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三角関係、めっちゃくちゃいい!! さすが、るーちゃん.....💕
うわぁぁ三角関係大好き…!!
「 君に 愛されたい 人生でした 」
りょもぱ ( 三角関係
大森side
可愛い。愛おしい。
綺麗に伸ばされた髪に、華奢な手。
タレ目な目に、綺麗に通った鼻筋。
好きだよ。 涼ちゃん 。
なのに、涼ちゃんの目には 僕なんか写ってないんだね 。
知ってる 。 知ってるけど 、
辛くてたまらなくて 、
涼ちゃんに好かれている 奴が 、中学からの幼馴染で 、バンド仲間だからって。
憎くて 、憎くて 憎くて 憎くてたまらない 。
ねぇ、涼ちゃん 。
此方 、見てよ 。
「 ぁ、元貴 、 おはよ 、 」
「 ん、はよ 。 」
事務所に集まって 、今日は 会議をする。
僕はだいたい1番に来て、スタッフさんとのちょっとした打ち合わせをこなし、新曲のフレーズを考えたりしている。
そんなことをして30分ほどで、若井か涼ちゃん、どちらかがくる。
今日は若井が早かったようだ。
「 ぁ、ねぇ元貴 、今日ってさ ーーーーーー … 」
「 ん、それなら ーーーーー 。 」
「 ありがと 、 あそうそうッ 、ギター聴いてよッ 、結構上手くできるように なってきたんだよね ~ ッ 、 」
ニッコニコで微笑む此奴は、涼ちゃんに好かれている。
そんな事をまた思い出して、上手く笑えなかった。
若井side
「 … もとき、 可愛い … 」
朝一番に みんなで撮った写真を見て 、 元貴のところだけ 上手く 拡張して …
こんなことしてんの 、いつぶりだっけな。
ほんと元貴 は 、俺の事 狂わせる 。
こんなに好きになったのも 、初めて 。
なのに 、 元貴の瞳に写ってるのは _
「 ぁ、元貴 、 おはよ 」
「 ん、 はよ 。 」
今日も元貴素っ気ないなぁ 。
涼ちゃんにはデレデレ犬系してる癖に。うっざ 。
俺のこと見てくれたっていいのに 。
俺の方が一緒にいる時間も長いし、たくさん元貴の事知ってんのに、
なんで涼ちゃんなんだろ。何がダメだったんだろ。
元貴の好きなタイプも、嫌いなタイプも、全部全部知ってんのに ね 。
夏が似合う人が好きって言うから、夏が似合う人、みたいに検索して、
そんなこと検索 してる時 、 俺乙女 だな って 思った 。 笑
「 ぁ、ねぇ元貴 、今日ってさ ーーーーーー … 」
嘘 、 そんなこと わかってるよ。前の会議に言ってたし 。
でも、少しだけでも 、 元貴と喋りたかったからさ 。
「 ん、それなら ーーーーー 。 」
「 ありがと 、 あそうそうッ 、ギター聴いてよッ 、結構上手くできるように なってきたんだよね ~ ッ 、 」
褒めてもらいたくて、ニッコニコで声をかけてみるけど 、 何か 思い詰めたような顔で 苦笑いをしてくる 元貴 。
わかってるよ。 涼ちゃんが好きだもんね
「 … 俺の事 、見てくれたっていいじゃん … 」
かき鳴らす ギターの音で 、 俺の声は元貴に届かなかった
涼架 side
かっこいいなぁ 。
改めてそう思う 今日この頃 。
毎日毎日 好きが更新して行って 、若井の事を嫌いになれない 。
笑うとガミースマイルで 、 口がハート型になる 。
鳴らすギターの音 は 優しくて 、包み込んでくれるような 音色 。
若井の全てが だいすきだよ 。
「 ありがと 、 あそうそうッ 、ギター聴いてよッ 、結構上手くできるように なってきたんだよね ~ ッ 、 」
ぁ、僕にはこんなこと言ってくれない 。
とっくの前に知ってるよ 。 若井は 元貴のことが恋愛的に 好きなことなんて 。
僕のことは 、眼中に無いことなんて 。
そんな 笑顔 、僕以外に見せないでよ 。
僕だけ見ててよ 。ねぇ 、若井 。
大好きだから 、さ 。
苦しくて、僕は その 扉を開けることは 出来なかった 。
#1.「 見てよ 」
やってらっしゃいました 新連載 。
恋愛系が描きたかっただけです 。
意外と長く書けそうなので 、ダラダラ続けていきます 。
「 君に 愛されたい 人生でした 」
を、どうぞ ご愛読 いただけると 幸いです 。