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(視点変わります)
【NAOYA side】
「フラれた」
そう呟いた哲汰の悲しそうに微笑む顔と
あの日のあいつの顔が重なる
俺はあの日の事ずっと後悔してる
その後悔を消したくて
今度こそ、救いたくて
必死に走る
あいつ………玲の元へ
EBiSSHが結成されて
数年が経って
誰よりも2人の傍にいたから
2人が想い合ってるのなんて
すぐに気付いた
昔はよく喧嘩してたけど
“夫婦”なんて呼ばれるくらい
何でも分かり合えてて
俺でも入れない雰囲気がある
隠したいのか
どっちも俺に何も言ってこないから
あえて俺からも何も言わないでいた
ワンエンが結成されてからも
その関係は変わらずにいた
「ねぇなおくん」
「ん?何謙信」
「あの2人って付き合ってるの…?」
「え?」
視線の先には
だだっ広いソファーに
ピッタリ寄り添って座りながら
1つのスマホを眺めて楽しそうに話すてたれい
「あー、付き合ってはないと思うよ」
「あ、そうなんだ。てっきり…」
「まぁ…両想いだとは思うけどね」
「だよね」
2人の姿を近くで見てれば
気付くのは時間の問題で
謙信だけでなく、颯斗も永玖も気付いていた
早く付き合えばいいのに…
なんて、よく4人で話してたな
ある日たまたま休みが被った玲と
買い物に行くことになって
その後ご飯を 食べていると
「…あのさ」
玲が口を開く
「ん?」
「なおくんは、男の人好きになった事ある?」
「え?……いや、ない…かな」
「…だよね、変だよね」
「え、いや別に変とは思わないでしょ」
「…優しいね、なおくんは」
そう言って微笑んでる玲
「優しいとかじゃないだろ、普通だよ」
「…でも、世間は違うよね」
「え?」
「男が好きなんてバレたらさ、
世間の目が怖い…それに、
ワンエンが壊れちゃうよね」
「そ、それは…」
何も言えずに黙り込んでしまった
そんな俺を見て
「あ、ごめん!変な事聞いて!忘れて? 」
「…え?いや玲、俺は…」
「大丈夫だから…ね。お願い…忘れて…?」
そう言って微笑んでるけど
凄く悲しそうな顔をしてた
でも、何て言ってあげたらいいか
あの時の俺は分からなくて
何も言ってあげられなかった
哲汰の事だろうなって
わかってたはずなのに
「…大丈夫、俺さえ我慢すれば 」
そう小さな呟いた声も
聞こえてたはずなのに
哲汰がフラれたのも
玲が本当の気持ちを伝えられないのも
ずっと想い合ってるあの2人が
辛い思いをしてるのは
全部俺のせいだ
今度こそ…
そう思いながら玲の家のインターホンを押した
(次回視点変わります
コロコロ変わってすみません🙇♀️)