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コンクリートで作られた冷たい階段を1段1段登っていく。
桃「この扉を開けると、、屋上か…」
重く厚い鉄で作られたドアを開けて俺は屋上に出た。
桃「わッ… どすっ」
強風が吹き、尻もちをつく。
桃「いったぁ 、」
痛みを堪えながらも俺の身長よりやや高いフェンスに登る。
桃「んしょ゛ッ…」
「高すぎだろ、」
フェンスに登り終え1番高い位置から下を覗き込む。
桃「ここから飛び降りたらタヒねるのかな…」
モブ「キャーーッ!」
俺の姿に気付いた人々が叫び出す。
紫「📞…」
赤「んぇ、もしもし?」
紫「みことかよw」
赤「うるせぇ」
「なに?どしたん急に」
紫「いや、らんあいつ何があったんやろと思って、」
赤「え、メンヘラんらん発動してるだけじゃないの?」
紫「いやそれだけじゃない気が__」
赤「へっ?なんて?」
「てか、お前今どこおる?」
紫「会社行ってるないこさんに連絡する」
「それだけじゃない気がするって言った(クソデカボイス)」
赤「おまッ会社行ってんの?」
「ないこさん寝てそうw」
紫「うるせぇよ」
「じゃあ切るぞ」
赤「うぃ〜」
紫「歩…」
モブ「キャーー!!」
紫「びくっ」
「走…」
紫「あ、あのッ何かあったんですか?!」
モブ「いやぁ、あのマンションの屋上見える?」
紫「はi…人?! 」
モブ「そう、身長的に大学生から20代男性だと思うんだけどね…」
身長、体格、たっている姿
あの姿は何度も見てきた。らんだ。
紫「ら、ッ…あいつ… 」
モブ「知り合い?」
紫「知り合いっていうか…あの好きな人っていうか、」
モブ「警察には一応通報してるけど、」
紫「おれ、…」
モブ「行かないのが身のためだよ…」
紫「は、はいッ、」
ガヤが増える。人の声が聞こえる。全てが叫び声。これが聞こえなくなるんだ今から。
桃「スッ…」
左足から空中に行く。
桃「ありがとう…みんな、」
真っ逆さまに落ちていく。頭の中はもう何も考えられない。