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_???_
もとき
っ、、、
今日もミセスのコメント欄をみて傷つく
『フェーズ1の時みたいなロックがよかった』
『いつからアイドルになったんだ』
『この歌詞ささらない。』
僕はただ書きたいものを書いて歌詞にしてるだけ。
こんな奴らの言葉なんで聞きたくなかった。
強気でいるつもりだけど心はボロボロ。
どんな曲を出してもこんなことをずっと繰り返される。
わかぃいっ”
ん、?あー、、、おいで
若井の温もりに触れる。
暖かい。
何だろうこの気持ち。
わからない。こんなことを思ってたらだめだ。
浸ってしまう。
すぐわかいから離れて机に戻る。
作詞の続きをはじめる。
次の歌詞はどうしよう??
ギターとベースとキーボードのコードは?
ドラムのリズムは?
この歌詞、綺麗事すぎる。
いつもならすぐに浮かんでくるのに今日は全然だ。
調子が悪い、
こんなことしてる時間はない。
明日までに歌詞を仕上げて、デモを作らないと。
声にならない叫びを心で叫んでいると若井が近寄ってきた。
もとき。すごいクマ。やすもーよ、?
うれしかった。嬉しいはずなのに、むしゃくしゃしていたこともあってひどい言葉を言ってしまった。
わかいにはわからないでしょ、休まないよ。
傷つくことはわかってたけど、その時はどうかしていた。
若井は静かにごめんと呟いて部屋を出て行った。
ギターや荷物を置いて、スマホも財布も置いて。
それをこの時は気にしていなかった。
どうせ街をフラフラしてるんだろうとそれぐらいのことだと思ってた。
2時間経っても帰ってこないので流石に心配。
りょうちゃんに電話をかける
2回コールが流れた後すぐに出た。
わかいどこにいるかしらない?とはっしようとしたとき、僕の声はりょうちゃんの声にかき消された。
もとき、、わかい、しんじゃった、”
泣き声と混じったりょうちゃんの声、そしてそのまさかの報告。
声が出なくて涼ちゃんの泣き声を聞くしかなかった。
道でヤンキーに絡まれてる女の子を助けた時に頭をコンクリートで殴られて倒れていたのを街の人が見つけてくれたらしい。
頭は血だらけ。意識はまだ少しあったらしい。
最後に若井が残した言葉をその人たちから聞いた涼ちゃんは、こう言った。
もときが、っす、、きっ、、って”
いままでどんなことがあっても涙は流さなかった。
流せなかった。だけど今だけは違った。
わかいがしんでしまった悲しみと傷つけてしまった自分の醜さ、殴った奴への怒り全てが目から雫として出てきた。
わかぃ、っ、”
ぼくも、わかいが、すき、、っ”
初めての感情。
すきっていうことに気づいたんだ。
君を愛せていたかわからないんだ。でも
君には愛されてたことに気づいたんだ。
神様どうか_
こんなことになる前に戻りたい。
自分の全てを捨ててでも若井を救いたい。
神様。お願いします_
その時心臓が酷く痛くなって気を失った