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No.1ホストのお気に入り。（fwkz）

第16話 - お酒と路地裏。

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2025年07月11日

#fwkz

#ふわ葛

#葛葉受け

#にじさんじBL

#不破湊

#葛葉

きい。

注意事項

本番は無いですが葛葉さんがモブに襲われかけます。

地雷さんや苦手な方はそっと閉じてください

この作品はご本人様と何一つ関係ありません

コメントをする際には批判ではなくアドバイスをしてください。

それでは楽しんでいってください！

葛葉さん視点。

「お疲れ様でしたー。」

ROF-MAOのメンバーに1人1人挨拶をして鞄を持つ。いつもならここでふわっちを待ってるけど今日は1人で外に出る。ふわっちは売り上げの資料を作らないといけないらしい。しかも締め切りは明後日。大変だなぁって心の底から思う。ふわっちは売り上げが常に1位だしスキンケアにヘアケアとか流行してる物とかしっかりしてるし調べてるし本当に偉い。俺もサラリーマンの時は大変だったけどホストはまた違う苦しさがある。

「ふわっちの好きな物夕飯にしようかな。」

俺はふわっちと付き合ってから料理をするようになった。今ではふわっちと同じくらい上手くなったと思う。トマトとなすが合ったから夏野菜カレーにするか。ふわっち好きだもんね。

ドン

「うわっ！すみません💦」

よそ見しててぶつかっちゃった。気をつけないとな。危ないし。

【えぇ、どこ見て歩いてんの笑？】

「すみません、考え事をしてて。」

この人怖いな、金髪だし俺より背が高いくてがたいが良い。なにより声が大きいしほんのりと酒の匂いもする。

【考え事って俺に抱かれること、とか笑？】

「えっ？何言って…！？」

いきなり腰に回された大きな手、おまけに尻あたりを揉まれて恐怖で固まってしまう。声を出さなきゃいけない。助けを求めないと、頭では分かっているのに声は出てくれない。

「やっ、、やめてくださぃ、、、」

【本当は喜んだろ？分かるよ俺、イケメンだもんねー。君、可愛いし抱いてあげるよ。良いからこっち来いって！！】

「っ！？本当にやめて💦」

ぐいっと引っ張られて人気のない路地裏まで連れてこられる。壁に押しつけられて手がミシミシと嫌な音を立てる。こいつ力強すぎだろ。男が服に手をかけてるのが見えて涙が出てくる。なんで、どうしよう。

「助けて…ふわっち、、。」

その時、電話を知らせる着信音が鳴った。

『ずはー、仕事終わったよ。』

「ふわっち！！！助けて…。触んな！やめt」

大きな声で精一杯叫ぶ。それなのに男に殴られてスマホを落としてしまった。どんどん近づいてくる男を見て俺はただ泣くことしか出来なかった。

不破湊さん視点。

『は？』

仕事が終わってかけた電話から聞こえてきたのはずはの泣き声と知らない男の怒鳴り声。そして切れる直前に聞こえた殴るような鈍い音。これが意味することは1つしかない。そう理解した瞬間冷や汗が溢れ出てくる。鞄も持たずにスマホを手に取る。ずはに電話しても繋がらない。焦りが押し寄せて必死に足を動かす。あの時に聞こえたトラックの音、あれはキャバクラのさんばかの広告。つまりはあの辺りに連れ込まれた。途中で絡んできた姫を振り払って走る。怒鳴ってしまったけど許してほしい。今はとてもじゃないけど冷静にはなれん。その時、路地裏から聞こえてきた泣き声に振り向く。

『ずは！！！！』

泣いているずはを押さえつけて服を脱がそうとしている上裸の男。ずはの服は乱れていて頬には青いあざが出来ていた。

【は？何お前、だれだよっ！？】

『ふざけんな、俺のに手出したんだ。無事では返さんからな！！！！！』

ずはの上に跨る男の胸ぐらを掴んで思いっきり殴る。血が出て相手の歯がかけた。でもそれじゃたりへん。ずはがどれだけ怖い思いしたか、あと数分でも遅かったら想像するだけで身の毛がよだつ。酒の匂いからして相当酔ってるこいつを殴り続ける。最初は抵抗していたのにもう動かなくなっていた。

「ふわっち！駄目だよ。死んじゃうよ…。」

『大丈夫やって、まだ死なんよ。』

「お願い…やめてｯ！！」

再び振り上げた拳をずはに掴まれて止められた。細くて華奢な手が小刻みに震えていて我に帰る。だめだ。今はずはを安心させなきゃ行けなかったのに。

『ごめんｯ！！ごめんなぁ。大丈夫、大丈夫』

震える体を抱きしめて頭を撫でる。

『怖かったな、俺もカッとなってごめんな』