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レストランから出て俺たちは家に帰った。クラッシュは自分の借りている家があるらしく、手続きや荷物をまとめてから俺たちの家に住み始めるらしい。 がその前にチームの事についてクラッシュも入れた話し合いを始めた、のだが…
ラザー「絶対にガルベスだ!!」
スティル「嫌よ!そんなダサいチーム名!アンタセンス無いわ!私の考えたミラちゃんチームの方が絶対可愛いわ!!ねーミラちゃん♡」
クラッシュ「いやいや、私の考えたボルテーズの方がよっぽどカッコイイわ!」
冷「……」
リタン「はははは…」
スティル「チーム名はカッコよさより可愛さよ!可愛いチームの方がいいじゃない!!」
クラッシュ「可愛さが強調されてたら弱そうじゃない!!!」
ラザー「それなら間をとって俺のガルベスだな!」
スティル「ラザーのは意味がわからん!カッコよさなの?それならカッコ悪いわよ!!」
クラッシュ「うんうん!」
ラザー「オマエら!?言わせておけば!!!」
3人「「「あーだこーだ!!!!」」」
リタン「まぁまぁみんな!一旦落ち着こう!話し合いが進まん!」
3人「「「でも!!!」」」
冷「オマエら…そろそろいい加減にしろよ…」
ラザー「冷はガルベスの方がいいよな!!」
スティル「いや!私のミラちゃんチームでしょ!?」
クラッシュ「そんなのよりボルテーズだよね!!!」
冷「あ゛?」ギロッ!
3人「「「ヒ!!!!」」」
リタン「皆!チーム名は平等に決めよう!な!」
ラザー「平等ったって何で決めんだよ!?」
クラッシュ「そーだ!そーだ!」
冷「そうだな…くじだ。」
スティル「くじ?運じゃないの!!!!」
クラッシュ「そーだ!そーだ!」
リタン「まぁまぁ、皆落ち着いて。今からくじ作ってくるから!な!」
ラザー「それより冷はなんか案あんのかよ?」
冷「興味無い。」
スティル「なんでよ!もうちょっと楽しそうにしたらどう!?」
冷「お前らは喧嘩してて楽しそうじゃ無いけどな。」
3人「「「それは2人のせい!!!」」」
冷「罪のなすり付けあい…」
リタン「出来たぞー!みんな同時に引くんだぞ!冷も参加してくれ!」
冷「えぇ…」
ラザー「やってやるぜ!」
リタン「行くぞー…せーの!そい!…俺は…違うな…」
スティル「私も…ミラちゃんチームがぁ……」
ミラ「ミャウ?」
冷「ハズレ」
ラザー「さてと…一騎打ちだなクラッシュ…」
クラッシュ「えぇ…ラザーから見てもいいのよ?」
ラザー「いや、クラッシュからでいいぞ?」
クラッシュ「ラザーから見て!」
ラザー「クラッシュからだ!!」
クラッシュ「ラザー!」
ラザー「クラッシュ!」
クラッシュ「ラザー!」
ラザー「クラッシュ!」
冷「同時に引けよ。じゃなきゃ今日のメシ抜きだぞ?」
2人「ぐぬぬぬぬ…」
リタン「じゃあ行くぞ!せーの!」
ラザー「!!!」
クラッシュ「!!!」
スティル「どっちどっち!?」
ラザー「お、俺のガルベスがぁ…」ガクン
クラッシュ「やっっっったぁぁ!!!!私の勝ちー!!!勝ーち!勝ーち!勝ーち!」
ラザー「これ勝つとかじゃねぇだろ!?」
冷「んじゃあ名前はボルテーズな。リーダーは俺で副リーダーはリタンで決定。もう紙に書いとくぞ?」
スティル「流石にリーダーは私たち3人には荷が重いわ。」
ラザー「俺もめんどくさい事は嫌だ。」
クラッシュ「勝ーち!勝ーち!勝ーち!」
ラザー「それより腹減った!早くメシ!!!」
スティル「ん?どしたのミラちゃん♡今日も可愛いでちゅねー♡」
冷「えーっと住所は…」
リタン「……カオスとはまさにこの事……」
次の日…
冷「みんな、今日から1週間は特訓だ。気合い入れろよ。」
ラザー「え!?今日から1週間は休みじゃねぇの!?」
スティル「そうよ!チーム結成の承認までの1週間は任務に行けないからゆっくりしてろって言ってたじゃない!」
冷「リタンと話し合って、みんなお互いの能力や戦い方を早めに知っておいて、次からの任務から活かせるようにしたいなって事で変わったんだ。俺はクラッシュに連絡するからスティルとリタンは先に訓練所に行っててくれ。」
スティル「ラザーは?」
ラザー「俺は休憩か!」
冷「んなわけ無いだろ?お前は俺と武器を買いに行くぞ。」
ラザー「え?武器?」
冷「お前の鎌見せてみろ。」
ラザー「え?あぁ、はい。」
冷「やっぱり。これ刃こぼれしてるぞ。」
ラザー「刃こぼれ!?なんで!?俺鎌なんかほぼ使ってねぇぞ!?」
冷「俺との戦いの時、鎌で俺の攻撃守ってただろ?」
ラザー「あーそれか。」
冷「まぁそういう事だから、ラザーは準備しとけよ。」
ラザー「へーい。」
〈武器を買いに行く道中にて〉
ラザー「なぁ冷、お前っていつからフラワーにいんだ?」
冷「唐突だな…大体6~7年前だな。10歳の頃に入った。」
ラザー「なんでこんなとこ入ったんだよ?お前の星も過酷な環境だったとか?」
冷「いや、俺の出身星の地球は宇宙の中でも稀の稀にしかないとても良い環境の星だ。なにより海があるのがデカイな。」
ラザー「う…み?なんだそれ?」
冷「海ってのは…そうだな、説明しろって言われたら難しいな………陸よりもデカイ湖みたいな?」
ラザー「陸よりも!?どういう事だ?陸の上に水がある?いや、え?どういうこと?」
冷「まぁ、理解が難しいのも無理は無い。地球みたいにデカイ海がある星は宇宙全体を探してもほぼ無いんだから。」
ラザー「へぇー。じゃあなんでそんないい星から出て、フラワーに入ったんだよ!?」
冷「色々あるんだ…お前あんまりそんな事聞くもんじゃないぞ。」
ラザー「なんで?」
冷「フラワーに入ってる奴の大半は特別望んで入った訳じゃない。色んな事情があって無理して入ってる奴もいる。それこそお前みたいな恵まれた環境で生まれられなかった奴なんかは多くいるし、リタンやスティルみたく何かを叶えるために入ったやつもいる。俺もその1人だ。」
ラザー「ふーん。で?」
冷「お前人の話聞いてたか?」
ラザー「いや、だってチームメイトだろ!それくらい知っときたいんだよ!」
冷「…俺には病弱な母さんがいるんだ。」
ラザー「病弱?」
冷「あぁ…母さんは生まれつき体が弱くてよく風邪をひいてたんだ。けど、女手ひとつで育ててくれた母さんともう一度出会いたくて、俺はフラワーに入った。」
ラザー「もう一度?どういう事だよ?」
冷「………よし、着いたぞ。」
ラザー「ちょ!話変えんな!」
冷「十分話しただろ。これ以上はまだ言わねぇ。」
ラザー「ケッ!ケチ!!!」
冷「いや、ケチとかそういう問題じゃないだろ?個人情報だぞ?」
ラザー「まぁいいや、早く入ろうぜ…って!?」
ここが…武器屋?思ったより小さい?しかもちょっと怪しいオーラが……
次回【オヤッサン】
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おまけ【ショートストーリー】
【ミラちゃん】
冷「そういやなんでお前猫なんか飼ってんだ?」
スティル「だからそのネコって何よ!!ミラちゃんの事?」
冷「猫っていう動物なんだよ。俺の星にいる奴だから、どこから見つけてきなのか気になって…」
スティル「この子はその辺に歩いてたから私が育ててあげてたの!そしたらこんなに成長しちゃってね。」
冷「誰かが逃がしたのか…」
ミラ「ミャーウ!」
スティル「ん!?んーーー!!!カワチィネェ!!!ウリャウリャウリャー!!!」
冷「………」