テラーノベル
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御本人様には一切関係ございません!
fkrさんside
sgiさんとkwmrが買い物に行った後、sgiさんの様子に関することで気になることがあって、trskに聞こうと部屋に行った。そして、前に話していたsgiさんへの疑惑について詳しく聞こうとした。
だけど、trskは「なんのことですか?疑惑?」と、その話をしたこと…いや、そもそもsgiさんに対する疑惑が消えていた。
fk「……だ、だって…trskが言ってたんだよ?sgiさんを探ってるって…”あの訛り…この国のものじゃない”って…スパイとは思っていないけど、何かあるって…」
tr「……言ったっけ?」
trskはそんな忘れやすい人じゃない。そんなの何年もいたから分かってる。つまり、記憶がないのは…外部から何かされた?
fk「(記憶を消す魔法…?存在はするだろうけど…かなり難しいような…)」
それも、その人の全ての記憶を消すならともかく、その記憶だけを狙って消している…他の記憶は一切消すことなく…なんてそんな高度な魔法…
“虚空の封“……
fk「!?(な、何今の声……というか、魔法を唱えてた…?)」
でも……なんだろう。初めて聞いた魔法のはずなのに……どこかで聞いたことがあるような…
"俺に……と…”
“離せっ…!”
“……に……なぁっ!!”
fk「っ…!?」
な、何今の…誰なの…?
tr「fkrさん!?大丈夫!?」
fk「う、うん……大丈夫。」
なんでだろう…誰かの声が頭の中で響いているのに…全然思い出せない…その時何があったのか、全く分からない…。
tr「…ちょっと休みます?」
fk「ううん、大丈夫。…それより、trskは本当に覚えてないの?」
tr「…言われてみれば…探している際に誰かの話したような…あれ?でも……うーん…なんかモヤがかかったみたいで思い出せない…」
モヤがかかった…記憶がなくなったというよりは、思い出せないようにしてるって感じかな…?ただ、どんな魔法が使われたか分かっていないから無闇に思い出させるのは危ないかもしれない。気になるけど…詮索はやめておこう。
fk「…そっか。ありがとう。俺が言ったことは、特に気にしないで。」
tr「?…はい。」
fk「じゃあ、研究頑張って。お邪魔しました。」
(廊下にて)
記憶を消せる魔法…それも一部だけ綺麗になんて、かなり高度な魔法…そんな魔法を扱えるのは、上級魔法使いくらい…そして…
fk「(…一部の記憶…つまり、sgiさんに対する疑惑の記憶を消して得をするのは…)」
そんなの、ただ1人。sgiさんだけ。確かにsgiさんはかなり難しい魔法を一部使えるけど、それでも苦手な魔法だってある。優秀な人なのには間違いないけど、そんなことできる訳…
sg「あれ、fkr?」
fk「!sgi、さん…?」
前から歩いてきたsgiさんは、両手でお盆を持っていた。そこには湯気がでるマグカップが乗っていた。その近くには、お菓子もあった。この甘い匂い…ココアかな?
sg「なになに、幽霊でも見た顔して。」
fk「…。」
sg「fkr?大丈夫?」
…眉を八の字に下げて心配そうな顔で聞いてくるその姿を見ると、どうしても聞けなかった。思えなかった。sgiさんに秘密があるんじゃ、ということ…trskの記憶について…
fk「…sgiさんは………ずっと俺たちの仲間?」
sg「っ!…うん。永遠なんて、ないけどね。」
悲しそうな顔でそう言うと、早歩きで横を通り過ぎていった。
fk「…永遠なんて、ない……か。」
trskさんside
さっきのfkrさんの発言…気になるなぁ。 なんか、sgiさんが怪しいだとか、疑惑がとか…なんだったんだろう…
tr「……うーん…」
コンコン
tr「ん?どうぞー。」
sg「tr〜。」
tr「s、sgiさん!?」
sg「なんやねん、trもfkrも幽霊見たみたいな反応して…」
そりゃ、あなたに関する話してたからねぇ…なんて言えないけど。
sg「疲れるやろ?ほい、ココア。と、お菓子。」
tr「!ありがとうございます!」
ちょっと疲れてたから、ありがたいなぁ。
tr「…ん?」
なんだか、甘さがいつもと違う?
sg「お、気づいた?」
tr「…何かココアの甘さが優しくなっているというか…」
sg「おぉ!鋭いな。砂糖の代わりに蜂蜜入れたの。蜂蜜は疲労回復を助けるビタミンとかも含まれてるからさ。」
tr「ありがとうございます!頑張りますね!」
sg「俺は違うの研究しようと思うけど、大丈夫?」
tr「うーん…いざという時は頼っていい?」
sg「もちろん!じゃ、その時は呼んでや。無茶は駄目やで。無茶したらまた叱りに行くからな〜?」
tr「ふふっ、はーい。」
ガチャン
tr「…ほんと、優しいなぁ。」
…怪しい…かぁ…確かにさっき模擬戦やった後の会話は変だなぁとは思ったけど…考えすぎだよね。
sgiさんside
“sgiさんは、ずっと俺たちの仲間?”
sg「…うんって言っちゃったな…俺はやっぱり、そうしたいんやな…」
…正直、仲間でいたいな。赦されるのなら、ずっとずっと、このまま……
そう思うのを許さないと言うかのように、あの嫌いな声がまた聞こえた。
“今日から貴様はクレル・レドーラ”
“人の心など捨てろ”
“………を……………なければな”
sg「あぐっ…!うるさい声やな……」
…俺が小さい頃のアレが、今更またくるなんてな…
sg「…はよ自室に戻ろ……」
(自室にて)
sg「……えっ…?」
机にあった小さな手鏡をしまい忘れていたと気づいて、手を伸ばし近づけた時…俺の姿が映った。それまでは何も不思議じゃない。ただ…そこに映った俺の目が問題だった。
sg「……な…なんで……赤いんや…お、俺はっ…だって…!!」
俺の青い目は、片方だけ光のない赤い目になっていて、もう片方も、青い目と赤い目が混ざったような色だった。
sg「だ、だって……赤い目の時の俺の姿は……何が起きてるんや…!」
もしかして…アレが…?
sg「……みんなとずっといたいなんて赦されない我儘なんていうからバチが当たったんかなぁ…」
…あぁ……神様なんて、いないと思ってるけど……もしもいるのなら…赦されるのなら…
“このままずっと、みんなと一緒にいたいなぁ”
???side
バルタ「そろそろか…」
アルド「……バルタザーズ様、本当に実行なさるのですか?そんなことをすれば、今以上の国民からの反乱は免れません。」
バルタ「はっ…国民からの反乱だと?そんなものどもは、牢獄に入れてしまえばいい。恐怖による政治こそが全て。Q国のように自由で笑っているような政治では、人の心に欲が生まれる。その欲はどんどん増幅し、いつしか反乱以上の問題になるだろう。そんな政治ではいけない。国民を従わせるためには恐怖が1番だ。」
アルド「……クレルも呼びますか?」
バルタ「あぁ…奴も私の考えを肯定し、活躍してくれることだろう…くくくっ…あーっはっはっはっはっ!!」
続く
短くてすみません。
閲覧ありがとうございました!
コメント
3件
第19話、読みました!「物語のピースは揃い出す」というタイトル通り、fkrさんの疑念、trskさんの無意識の記憶の欠落、そしてsgiさんの秘密が少しずつ繋がっていく感じがすごく良かったです。特にsgiさんが蜂蜜入りのココアを持ってきてくれる優しさと、その後自室で自分の目の色の変化に気づく場面のギャップが切なくて…。あの「みんなとずっといたいなぁ」という祈りが、どうしても許されないことのように感じているsgiさんの内面が胸に刺さりました。続きが気になります!
1,194
#QKBL
靄
51
雨音♪
211