どうも!御伽です!
新連載 「サヨナラを告げて_」
これ…学校の国語ノートに書いてました
・ドス太
・嫌われ
・自傷あり
・今回は最初以外、敦視点です。
・BLは…ある時とない時があるので最初に知らせます
では どぞ!
_毎日、毎日、演じ続けていた。
最初はただ、苦しかった。どうやって君の言う通りの’’善い人間’’になれるのか。ずっと頭を抱えて悩んでいた。せめて’’善い人間’’のフリでもしようかなと思った。そうして私は私を偽っていたんだ。
時間が経つにつれ、それが当たり前になって、私は自然に日常に溶け込むことができた。
でも、一つ、恐れていることがあった。
それは、元の私に2度と戻れない、ということだ。
自分を偽れば偽るほど、元々の私が消されていくような感じがした。汚れた真っ黒の紙を無理やり白で塗りつぶしたかのようだった。
でも、そうしないと日常に溶け込めない。君の言う通りの人間にはなれない。そのことはとっくに承知していた。
だけど、君と安吾と私の3人でバーに行って飲みに行く時間は、唯一、私が私で私でいられる時間。あの時は、楽しかったな。
今は、もうそんな時間、無い
国木田君は煽ると面白いし、敦君は可愛い後輩で、乱歩さんは尊敬する先輩。それでも私は演じ続ける
他のみんなもいい人なんだ。いい人の筈なんだ…
気づけば私は、どんな人でも信頼することができなくなっていた。
ねぇ、織田作。なんで、私に光を見せたの?
僕は中島敦。18歳だ。孤児院を追い出され、死にかけていたところをある人に拾われた。そのおかげで、今は充実した日々を送れている。僕が所属している「武装探偵社」では…
「おっはよぉーー!!!」
「お’’おおお’’い!太宰!1時間の遅刻だ’’’’!!!」
太宰さん、今日も遅刻してるなぁ…ちなみに太宰さんは、僕を助けてくれた恩人だ。
それに、国木田さんも朝から怒鳴ってるし…
「も~、そんなに怒ってたらモテないよ??あと、怒りすぎたら視力悪くなるって!」
「な!?そうなのか??」
「えー、おーこーりーすーぎーたーら…」
国木田さん…また太宰さんの冗談うのみにしてる…
「ま、うそだけど」
「お’’おおお’’い!!!!!!」
この人たち何回喧嘩するんだろ… でも、太宰さんと国木田さんの会話聞くと、安心するな。
「あ、国木田さん、太宰さん、そういえば今日、会議があるらしいですよ。」
「え??そうなの??」
「俺は知ってた。でもこの包帯無駄遣い装置が邪魔をしただけだ」
「ひどおおおいいい!!」
「あはは…」
僕は笑って、会議室に行った
「最近、主に銃を使った組織が動いてるそうです。」
「かなり精度の良い銃を使ってるねェ」
資料を見ながら与謝野さんが言った
ガチャ
「国木田ーいるー?」
乱歩さんが帰ってきた
「あ、乱歩さん。事件解決、お疲れ様です。」
「まぁ簡単だったからねぇ~。それでね、なんか監視カメラの画像が届いたよ。」
「あ、ありがとうございます」
国木田さんは封筒をあけた
「!?」
その途端、国木田さんは言葉を失った。
「国木田さん…どうしたんです?」
隣の谷崎さんが妙に尋ねた
「こ、この画像…」
「太宰じゃないか…?」
「!?」
「見せてください!!」
太宰さん以外の社員が画像を見た。
「え…」
画像に写っているのは、被害者と思われる人物を殺した太宰さんの姿があった
僕は驚嘆した。あまりに残酷な状態だったから。
被害者の男の人は全身を刃物で刺されていて、胸のあたりが銃で撃たれていた
「太宰…さん…?」
僕は太宰さんの方を見た。ほかの社員も次々と視線を向けた
「何言ってるの…?みんな…」
「わ、私がこんなことするわけないじゃないか…」
「もしかして、疑ってるの??」
そう言った太宰さんは明らかに動揺していた。
「その…太宰さんがやったとは思いたくないんですけど、この画像、あまりに太宰さんに似ていませんか?」
賢治君も不安そうに言った
「違うッ!」
太宰さんはすぐさま否定した
「そもそも私はこの時間、寮で寝ているよ…」
「きっと…別の人だ…」
「ふざけるなッ!!!」
その時、国木田さんが大きな声を張り上げた
「嘘をついていたんだな…」
それに続き、与謝野さんも、
「まさか、こんな近くに裏切り者がいたなんてねェ、太宰。」
「ほんとうに…最低ですよ?太宰さん」
「僕たちは…信用してたのに…」
「あなたは人殺し…」
次々と社員が罵詈雑言を投げつける
「だから、私じゃないって…!」
またもや否定する太宰さん。この時、僕は怒りがわいてきた。そして、
「太宰さん!いつまで否定するんですか!?あなたは、今まで嘘を重ねて、騙していたんですよね!?」
僕は、今まであげたことのない程の大きさで太宰さんを責めた
「何…を言っているんだい?敦君…」
いつも笑っている太宰さんだけど、今は笑顔もこわばり、震えていた
「私じゃないですよねッ!乱歩さん…!」
太宰さんは、最後の頼みとして乱歩さんを頼った。
でも、
「太宰。お前はもう二度と探偵社に入るな。」
乱歩さんの冷静な声が響き、騒がしかった会議室は静寂にのまれた
「は…ッ?、う、そ…乱歩さん、まで?」
太宰さんは驚愕していた。そりゃあそうだ。乱歩さんはたった一瞬で事件を解決してしまう世界一の名探偵だからだ。
僕も、普段は聞かない、冷徹な声に驚いた。
「全ての探偵社員が、太宰の追放に賛同しているぞ。」
社長は憤怒の形相だった。社長の出す雰囲気は、誰も近寄ることのできない程、恐ろしかった
「ッ!」
「太宰、お前は今日をもって探偵社をやめろ。」
「!」
太宰さんは驚いているが、ほかのみんなは’’納得’’といった顔をしている
「分かり、ました…」
太宰さんはそう言って、会議室を後にした。去っていく太宰さんの後姿は、ただ、悲しかった。
この時、否、前に気づいておけばよかった。
日常で隠された深い闇を___
もう、楽しそうにしている太宰さんを見ることができないことを___
1話目でしたー!!
どうだったかな??うん。下手だったよね、知ってる
最近、今まで以上にテラーにはまってて、
私の憧れの投稿主様達に少しでも近づきたいと思っています!!!
2話目もすぐ出すと思います!
えー、じゃあ♡200で出そうかな…
ごめんなさい、欲張りですよね…
♡、フォロー、コメントお願いします!
では次のお話で!
ばいばい!
コメント
8件
言葉選びといい表現力といい全てが 神がかってる✨! どうしよ、御伽ちゃんがどんどん成長 し続けてる、抜かされてる…!! ♡200でいいの?連打してくる