テラーノベル
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唯希
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クレイジーダイスっていう曲がだいすしなんです!、というわけで書きます。
みんなが着てる服は調べると出て来ます!見てみると想像しやすいかも…
♯賽目のディールは運命を転がす
Prologue 招かれざる六人
地上の喧騒から遠く離れた、異次元の狭間に沈む街の違法カジノ、『Crazy Dice』
そこは物理の法則さえ気まぐれに歪む、選ばれた者だけが辿り着く裏社会の終着駅だ。
「さあさあ、今宵も極上のスリルを求めて迷える子羊たちがやって来たよ!!」
案内人であるバニーボーイが、うさぎの耳をぴこぴこと揺らしながら天井の高いVIP roomを軽快に飛び回る。
円卓の首座に深く腰掛けているのは、このカジノの支配人、『N』だ。漆黒のファーコートを羽織りグラスに満ちた赤黒いワインのグラスを回している。どこか灰重い雰囲気の中で、桃色の瞳だけが光を放っていた。
「今夜の獲物は少々牙が鋭いようですが」
桃髪の隣に佇む長身の男が抑揚のない声で告げる。深い青色の目や静かな振舞いも合間って大理石の冷徹な彫像のようだ。
「構わないさ、退屈な夜ほど私にとっての毒はないからね」
支配人は不敵に微笑み、その美しい目を細めた。
重厚な扉が開き、人客が姿を現す。
1人目は、金色の長髪をプロミネンスのように揺らめかせ重い足取りで席に着く男。その圧倒的な覇気は、言わずとも彼の地位を物語っていた。
少し遅れて入って来たのは、純白のフリルブラウスに身を包んだ大富豪。空を思わせる美しい水色の瞳からは、彼の狂気的な一面が伺える。
最後のお客は、影の中に溶け込み音もなく部屋に居た。メガネの奥では頭から血を被ったような紅焔がじっと獲物を見定めている。
コメント
1件
読み終わりました!冒頭から一気に引き込まれました。バニーボーイの案内で始まる「Crazy Dice」の空気感が鮮やかで、支配人Nの桃色の瞳と「退屈な夜ほど毒」という台詞がカッコいいですね。三人の客の登場シーンもそれぞれに個性が立っていて、これからどんな運命の賽が転がるのか、続きがすごく気になります。