テラーノベル
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気まぐれな恋人は、予告なしにふらっとやってくる。
もちろん、宮舘がいるのを知ってるからくる。
そして、晩ご飯を食べ愛し合って眠る。
宮舘ーこんな綺麗な恋人嬉しい。
渡辺ー・・。
宮舘ー優しかったらもっと嬉しい。
渡辺ー・・。
宮舘ーもっと会いたい。
渡辺ーさっきから何言ってる?
宮舘ーごめん、起きちゃった?
渡辺ー俺が綺麗だから一緒にいるのか?
宮舘ーごめん。
渡辺ーもっと会いたいってどれくらい?
宮舘ーごめん、今で充分です。
渡辺ーお前から離れないから待ってろ。
宮舘ー翔太・・。
渡辺ー寝ろ。
宮舘ーん、おやすみ。
渡辺ーん。
眠る渡辺の頬にキスして宮舘も眠る。
本当は、目黒と色んな話をしているのも分かってる。
仲良しなんだから、きっと話してる。
でも、知らないふりをしている。
問い詰めたら逃げて行く。
離れないからと言ってくれた。
それだけでも充分だ。
宮舘ーおはよう。
渡辺ーん〜おはよ。
宮舘ー食べれる?
渡辺ーおにぎり。
宮舘ーすぐ作るね。
渡辺ー味噌汁も。
宮舘ー分かってる。
渡辺はベッドの中で反省している。
宮舘を不安にさせてる。
自分の言動で一喜一憂する宮舘。
もう少し優しくしてほしいだろう。
照れくさくて出来ないだけ。
宮舘ー翔太、起きて?
渡辺ーん、起こして。
宮舘ーもう!
渡辺ーすぐ怒る。
宮舘ー怒ってません。
渡辺ー甘えたら怒るくせに、優しくしてほしい?
宮舘ーもう言いません。
渡辺ーほら、起こして?
宮舘ーはい。
洗面所に向かう渡辺。
「早くね」と声をかける。
おにぎりを美味しそうに食べる。
宮舘ー目黒と何話してもいいけど、あんまり恥ずかしい事言わないでね。
渡辺ー急にどうした?
宮舘ーもう言いません。
渡辺ー何を?
宮舘ー目黒が大事な友達だって分かるから。
渡辺ーふ〜ん。
宮舘ーもう日記書かないし。
渡辺ーなんだ、書けよ。
宮舘ーまた見るじゃん。
渡辺ーお前の気持ちが知れて、楽しい。
宮舘ー・・。
渡辺ー続き書けよ。
宮舘ーん。
また読まれてしまうし、目黒に言ってしまうだろう。
それでも渡辺が書けよと言う。
愛の告白で埋め尽くしてやろうか。
宮舘は渡辺に宛てた手紙を書こうかと思う。
「ゆり組」からの長い歴史。
これから先の方が長い。
愛を伝えたい。
溢れる気持ちを伝えたい。
読んでくれるのが楽しみになった。
覚悟して読んでね、と思う宮舘。
どんな顔して読むだろう?
こっそり見てようか?
ペンを走らせながら笑うのだ。
完
コメント
13件
最後はちょっと上手に立つ舘さん❤️