn『あ、俺の名前はぺいんとっていいます、』
金髪の人…確かに目立ってるのはそうかもだけども……もっとこう、良い感じの覚え方してて欲しかった……。
とりあえずこれから金髪の人呼ばわりは普通に嫌な為、しっかり名前を教えて。
mk「ぺいんと…不思議な名前。」
ri「…聞いた事ない名前。やっぱり知らない人でしょ…この人。」
re「そう、みたいだね。……ぼく達みたいな想い、と関係する人じゃ…無いみたいだし……。」
警戒はまだ熔けてはいないようだが、少しだけなら緩んだ気がする。あ、先に自己紹介すれば良かったな…とか今更ながらに思ったが気にしないことにした。
そしてふと、レンという子の言葉がひっかかった。
そう、”想い”の事である。確かこのセカイはあの4人の中の…誰かの想いから作られてるとか…。
mk「…ぺいんと、さん?は……」
pn『あ、別に呼び捨てで大丈夫だよ!俺も呼び捨てで読んじゃってるし…』
mk「…じゃあ……ぺいんと、は…まふゆ達を助けに来てくれたの?」
pn『あー、…そういう訳じゃないんだよね、俺は。』
『…でも、手伝える事くらいなら、やろうかなって思ってるよ。』
mk「…!!」
そんなたった一言で、先程までは何も映さず、色がくすんでいたオッドアイが少しだけ輝いた気がした。
本気でまふゆ、って子達を大切にしていると分かった。
ri「……ぺいんとは、まふゆ達を救ってる場合じゃないんでしょ。」
「さっき少しだけミクから聞いた。…なのに、なんで人を救おうとするの?」
pn『なんで…?…うーん……救いたいと思ったから?』
『困ってる人を助けたいと思うのは普通でしょ?それと同じ!』
そう言って にっ、と笑ってみせた。少しでも信じて貰えるように、相手の緊張を緩めるように。
ri「…!……奏みたいだね、貴方。」
「人の為に自分が必死に努力するヒト。」
pn『エッッ、そう??……まぁ、少しでも誰かが笑ってくれるんなら…』
『多分俺は、努力は惜しまないと思う。』
mk「…ぺいんとは、凄く優しいんだね。」
re「と、とっても…凄いと思うよ、人に優しくできるの、って。」
なんかどんどん褒められてってる気がする…少し慣れていないからか徐々に顔があつくなっていった。
pn『と、とりあえず!!』
『あの4人の心の負担を出来るだけ減らす為に、頑張ろう!おーー!』
mk「お、おー…?」
ri「………おー。」
re「え、あ、お、おーーっ…!!」
______ .