最近暑さがマシになってきましたねぇ。
作者は布団と毛布が好き過ぎるのでさっさと毛布にくるまって寝れる季節になっていただきたい。
まぁせっかく夏だし夏らしい小説1つくらい書いとくかって事でciemです。
ci君はメンカラと良いヘアカラーと良い爽やかさが凄いですよね。
では、どうぞ……
ciem【オレンジ色の下で】
ギラギラと太陽が照りつける、嫌になってしまいそうな暑さの中
陽に照らされキラキラと輝く想い人を見つけ、一目散に駆け出した。
「エミさ〜ん!」
「おや、チーノ君」
麦わら帽子を被り微笑む彼に顔が熱くなるけど、今は走ってきたからだって言い訳ができるから、その柔らかい笑顔を目に焼きつける。
「帽子も無しに出てきたん?熱中症なってまうよ?」
「だってエミさんが見えたんやもん」
「もー」
そう言ってエミさんは水で濡れたタオルを渡してくれた。
少しひんやりしていて心地いい
「そいやエミさんは何しとったん?」
「花壇の水やりです。ひとらんさん、昨日から外交なので頼まれてたんですよ。やっぱりこの季節は植物にとっても厳しいですからねぇ……よいしょ」
「へぇ〜…あ、お隣失礼しま〜す」
「あぁ、ひとらんさんと言えば」
一段落したのか木陰に入り芝生に腰を下ろしたエミさんの横に座ると、ふとした様に話し出した。
「チーノ君、太陽って何色に見えますか?」
「えっ?なに急に…白にしか見えんけど」
「んふふ…私もですよ。でもひとらんさんの祖国では、ほとんどの人が太陽を赤やオレンジで表現するそうです」
「えぇ!?そうなん!?…ナンデ?」
「詳しい起源や理由は解明されていませんが、恐らくその国独自の文化や人種による感覚の違いが関係していると言われていますね。」
やっぱりエミさんは賢いなぁ…
と言うか、オレンジって
「俺の色って、太陽の色やったんやなぁ」
「あぁ、確かに!チーノ君はオレンジ色ですもんね」
「はぇ〜…なんか壮大やなぁ」
「ふふ…でもチーノ君はいつも明るくてニコニコしてますもんね。たしかに、太陽みたい」
どうしてこの人はこんな事をサラッと言えてしまうのか。コレが完全に無自覚なのが更にタチが悪いんだ。
せっかく引いてきた顔の熱が、また一気に押し寄せる。
「……そういうとこやで、エミさん」
「ええぇ…なんでぇ……?」
心底不思議そうな腑抜けた声に、少しムッとしてしまう。本当にわかってないんだろうなこの人
あんなにアプローチしてんのに気づかんだけあるわ
(気づいてくれへんかなぁ……)
俺よりも年上なんだしさぁ……童貞やけど
「そろそろ戻りますか?」
「…んや、もうちょいこのまま」
俺は想い焦がれる人の隣でただ1人
オレンジ色の太陽の下で
静かに夜明けを待っていた
はい何となく察してはいましたがスランプ気味ですねぇ…ネタが湧かねぇ……
世の中の同士達はどうやってあんな素晴らしいネタを出しているのでしょうか。
なおかつそれを言語化する力を持っているのでしょう……
ではまた、次の作品で……
コメント
2件
四流しかあまり読まないけどciemもいいですね!