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るい。
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くらげねこ。
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#塩レモン
みーこ
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無ジシャン
20
said💙
💙「………ッん、あ…」
窓から刺す光で起きた。
…俺こういう光嫌いやねん。真っ暗で寝たいからさ。
…ッあ、仁人ッ、仁人、どこ…?
部屋を見渡してもどこにもいなかった。
まあ、もう朝だし仕方ないか…
とりまナースコールで先生呼ばなきゃ…
-——————————————————
『………塩﨑さん?』
💙「…ッえっとお、、、」
『この光景2回目ですよ。』
💙「…しょーがないですよ!!守りたい人が目の前にいたんですから!!」
『…そうだとしても無茶はだめですよ。それに短期間すぎます。』
💙「…すみません。」
『………はぁ。今、後遺症も残らずに生きているのが奇跡なんです。』
💙「はい。」
『…それに、付き添いの方ものすごい心配されてましたよ。』
💙「…ッ!そうです先生!!仁人はッ?仁人は大丈夫なんですかッ?」
『……怪我は何一つなかったですよ。』
💙「…よかったあ。」
『…ですが、吉田さんは今この病院に入院しています。』
💙「…ッえ。」
…俺、仁人のこと守りきれなかったのかな。いやでもさっき【怪我】はないっていってたよね。
…どういうこと?
『塩﨑さんが治療してる間に、吉田さん過呼吸で倒れてしまって。』
💙「……ッえ。な、んで?」
『トラウマによるものです。吉田さんはそれが重症化し、[急性ストレス障害]と診断しました。』
💙「……ッッ、それ、は、なんの不安があったからですかッ?」
『…カウンセリングを行なって、吉田さんが話していたことを引用すると……』
-——————————————————
said医師(カウンセリング時)
『それではカウンセリングを行なっていきますね。』
💛「…はい。」
『まず、今の症状を話すことはできますか?』
💛「……さっきからずっと、事故のことを思い出します。太智が庇ってくれた音と、温もりと、そのすべてをおもいだして、辛くて、苦しいです。あとは、さっきから情緒がおかしい気がします。」
『……色々なことを話してくれてありがとうございます。…もう一つだけ質問しますね。さっきの過呼吸ですが、どうして起こったかわかりますか?』
💛「……ッあ、えっと」
『答えたくないなら全然大丈夫です。無理して答えなくていいですよ。』
💛「…はい。」
『一旦違うことをお話しますか?』
💛「…いえ。大丈夫、です。」
『……ゆっくりで、大丈夫ですよ。』
💛「……俺がいなければ、太智はもっと幸せに生きれたんじゃないかって。ほんとは俺なんかいないほうがいいんじゃないかって思ったらッ、、、怖くて。俺は太智の厄病神なんじゃないかって。」
💛「…ッ、ゴホッ、ハヒュッ」
『…!大丈夫ですよ。大丈夫大丈夫。』
ギュッ
💛「……!ゴホッ、ハッ」
……だいぶ重症だな。フラッシュバックして、短期間で過呼吸になってる。
…これはこのまま返すと自分の命を自分で殺めてもおかしくない。
『…吉田さん。』
💛「…ッあ、ゴホッ、は、い。」
『…………入院しましょう。』
💛「…ッえ。」
💛「…ッいや、ですッ!俺仕事もありますし、これ以上もう迷惑かけるにはッッ」
『……仕事が大事なのは分かります。ですが、その状況だとまたここに戻ってきてしまいます。』
💛「ッ、でもッッ」
『…吉田さん、あなたは急性ストレス障害です。』
💛「…なんですか、それ。」
『トラウマがフラッシュバックしてしまったり、情緒が自分でコントロールしにくくなったりします。』
💛「…入院は強制ですか。」
『急性ストレスじゃあで入院する方は少ないのですが、吉田さんは入院するべきだと思います。』
💛「…仕事は?」
『結局家に帰ってもドクターストップで仕事は休養してもらいます。』
💛「…………じゃあ、入院します。太智もいるし。」
『分かりました。病室はまたあとで案内します。…塩﨑さんのとこへ戻りましょうか。』
💛「………は、い。」
-——————————————————
said💙
………ッえ仁人が僕のせいで入院したの?僕が[守った]から?僕が守ったせいでッ仁人は急性ストレス障害になっちゃったの?
僕のせいで?
俺ッ仁人にタヒんでほしくなくてッ!やっと記憶を戻して、あんな顔させちゃった仁人に謝りたくてッ、それでッ、それでッッ!!
「お誕生日おめでとう」ってッ!!
遅くなっちゃってごめんねってッ!!
いつもは言わないこと言って、感謝伝えてッ!!仁人にプレゼント渡してさぁッッ!!
ありがとうってッ!!そう、言われたいだけなのにッ!
…俺今度仁人に会ったら、今仁人に思ってる特別な気持ちを伝えようとしてたのに。
みんなと仁人に感じる「好き」は違うんだよって。
俺にとって仁人はずっと特別で仕方ないんだよって。
…そう伝えたいはずなのに。
神様はいつも僕たちに大きな壁を作る。
超えても超えても大きな壁が立ちはだかる。
俺はただ仁人に想いを伝えたいだけなのに。
僕がだめだめで仁人に迷惑かけてばっかりだからいけないのかなッ!もしかして守ったときも余計なお節介だったのかな。
💙「…ッあ、先生ッ!!」
無意識に呼んでしまった。
💙「…仁人には会えないんですかッ?」
今僕が仁人に会う資格などないはずなのに。自分の欲望に抗えなかった。
『…吉田さん、ですか。』
💙「…ッ!ごめんなさい無理言って。」
『いえ。吉田さんも塩﨑さんに会って回復するかもな…ボソッ』
💙「…なにか、いいました?」
『いやいや。いいですよ。吉田さんと面会しましょうか。吉田さんと塩﨑さんどちらも体調が良かったらしましょう。』
💙「…いいんですか?」
『はい。吉田さんずっと心配してましたし、まだ報告していないので。』
💙「ありがとうございます!!」
仁人の心も身体もぼろぼろにさせてしまった。償いに行きたい。
…伝えたい想い、話したら迷惑、かな。嫌がるかな。…拒絶、されるかな。
心臓バクバクして音聞こえるや。
…伝えたい想いはまだしまっておこうかな。これ以上迷惑かけたくない。
俺のせいでトラウマを作ってしまった。
ならば。
今に伝えたい想いを伝えさせて。仁人。
コメント
1件
読了しました。16話、めちゃくちゃ重かったです……。 太智が「守った」ことで仁人にトラウマを負わせてしまった、という構造が切なすぎる。お互いを想うほどにすれ違う、このもどかしさ。特にカウンセリングでの仁人の「俺がいなければ太智はもっと幸せに」という自己否定が胸に刺さりました。そして太智の「伝えたい想いはまだしまっておこう」という選択——自分の気持ちより相手を優先するところが、二人の似た者同士感を強めていて……。 「神様はいつも僕たちに大きな壁を作る」という一文が、この物語の根っこの痛みを象徴しているようで、じんわり来ました。次が気になります。