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サイコパス   短編

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サイコパス 短編

1 - サイコパス 短編

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2023年07月25日

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サイコじゃない。

はぁ〜キモすぎる。

「俺、前サイコパスって言われたんだよね?」

自分に指を差し、笑みを浮かべる人。

明らかに注目してほしいように、訂正されたいのか?いや、笑顔だから、何かに期待しているのだろう。めんどくさいやつだ。わざわざ聞くっていうことは、あまり言われないのだろう。

察しのいい人は、確かにとか相手を喜ばせるだろう。ただ、この集まりの中にそんな奴がいるのか?


「顔がサイコパスっぽいから言われるんじゃね?」

その人は、酒の入ってるガラス越しで飲みながら答えた。周りの人は、否定する人もいない。


「は?ひどくね?」

キレる自称サイコパス。誰も悪くはない。ただ、価値観が合わなかっただけ、それで喧嘩につながっている。


察しの悪い奴らだ。俺は、何をしているかって?

見ているだけだ。目の前に広がる気まずい空気を楽しんでいる。


なんで、こんな空気になって楽しんでいるんだ?カッコつけ、余裕ぶってる。とか思っているやつもいるだろう。ここに起きている。喧嘩を真剣に受け止めている純粋なやつしかそう思わないだろう。

こういう状況の楽しみ方は、想像することだ。こういう状況になって、しょうもないことでこうなっているのに、周りのやつは、黙っている。誰かが訂正すればいいものを。みんな顔を暗くして、何も言わない。この喧嘩に関わりたくないのだろう。

それがおかしくて、自分はその喧嘩に関係ないから、笑えてくるのだ。そういう人もいるだろう。例えば、怒られているのに、笑う人とは気が合うだろう。


この話では、俺がサイコパスになっているかもしれないが、俺からすれば周りがサイコパスだ。

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