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Episode 1 「傷にそっとふれて」
“優しい君の悩み”
バイト先でよく会う男の子。
その名前はすちくん。
俺の3個年下の後輩だ。
優しくて、いつも笑顔。
お客さんからも評判がいい。
しかも学生なのにシフトも沢山入ってて、
テキパキとよく働いてくれる。
店長も気にってる男の子。
けど、最近様子がおかしい。
凡ミスが多いし、
レジもよくミスする。
「「 ガシャーン !! 」」
今日もまたお皿割ってる、
店長「すちくん!」
💚「す、すみません…」
店長「最近凡ミス多いよ、休めば?」
店長が声をかける。
💚「大丈夫です、それより片付けますね。」
大丈夫と言う言葉だけで流される。
本当に大丈夫なのかな、
俺はすちくんを放って、おけなくて声をかけた。
💛「すちくん、今日の帰り急ぎ?」
💚「違いますけど…どうしたんですか?」
💛「少しだけ話したいことがあって。」
💚「了解です、空けときますね。」
💛「ありがとう!」
ー ー ー
【 バイト終わり 】
「「お先に失礼します〜」」
💚「お疲れ様ですー」
雨が降り出し、皆が急いで帰っていく。
てか話ってなんだろ。
💛「皆帰っちゃったね。」
💛「それよりごめん、雨降ってきたのに…」
💚「いえ、大丈夫です。それより話って、」
💛「なんか最近大丈夫かなって、」
まただ。
💛「何か悩みとかあったら話して欲しい、」
こう言う無責任な人が1番いやだ。
悩みを話しても、ただ聞いて終わり。
希望を見せてくるだけで、
いつも助けてはくれない。
話すだけ無駄だ。
俺は笑顔で答える。
💚「別に何も悩んでません。」
💚「けど、ありがとうございます。」
💛「けど、」
💚「心配しすぎですって。」
💚「そろそろ失礼します。」
💛「すちくん、!」
あぁ、帰っちゃった。
やっぱり直球すぎたのかな、
ー ー ー
【 すちの家 in 】
ガチャ
ドアを開けるときつい匂いが鼻に入る。
暗いリビングに立っている母の姿が見えた。
💚「…た、ただいま」
あぁ…
機嫌が悪い日だ。
あまり刺激しないよう笑顔で中に入ろうとする。
「…」
何も喋らず、
何かを投げてきた。
鋭いものが素早く腕をかする。
💚「…ぇ?」
思考が追いつかないで立っていると。
カランッ…カラン
足元に落ちたのを見ると、
それは包丁だった。
「期待させないでよ、、」
ガシガシと頭を掻いて泣いている。
するとすち母はすちの髪を、
引っ張りリビングへ連れ込んだ。
💚「…ッ!!」
腕、足、背中、頭。
ランダムで色んな所を殴られ切られ。
痛いと言う感覚も無くなってきた時。
コップで頭を殴られた。
その瞬間意識を失った。
ー ー ー
目が覚めると、ソファで寝てる母がいた。
辺りは血だらけで視界がぐにゃぐにゃする。
ははッ…。
乾いた笑い声がリビングに響く。
” もう、死ぬかも。”
動こうと足に力を入れると血が体から出てく。
はははッ…
もう、いいや。
やっと、楽になれる。
すちは静かに目を閉じた。
ー ー ー
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