ー校門前ー
太宰「中也まだかなぁ〜…一緒に帰るって決めたのに…」
中也「太宰ー!」
太宰「ん?中也ー、遅いよーって…はぁ!?」
太宰「なんだその格好……!」
(中也、制服の上からボロボロのジャケットと、片方だけ血が滲んだ包帯)
中也「ん?何が?」
太宰「何がって……また殴り合って来たでしょ!?血だらけじゃん!!💦」
中也「ん〜、ちょっと相手が強くてな…」
太宰「ちょっと!?ちょっとじゃねぇだろ!!!」💢
中也「別に大したことねぇし…」フンッ
太宰「“別に大したことない”って……君、天下無双の赤髪がまた喧嘩して帰ってきたとか、学校中に報告されるレベルだよ!?」
中也「別にいいだろ、俺の仕事だし」
太宰「仕事って……中也の“天下取る宣言”はまだ有効なのかよ!!」
中也「当然だ。天下は譲れねぇ」キリッ✨
太宰「譲るのはケガと先生への呼び出しだけで十分だよぉ〜」
(太宰、思わず頭を抱える)
太宰「もうさ、帰ろ?家に着くまで僕が護衛してあげるから」
中也「……ん、悪くねぇな」ニヤッ
太宰「ふふ、やっぱり僕の幼馴染は可愛いなぁ……って思った?」
中也「思ってねぇ!!////」
太宰「うんうん、顔赤い赤い♡」
中也「うるせぇぇぇぇぇ!!!!!」
太宰「やっぱり可愛いなぁ〜♡」ニコッ
ーー校門前の帰り道ーー
太宰「さぁ、中也、今日はもう何も起きないはず……」
中也「うるせぇ、安心させんなよ」
(突然、背後から不良Cと不良Dが現れる)
不良C「おう、噂の赤髪か?暇そうだな」
不良D「ちょっと遊んでやろうぜ」
中也「……あー、来たか」ニヤッ✨
太宰「……やっぱりな」
中也「太宰、ちょっと後ろに下がってろ」
太宰「えっ?僕は?」
中也「危ないから!でも、見とけ、天下無双の俺の力を!!」
(中也、全力で不良たちに駆け寄る💨)
ドゴッ!バキッ!バッ!💥
不良C「うわっ!?赤髪やべぇ!!」
不良D「俺、もうダメかも……!」
太宰「はぁ〜……もうやめてくれぇ……」
中也「まだまだ!!!」
太宰「まだまだって、誰も立ってないよ!終わったって!」
(不良たち、戦意喪失して逃走🏃💨)
中也「ふぅ……やっぱ面白ぇな、全力でぶつかるの」ニヤリ
太宰「面白いかもしれないけど、僕の心臓はもう限界だ……」
中也「おう、褒めてくれたな?」
太宰「いや、褒めてないよ!怖かったんだよ!?」
中也「まぁいい、今日は俺の天下だ」キリッ✨
太宰「……うん、今日も赤面ゲットおめでとう」ニコッ
中也「はぁ?!////」
太宰「いや〜、幼馴染の赤髪無双は今日も無敵だね♡」







